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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784480017673
作品紹介・あらすじ
筑波大、東大、慶応、青山学院、立教、学習院、明治、早稲田、中央、法政の十大学の歴史を振り返り、各大学の特徴とその歩みを日本近代史のなかに位置づける。
感想・レビュー・書評
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毎年お正月の箱根駅伝は東京国際大学、中央学院大学、駿河台大学、城西大学、上武大学など、いまいち自分が知らない大学が、テレビ中継で伝統校とアナウンスされる大学と競い合うイベントとして楽しんでいます。見慣れない鮮やかなユニホームが新鮮です。一方、東京六大学野球はメンバーチェンジのない不動のチームたちのリーグ戦。まさに全試合が伝統の一戦です。今回読んだ本は、まさに六大学が全部入っている東京にある10大学のそれぞれの歴史をパラレルに並べています。慶應義塾1858年、筑波大学1872年、立教大学1874年、青山学院大学1874年、東京大学、学習院1877年、法政大学1880年、明治大学1881年、早稲田大学1882年、中央大学1885年…まさに150年の歴史を持った大学グループです。去年2022年は日本に初めて鉄道が走り、新聞が発行され、学制が制定されて150年のメモリアルイヤーでした。筑波大学の前身の師範学校も同じ年に生まれたと知り、まさに大学も日本近代化の基幹インフラだったことを認識しました。伝統校とは、単に歴史が長いだけではなく、日本の社会を形作る存在なのだと思いました。そして、スポーツ中継や、あるいは受験の偏差値ランキングでは見えない、それぞれがまったく違う存在理由を持ち、しかし、それぞれがお互いに影響しあっている歴史も感じることが出来ました。この先、激烈な少子化を迎える時代、伝統校はいかに新しくなるのか、また新鋭校はいかに伝統校になっていくのか、大学はますます大変だ!『日本の「学歴」』に続いての、たまたま読書でしたが、繋がりました。
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