思考の整理学 (ちくま文庫)

著者 :
  • 筑摩書房
3.67
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レビュー : 2141
  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480020475

感想・レビュー・書評

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  • 外山先生の言っていることは至極明快。
    1.早起きしろ、朝の頭はリセットされていて勉強に向いている。
    2.頭の整理には忘れることが大事である。
    3.メモをとり、規則をつくって整理しろ。
    その他、日常の行動規範にかかわる様々なエッセイである。


    この本の帯にかいてあるキャッチフレーズは、
    「2年連続!!東大・京大で一番売れた本」

    こういった生き方・学び方的な本が日本のトップ大学で一番売れてしまうって大丈夫なのかと思う。
    悪い本ではなかったけど、感心した部分は一つもなかった。

  • わかりやすいとは思ったけど
    面白いと感じるには
    僕にはまだ早いかもしれない

  • この本は次女が作文の課題で使われているものですが、読み始めたら面白かったので読み通してしまいました。
    書かれた時期は今から凡そ30年前で、私が大学生の頃です。

    コンピュータが学生の間では使われ始めていますがインターネットはまだ一般的でない時代ですが、著者である外山氏は、コンピュータ時代には人はどのような姿勢で仕事をしなければいけないか等、現代にも通じる素晴らしい洞察をされています。

    思考をいかにすべきかについて、具体的にどのような場所で、どのような姿勢で行うかについてのアドバイスは役に立ちました。

    以下は気になったポイントです。

    ・人間にはグライダー能力と飛行機能力がある、受動的に知識を得るのが前者、自分でものごとを発明・発見するのが後者である(p13)

    ・知識も人間という木の咲かせた花である、花が咲くのは地下に隠れた根にも大きな組織があるから(p14)

    ・朝の頭のほうが、夜の頭よりも優秀である。夜散々てこずった仕事は、朝になってもう一度取り組んでみる(p23)

    ・いくら苦労しても、酵素を加えなければ麦はアルコールにならない。頭の中の醸造所で時間をかけるのが大事(p33)

    ・文章を作るときに優れた考えがよく浮かぶ三つの場所として、馬上・枕上・厠上(三上)がある(p37)

    ・ことばでも、流れと動きを感じるのは、ある速度で読んでいるときに限る、わかりにくいところを思い切って早く読んでみると案外分かったりする(p63)

    ・人間は意志の力だけですべてを成し遂げるのは難しい、無意識の作用に追う部分がときにはきわめて重要である。セレンティピティは、われわれにそれを教えてくれる(p71)

    ・第一次思考を、その次元にとどめていたのであれば、いつまでたっても、たんなる思いつきでしかない(p77)

    ・切り抜きをつくるときには、必ず、掲載の新聞・日付などの記入を怠らない(p81)

    ・ノートの利用価値を高めるには、見出しをまとめて、索引にしておくとよい(90)

    ・同じ問題についての本をたくさん読めば、あとになるほど読まなくてもわかる部分が多くなる。前の本と逆の考え方や知識があらわれば、諸説が分かれているとわかる(p94)

    ・思考の整理とは、いかにうまく忘れるかである。たえず在庫の知識を再点検して、すこしずつ慎重に臨時的なものを捨てていく(p127,133)

    ・思考の整理は、名詞を主とした題名ができたところで完成する(p142)

    ・気心が知れていて、しかも、なるべく縁の薄いことをしている人が集まって、現実はなれした話をすると、触媒作用による発見が期待できる、セレンディピティの着想も可能になる(p158)

    ・朝、目を覚まして起き上がるまでの時間のほうがより、良いアイデアが生まれる(p173)

    ・ものを考えるには、ほかにすることもなく、ぼんやり・あるいは是が非でも力んでいてはよくない、というのが三上の考えによっても暗示される(p174)

    ・文章上達の秘訣は、三多である、看多(多くの本を読む)、做多(多く文を作ること)、商量多(多く工夫し、推敲する)(p175)

    ・いい考えが浮かぶものとして、三中(無我夢中、散歩中、入力中)がある(p177)

    ・自分だかの「ことわざ」の世界を作り上げる、このようにすれば思考の体系をつくりあげることができる(p189)

    ・仕事をしながら、普通の行動をしながら考えたことを整理して、新しい世界をつくるのが飛行機型人間である(p196)

    ・産業革命は、機械で工場から大量の人間を追い出した変化であった、人間らしい仕事を求めて人々は事務所へ立てこもった。この状態が西欧において200年続いたが、コンピュータの登場でこの聖域はつぶれようとしている(p212)

    ・これからの人間は、機械やコンピュータのできない仕事をどれくらいよくできるかによって社会的有用性に違いが出てくる(p214)

