思考の整理学 (ちくま文庫)

著者 :
  • 筑摩書房
3.67
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本棚登録 : 20645
レビュー : 2145
  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480020475

感想・レビュー・書評

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  • 【感想】
    だいぶ昔から気になっていた本だが、最近ようやく読みました。
    要点を一言で言うなら、「覚える事より考える事を重視せよ」ということでしょう。
    (「考える」という行為の材料として、「覚える」行為そのものが必要不可欠であるのは当たり前として。)

    確かに情報過多である現代において、「覚える事」(=頭を倉庫化してしまう事)の重要性は少し下がってきている風に思える。
    イノベーションを生み出す事、またそれが出来る人材こそが、これからも生き残っていけるのだろう。
    グラーダーとしての能力も磨きつつ、飛行機型人間として自力飛行が出来るように自分を成長させないといけないなと感じた。
    インプットとアウトプットにも近い意味があるなと思ったな。

    この本自体が発刊されて30年以上という事に、非常に驚いた。
    今でも同じような内容の本が多数出版されている事から考えると、近年の日本人にとって未だ解決されていない大きなテーマなんでしょうね。
    こわいこわい・・・・


    【内容まとめ】
    1.人間にはグライダー能力と飛行機能力がある。
    学校はグライダー人間の訓練所で、飛行機人間は作らない。
    例外はあるが、一般に学校教育を受けた期間が長ければ長いほど、自力飛行の能力は低下する。

    2.受動的に知識を得るのが前者、自分で物事を発明、発見するのが後者。
    勿論グライダー能力を全く欠いていては基本的知識すら習得できず、どんなミスにつながるか分からないリスクもあるが、やはり飛行機能力は必要なのである!

    3.教育を受けようとする側の心構えも必須
    受け手も受動的なだけではなく、積極的な学習意欲、「多くの事を学びたい」という積極性が必要不可欠。

    4.朝飯前
    いかにして朝飯前の時間を長くするか?
    どんなことでも言葉通り朝飯前に、早朝にすれば、さっさと片付く。朝の頭はそれだけ能率がいい。
    朝の仕事が自然なのではないか。朝飯前の仕事こそ本道を行くもので、夜に灯をつけてする仕事は自然に逆らっているのだ。

    5.カクテル
    「ひとつだけでは多すぎる。ひとつでは、すべてを奪ってしまう」
    自分だけの考え、独創的な考えで、自信を持つのは良いが、行き過ぎればやはり危険である。
    一つだけを信じ込むと、ほかのものが見えなくなってしまう。

    自分だけを特別視するのは思い上がりである。他にも優れたものはいくらでもある。

    6.触媒説
    新しいことを考えるのに、すべて自分の頭から絞り出せると思ってはならない。
    無から有を生ずる思考など滅多に起こるものではなく、すでに存在するものを結びつける事で新しいものが生まれる。

    7.情報の「メタ」化
    第一次情報をふまえて、より高度な抽象を行うこと。
    ニュースや新聞など第一次的な情報を元に、その同種を集めて整理し相互に関連づけることで「メタ化」された第二次思考が生まれる。

    整理、抽象化を高めることで、高度の思考となる。普遍性も大きくなる。

    8.つんどく法
    →「積み重ねて置いておく」という意味ではなく、「同じテーマの本を積み上げて片っ端から読む」という意味。
    有効なのが、あるテーマに沿ったものを「つんどく」して、片っ端から読み進めること。
    そうしたら、綺麗さっぱりと忘れずある程度は頭に残る。

    全部が全部覚えておくことなど不可能だ。
    短期的に詰め込んでレポートを作成し、そして忘れる。
    このサイクルが大切である。

    9.「知って蓄積すること」よりも「考えること」に重点を置くこと。
    人間が、真に人間らしくあるためには、機械の手の出ない、あるいは出しにくいことができるようでなくてはならない。
    創造性こそ、その最たるものである。


    【引用】
    思考の整理学


    p10
    ・学校はグライダー人間の訓練所で、飛行機人間は作らない。
    新しいことをするには、学校が一番。学ぶには、まず教えてくれる人が必要だ。
    これまで皆そう思ってきた。
    今の社会は、強い学校信仰ともいうべきものを持っている。そして学校の生徒は、先生と教科書に引っ張られて勉強する。自学自習という言葉こそあるが、独力で知識を得るのではない。
    いわばグライダーのようなもの、自力では飛び上がることはできない。


    p12
    いわゆる成績の良い学生ほど、この論文に手こずる。言われた通りのことをするのは得意だが、自分で考えてテーマを持てと言われるのは苦手である。
    例外はあるが、一般に学校教育を受けた期間が長ければ長いほど、自力飛行の能力は低下する。


    p13
    ・人間にはグライダー能力と飛行機能力がある。
    受動的に知識を得るのが前者、自分で物事を発明、発見するのが後者。
    勿論グライダー能力を全く欠いていては基本的知識すら習得できず、どんなミスにつながるか分からないリスクもあるが、やはり飛行機能力は必要なのである!


