丸山眞男と加藤周一 知識人の自己形成 (筑摩選書)

  • 筑摩書房 (2023年3月17日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784480017710

作品紹介・あらすじ

戦後日本を代表する知識人はいかにして生まれたのか? 出生から敗戦まで、豊富な資料とともに二人の自己形成過程を比較対照し、その思想の起源と本質に迫る。

感想・レビュー・書評

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  • 戦後民主主義を代表する二人の思想家の、おおよそ太平洋戦争の敗戦を迎えるまでのあゆみをたどっている本です。

    学生時代の丸山が、長谷川如是閑の講演を聞きにいった際に特高に捕まり、理不尽な取り調べを受けたことはよく知られています。加藤もまた、戦争へと突き進んでいった国の行く末に憂いをいだいており、非合理的な必勝の信念を説く同級生をやり込めたエピソードが『羊の歌』正・続(岩波新書)で語られています。こうした体験をもつ二人の戦前および戦中のすがたを追っているということもあり、いきおい自立した精神の持ち主が「暗い時代」をどのように生き延びたのかという観点からの記述になってしまうのは、しかたがないことなのかもしれません。

    とはいうものの、「知識人の自己形成」というサブタイトルをもつ以上、「自己形成」の部分に鋭くせまる内容を期待していたので、若干もの足りないという感想をいだいてしまいました。他方、戦後「知識人」の若き日のすがたをたどった評伝としては、おおむね満足できる内容だったように思います。

  • 東2法経図・6F開架:289.1A/Ma59y//K

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著者プロフィール

山辺 春彦 (やまべ・はるひこ):1977年生まれ。東京都立大学大学院社会科学研究科政治学専攻博士課程修了。博士(政治学)。専攻は日本政治思想史。現在、東京女子大学丸山眞男記念比較思想研究センター特任講師。編著に『近現代日本思想史 「知」の巨人100人の200冊』(平凡社新書)など。

「2023年 『丸山眞男と加藤周一 知識人の自己形成』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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