食物漫遊記 (ちくま文庫 た 1-1)

著者 :
  • 筑摩書房
3.72
  • (5)
  • (9)
  • (10)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 79
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480020215

作品紹介・あらすじ

画にかいた餅を食べる話、辿りつけない料理屋の話、鯨飲馬食と断食絶食の話、人を食い人に食われる話など、食物をめぐって人びとが演じる滑稽譚、怪異譚のかずかず。エンサイクロペディストによる、ひと味ちがう美味随筆。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • [ 内容 ]
    画にかいた餅を食べる話、辿りつけない料理屋の話、鯨飲馬食と断食絶食の話、人を食い人に食われる話など、食物をめぐって人びとが演じる滑稽譚、怪異譚のかずかず。
    エンサイクロペディストによる、ひと味ちがう美味随筆。

    [ 目次 ]
    嘘ばっかり
    絶対の探求―岡山の焼鳥
    一品大盛りの味―尾道のママカリ
    狐の嫁入り―愛宕下の豆腐
    薬喰は禁物―横浜の牛肉
    画餅を食う話―駒込の洋食
    気違いお茶会―麻布の紅茶
    飢えを見せる人―雑司ヶ谷の料理店
    食うか食われるか―フライブルクのアラブ・パン
    天どん物語―蒲田の天どん
    笑食会ふたたび―鎌倉のきのこ
    幻の料理―向島のどぜう
    東は東、西は西―銚子の亀甲万
    市場のユートピア―築地のうどん
    家の中のロビンソン・クルーソー

    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  • テンポ良く多彩な言い回しで、ところどころくすっと笑わずにはいられない愉快な筆者の昔の記憶が、食べ物のある風景を交えて小話として綴られている。様々な作家の言葉が其処此処に引用されているのも、また興味をそそられるところです。
    非常に面白い。愛すべき小生意気な姿が、読み手を虜にさせますよ。

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

種村 季弘(たねむら・すえひろ):1933-2004年。東京都生まれ。東京大学文学部卒業。ドイツ文学者。該博な知識人として文学、美術、映画から魔術、神秘学にいたるまで多彩なジャンルにわたり執筆活動を展開した。著書に『ビンゲンのヒルデガルトの世界』(芸術選奨文部大臣賞、斎藤緑雨賞受賞)、『書国探検記』、『魔術的リアリズム』など、訳書に『パニッツァ全集』(全3巻)などがある。

「2024年 『種村季弘コレクション 驚異の函』 で使われていた紹介文から引用しています。」

種村季弘の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×