    2014年4月6日作成

  • 3ページで一章くらいなので、電車でも手軽に読めるのは評価できる。


    ケド、読んで何も得られなかった。
    こういう系統の本って、「やらなきゃいけない事」とかは整理してまとまっているんだけれど、「どうしたらできるか」っていう点がかけてて腑に落ちない気分になる。

  • 既知のことばかりで、真新しいことはなかった。この人が言い出したことだったのか。

  • 帯に騙された本

  • 新しい発見や「なるほど」と思うようなことが書かれているが、やはりこういう本は退屈だ。
    何が学びたいことがあるときは、それに関する本を10冊ほど用意し、一気に読むと良い。重なる部分が重要な箇所だということがわかるし、だんだんスムーズに読めるようになる。とのこと。

  • グライダーよりも飛行機のほうがよいという暗黙の前提がある。誰もが創造的なんて恐ろしいことではないだろうかと少々疑問を感じる。定評ほどの感動はない。

  • 思考のとっかかりを探してたんだけど、残念ながら経験済みだったり、思いついたことのあるものだったり、ボツにしたものばかりだった。残念。

    初めて色々考え始めた人にはいいかも。具体的な事例は少なく、抽象的に包括的に書いてあるので、ぼんやり生きてきた人がいきなり読み始めるとなんのことをいってるのか分からないつまらない本だと思う。使わない人は一生使わない本。

  • 旅先で読んだ一冊だけど読んでる途中に他の事を考えてしまって内容がいまいち頭に入ってこなかった。
    ただ一つ言えることは、万人向けでは無いような気がするのだが・・・。
    まあ、人それぞれ。

  • 思考法の原液という感じ。ここから自分なりに考えて発展させていく必要があるのでは。

  • 著者の思考の整理の仕方についてまとめられています。自分の経験でも確かにそういう事もあるなと肌感覚で納得出来る部分もありますが、あくまで1人の人間の持論として参考程度に読んでみると面白いかもしれません。

  • 大学生になった時に買ったのを覚えている。3割ほど読んで「ずいぶん決めつけが激しい著者だなあ」と思ってしまい、こんな人の思想は身につけたくない!とそこで本を閉じてしまった。私も十分決めつけが激しかったと今にして思う。

  • 論文を書く学生にはいい。
    わたし欲しい日常に活かせる思考を整理したかったが、参考にならなかった。

  • ためになった部分もあったが、全般的に、著者は思い込みが激しい人だなと思いました。たまにお名前を見る方ですが、まあ、私はもうこの方の本は読まないと思います。

  • どこかで聞いたことがある話ばかりだった

  • やや現代にそぐわない記述もあるが、まだまだ参考になる。

  • 38思考の整理学 外山滋比古
    ・思考を整理する上で大切な要素が列挙され、そのあとで具体的に整理していく方法論が軽く書かれていた。
    10倍早く読める本で言うところの、
    並列処理、統合出力の分野について詳しく書かれた本だと言えるのかも。
    発酵
    寝させる
    エディターシップ

  • これまでは、情報の入力・出力ができるコンピューター的人間が求められ、学校教育もそうした人間の育成に力を入れてきたけど、これからは違う。
    自分で情報を整理し、思考化していく力を持つことが求められるようになってくる。
    想念を論理的に組み立て、実践していく能力を持った人間が、事務作業をコンピューターに依頼し、それをハンドリングしていくのが、これからのサラリーマンの働き方の1つとして、一般的になっていくだろう。

    ちなみに、あとがきに書いてあるが、この本当は、そうした遷移について記述したエッセイであり、ノウハウ、思考法について言及したものでは無い。…って、なら読まなかったよ…。その辺りの思考法とかについて、参考に読みながら考えを巡らせる、ってことをやりたかった。

  • 2015/04/27速読
    速読ゆえに、あまり内容を深く理解できなかったのかもしれない。正直、なぜここまで世間でもてはやされているのか理解できない。時代のせいなのか、学者特有のものなのか、この語り口調がなかなか伝わりづらいものである。抽象的な概念や、言葉を多用し、学者的なアカデミックなものに仕上げようとしているのだろうか。言葉や概念が難しく見えるだけで、実際の中身としてはさほどありがたいものでもなく、目新しいものでもない。それがこの時代の知識考えとしては刷新的なものであったのかもしれないが、現代ここまで持ち上げるようなものでもないように感じた。冒頭の、グライダー人間と言う概念はとてもわかりやすかったが、それだけであった。読むタイミングがもっと後だったのかもしれないし、そもそもとして自分にとっては価値のないものだったのかもしれない。

著者プロフィール

お茶の水女子大学名誉教授

「2019年 『やわらかく、考える。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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