こころ

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  • 筑摩書房 (1985年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784480020154

みんなの感想まとめ

人間の内面や言葉の重みを深く探求する作品は、読者に強い印象を残します。高校の授業での読書経験を通じて、衝撃的な内容が記憶に刻まれ、再読したいという気持ちが芽生えたという声もあります。特に、昔の言葉の責...

感想・レビュー・書評

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  • 高校の授業で読んで、覚えていないところがあるが、中々に衝撃的な内容だった記憶がある。
    もう一回読んでみたい。

  • 初めてこの手の本を読みました。難しいことはわかりませんが個人的な感想として、昔は今以上に発する言葉や書き記す言葉に責任を負っているように感じる場面がいくつかあった。デジタル形式に移行したけど今でも言葉や文字で伝えることがあるが、今以上にアウトプットした言葉の重みがあったのではと感じました。

  • この小説の一部が教科書に収められていることについて賛否があるかもしれないし、今後文学が高校の授業の中でどれだけ取り扱われるかわからないところもある。

    でも、ひさびさに最初から通して読んでみて、
    やっぱり下の部分の引き込まれ方はすごいし一つ一つの言葉が先生が命をかけて書いたものである気がする。この血を浴びろと胸を裂くみたいな。

    だから、ここを踏まえて、ここを入り口に頭から読むというのは私は全然アリだと思う。
    知った上で読むと、「よそよそしい頭文字など使う気にならない」という冒頭も、よりグッとくるのだ。

    小森陽一の解説が興味深い。

  • かなり面倒くさい思考になってしまっていた先生と、どこか先生に惹かれていく私。
    今はこじらせるなんて、簡単な言葉で言い表されるけれど、先生自身もわかっていてそういう態度をとっているよう。
    先生が筆者夏目漱石とかぶる部分もある。

  • 『衝撃』『苦しい』でもまた読みたい作品です。

  • 「本当の愛は宗教心とそう違ったものでないという事を固く信じているのです。」

    「私はただ人間の罪というものを深く感じたのです。・・・。私は仕方がないから、死んだ気で生きて行こうと決心しました。」

    先生の奥さんに対する深い愛が,この作品の救いな気がする。
    それが波瀾も曲折もない単調な生活を続けてきた先生の内面であった苦しい戦争をうんだとしても。

  • 「先生」は、「自分の世界で生きている人」だなと感じた。他人を見ているようではあるが、それは自分の世界の窓から見ているだけで、決して自分の世界から出ない人。また、自己否定的な言葉を発するけれども、同時に他者のことも見下している人(他者への見下しは自己否定に起因しているのだろうが)。

    そんな「先生」が、なぜ「私」には心を開いたのだろうか。
    おそらく、「私」が「先生」の卑屈さに言及しなかったためではないかと思った。
    自傷行為をする人に対して、「そんなことしないで」と言うのは良くないと聞いたことがある。冷静に淡々と、でも丁寧に手当てをすることが大切なのだそうだ。
    それと似たように、「先生」の卑屈な発言を否定せず、それもその人として受け入れ接したことで、徐々に警戒心が薄れていったのではないか。

    もしかしたら、「先生」がこの世を去り、「私」は「先生」を救えなかったと罪悪感を感じるかもしれない。でも、これが「先生」が他者に心を開ける最高値で、そこへの到達は「私」によってでないとできなかったことだと思った。

  • 若い書生である「私」と謎めいた「先生」との交流を語る1部、「私」と両親について語られる2部、「先生」から「私」に向けた手紙の3部で、人間の孤独や罪、愛情と信頼の揺らぎを描く近代文学の代表作。
    1冊くらいはしっかり夏目漱石読むか、と購入。(思い出せないほど以前に「吾輩は猫である」も読んだ気はするが)
    尊敬する謎めいた上司が数名いるので1部、両親との会話の2部は自己投影して感情移入しやすく楽しく読めた。ただボリュームゾーンである3部は暗い話が続くのでやや疲弊して刺さらず。
    表紙の袖部分に記載されているあらすじが壮大なネタバレになっていて萎えてしまった部分も大きかった。

  • 苦しい、Kの気持ちや生き方を思うととても苦しい。人間の狡さを、強く思い出させられるお話だった。学生ぶりに久しぶりに読了!狡さと罪悪感と、人間はなんて弱いのだろうと思った。

  • 目の前の欲に眩んで、私も先生がとったらような行動に進んでいってしまうかもしれないと思った。
    それくらい人間のこころの弱さが強く表現されている作品だと思った。

    時間を空けてもう一度読みたい作品だと思う。

  • 部屋を整理して出て来て、高校の授業以来なんとなく読み直した
    改めてこれが明治時代に書かれたとは思えない、、
    (言葉遣いや時代背景は別として)
    遺書部分からは一気に読めた
    女とはこう考えるみたいな、当時はきっと当たり前であった思想にはうっときたけど、やはり面白かった

  • 高校の現代文の授業で読んで以来の再読。
    誰がいいとか、誰が悪いとかはないけど先生はずるいなって思った。
    前半部分の「私」が結構厚かましくて、先生はよくこんな人の相手してたなと思った。

  • 名著。

    嫉妬心。恋。
    人を狂わせるというかもやもやさせるというか何かひっかかる部分は上記なのかなと思ったり。

    教科書にも載っていたり、テストに出たりのこころですが、やっぱり全て読んでほしい作品。

  • もっと気楽に生きろよ。

  • 初めて読んだときの衝動

  • 高校の国語の教科書で出会って以来、おそらく8回くらい買い直しています。何度でも読みたくなります。「向上心のないやつはバカだ」という言葉は年を重ねれば重ねるほどにぐいぐい私のハートを貫いてきます。あらすじがわかっていても、なお、読みたくなるってのがホントの名著なんだと思うんです。私がはじめて出会った名著がこの「こころ」でした。

  • 後期三部作のラスト。 かなり昔に読んだこの作品は、あらすじは把握していたが、恐らく読後の印象は前と変わらないと思う。
    夏目漱石は、わりと衝撃的な事件を織り込む作家で、同じ時代の他の作家とは違うんだなと改めて思った。こころ、然り、虞美人草、然り。淡々と物語を進行していく中で突発的に事件勃発するあたりなんかは、あの時代の作家に見られない作風じゃないかなと。
    やっぱり近代文学の巨匠なんだろうな。

    先生の告白は、時を経て読んでも、苦しくて、悲しくて、切ない。Kのこころも、先生のこころも、ただひたすら切なくて、歳をとった現在の自分のこころを容赦無く揺さぶる。 また読もうと思った。
    何度も読みたい、稀有な作家だ。

  • 初めてちゃんと読んだ小説!ここから読者人生が始まった!!

  • よくある通り、下だけは読んだことがあった。その時も素晴らしい作品だと思ったが、一冊ちゃんと読んでみると、予想以上のすごさであった。

  • 課題図書として出されました。

    読んでもあまり共感できないというか、

    ただ長くて読むのが大変だった印象です。

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著者プロフィール

1867(慶応3)年、江戸牛込馬場下(現在の新宿区喜久井町)にて誕生。帝国大学英文科卒。松山中学、五高等で英語を教え、英国に留学。帰国後、一高、東大で教鞭をとる。1905(明治38)年、『吾輩は猫である』を発表。翌年、『坊っちゃん』『草枕』など次々と話題作を発表。1907年、新聞社に入社して創作に専念。『三四郎』『それから』『行人』『こころ』等、日本文学史に輝く数々の傑作を著した。最後の大作『明暗』執筆中に胃潰瘍が悪化し永眠。享年50。

「2021年 『夏目漱石大活字本シリーズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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