思考の整理学 (ちくま文庫)

著者 :
  • 筑摩書房
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本棚登録 : 20621
レビュー : 2144
  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480020475

感想・レビュー・書評

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  • * 師匠の教えようとしないものを奪い取ろうと心掛けた門人はいつのまにか自分で新しい知識,情報を習得する力をもつようになっている
    * 朝食を食べず仕事をし,朝食と注釈を兼ねてブランチ,さらに昼寝すれば朝飯前が2回になる
    * 何かを思いついたらすぐ書き留めておこう
    * 気にかかることがあって,本を読んでも脱線しがち,というときは思い切って散歩に出る.歩くのも足早に歩く.すると気分が変化し,もやもやがはれていく.
    * 書こうとしてみると自分の頭がいかに混乱しているかがわかったりすることもある.とにかく書いてみる.最後まで書ききる.
    * その第一稿をかきなおし,第二稿,...として書き直しの余地がなくなるまでやる

  • 帯びの「東大・京大」で4年連続1位!なんて大々的に書いてあったから手にとってみたけど、「スゴイ!」「目からウロコがああああ!」なんて風にはなりませんでした。
    内容は、思考の整理とは?ということについて書かれています。ですので、著者が言うように思考の整理をするには?というようなHow to本ではないので、そこらへんを期待して読んでしまうとちょっとゲンナリします。いや、それって俺のことなんですけどね(笑)
    そんななかでも、グライダーとしての優秀さと、飛行機としての優秀さは違う。ということは、「確かに・・・」と記憶に残る内容でした。

  • 工場と倉庫。人間の脳とコンピュータを言い表した表現。何かを産み出す工場としての脳、多くのものを整理するための倉庫としてのコンピュータ。記憶と再生能力でコンピュータに劣る人間としては、前者のような知的創造力が必要であるにもかかわらず欠如している現代に対しての警告と、知的創造を産み出すための思考の整理方法について書かれた一冊。この本を読んだからといって急にアイデアが湯水のように溢れ湧いてくるという訳ではないが、情報の取り扱いなど参考となるものは多々あり。また、使い古された考えではあるが、新たなアイデアを考える時、0から1を産み出すことに執着するのではなく、1と2から3を産み出すことに着目すべきとの考えがこの本にも記されていた。過去から存在しているアイデアは時の風化作用をくぐり抜け、強固なものであるが故、積極的に利用すべきとのこと。
    この本は一読で終わらず、繰り返し読み知的創造を膨らます思考の整理学に対して、著書と対話して始めて有意義なものとなるであろう。

  • 情報や考えたことをどうやってなににストックしておくか、ここ数年の悩みどころだったのだけれど、この本を読んでそのこつが少しわかった気がする。

    切り取ってスクラップし、どんどんノートに考えを書き足していくという、一見今の時代とはそぐわないような手法だけど、電子化しているかしていないかの違いだけで、根本は同じである。

    一番印象的だったのは、「本当に頭に残しておきたいものはあえてメモらない」ということ。メモると安心して忘れてしまうから。

    大学時代に読んでおきたかった。これを読んでいたら少しはまともな卒論が書けただろうなあ…

  • 面白かった!
    ベストセラー!という肩書きだけで手に取ったけど、つらつらと体験や考えが書いてあり、個人的にはエッセイを読む感覚で読めました。「わかるわ〜」って思いながら。
    自分の言いたいことが上手くまとまらず、伝わらず、どうしたらいいのかと思っていた時だったので、何かヒントを得た感じがしました。

  • 名著と呼ばれているので読んでみた。
    元はかなり古い本のようで、使われている例なんかはどうしても時代を感じてしまう。ただ、書かれている内容自体は、今読んでも納得感も高く、さすが。 とはいえ、似た本をすでに読んでいると、既知の内容もあるので、うーん、といったところ。正確にはこの本が元なのだろうけど。

    思考のネタは寝かせろとか、詰まったらとりあえず寝ろ、とか、やっばりそうなんだなーと。詰まったらとりあえず書いてみろとかも納得。実体験としてもそうだと思うし。

    ちゃんと褒めるべき、というのは、思考の観点でもそうなのかーと。人を育てたり動かしたりするテクニックとしては知ってるけど、褒めることで思考もオープンになりよい循環に、というのは、言われてみればそうだけど、考えてなかったなー。

    カードノートとかも書かれていてけど、そのあたりは個人的にはあまり響かず。これは時代のせいもありそう。アナログ管理は嫌いです。

  • ◯思考の整理学、というタイトルではあるが、途中まで読んでいて、論文の書き方の本かと思ってしまった。
    ◯しかし、読み進めるうちに、なるほど、これはそのタイトルとおり、「思考を整理し、それを通じて学ぶ」ということをテーマとして書かれていた。
    ◯当然と言えば当然であるが、この本自体も著者の理論の実践であるところが説得的で面白い。
    ◯終盤の章では、単純に思考を整理するだけでなく、また、それまでの思考の整理の過程における創造的思考でもなく、現実世界に即して創造的思考を行うことを書いているところ、思考の整理学というタイトルの終盤にふさわしい、発展的な内容で、恥ずかしい限りの感想ではあるが、さす学校の先生だと思わされた。

  • 今年一番読むのに時間がかかった本。内容的にかなり古い本だと思うけど、納得できることが詰まっていた。
    自分は、この本に書かれている通り、教えてもらうことがあたりまえになっていて、自分で調べるとしても答えそのものを見つけに行ってしまう。自分で考えて、自分で疑問を作って、考えを応用して解決するということが全然できない。徹底して古いタイプの人間であることが悔しい。この本が書かれた時代にだめだとされていたことが未だにだめなことであって、未だにこれがだめだと気づける人が少ないのは恐ろしいことだと思った。
    すぐに自分ができることは、インターネットでも、答えそのものを探すのではなく、概念やヒントから推測して自分で答えを考えることだと思う。

  • 喩えを多く使用し、抽象的な話をわかりやすくしてくれている。
    現代社会で、新入社員が指示したことしかやらないだとか自主性に関する問題はよく聞くが、それがなぜそうなったのか理解できる。
    そしてそのような引っ張ってもらわなければ飛べない“グライダー人間”でなく、エンジンを持ち自分で自由に飛ぶことができる飛行機人間になるための思考訓練を頭の体操のように紹介してくれる。

  • ものを考えるとは何か、という、学問への姿勢を説いた本。細かい章に分かれていてとても読みやすい。
    論理的な思考が苦手なので参考になるかと思い読んでみましたが、テーマは少し違うよう。ですが勉強になりました。
    何かに興味を持って、知識を得るに留まらず、拡張的・創造的な思考を持ちたい。

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著者プロフィール

お茶の水女子大学名誉教授

「2019年 『やわらかく、考える。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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