    p17
    教育はグライダー教育ではいけない。
    そして、教育を受けようとする側の心構えも必須である。なんとしても学問をしたいという積極性がなくては話にならない。

    昔の塾や道場はどうしたか?
    入門しても、すぐに教えるような事はしない。むしろ、教えるのを拒む。薪割りや水汲みなど、雑用をさせる。
    なぜ教えてくれないのか?と、当然不満を抱く。そしてこれが、実は学習意欲を高める役をするのである。
    教える際も一気に教えず、焦らして、学習意欲を高めて、少しずつ教える。
    陰湿のように見えるが、親切すぎないところに逆説的に相手の学習意欲を高める効果があり、ひいては飛行機能力を高める事につながる。


    p24
    ・朝飯前
    どんなことでも言葉通り朝飯前に、早朝にすれば、さっさと片付く。朝の頭はそれだけ能率がいい。
    朝の仕事が自然なのではないか。朝飯前の仕事こそ本道を行くもので、夜に灯をつけてする仕事は自然に逆らっているのだ。

    極端な話、朝食を抜けばいい。
    腹がふくれたら、どんなことをしても動くものではない。
    いかにして朝飯前の時間を長くするか?


    p42
    ・カクテル
    「ひとつだけでは多すぎる。ひとつでは、すべてを奪ってしまう」
    自分だけの考え、独創的な考えで、自信を持つのは良いが、行き過ぎればやはり危険である。
    一つだけを信じ込むと、ほかのものが見えなくなってしまう。

    自分だけを特別視するのは思い上がりである。他にも優れたものはいくらでもある。

    同じ問題について、AからDまでの説があるとする。自分が新しくX説を得たとして、これだけを尊しとして、他のすべてを削っては蛮勇に落しやすい。が、Xに最も近いB説だけを肯定しても、ただの我田引水である。
    AからDまでとXをすべて認めて、調和折衷させる事が重要である。


    p56
    ・触媒説
    新しいことを考えるのに、すべて自分の頭から絞り出せると思ってはならない。
    無から有を生ずる思考など滅多に起こるものではなく、すでに存在するものを結びつける事で新しいものが生まれる。


    p65
    ・アナロジー
    うまい説明や表現がないとき、「たとえて言えば、○○のようなものだ」といった形で、我々はたえずアナロジーの方法を用いる。

    「あの人の行動はまるでマッチポンプ」
    一方では火を付けて煽りながら、同時に他方では自分でそれを消火しようとすること。


    p74
    ・情報の「メタ」化
    第一次情報をふまえて、より高度な抽象を行うこと。
    ニュースや新聞など第一次的な情報を元に、その同種を集めて整理し相互に関連づけることで「メタ化」された第二次思考が生まれる。

    整理、抽象化を高めることで、高度の思考となる。普遍性も大きくなる。


    p91
    ・つんどく法
    →「積み重ねて置いておく」という意味ではなく、「同じテーマの本を積み上げて片っ端から読む」という意味。

    カードにしろノートにしろ、いちいち手書きにしなくてはならなく、時間も手間もかかる。
    また、せっかく書き留めたものも、全部が全部あとで使えるわけでもない。
    後々役に立つこともあるが、それは偶然に支配される。
    また、「記録した」という安心感が、忘却を促進するらしい。

    その際に有効なのが、あるテーマに沿ったものを「つんどく」して、片っ端から読み進めること。
    そうしたら、綺麗さっぱりと忘れずある程度は頭に残る。

    そもそも、字を書いているとそちらに気を取られて、内容理解がお留守になりやすい。
    もっぱら耳を傾けていた方が、話は頭に入るものである。
    また、「関心」がものを言う。興味があることはそんなに簡単に忘れない。

    かといって、全部が全部覚えておくことなど不可能だ。
    短期的に詰め込んでレポートを作成し、そして忘れる。
    このサイクルが大切である。


    p112
    ・整理
    PCなど他デバイスの出現により、人間の頭脳は「倉庫」としての役割だけでなく、知的生産をする「工場」という役割が必要になってきた。
    その際、やたらと物が入っていては作業効率低下につながるため、余計なものは処分してスペース確保をする必要が生じる。

    工場内の整理に当たるのが、「忘却」である。
    工場としての作業効率を良くするためには、忘却が必要不可欠になってくる。
    (勿論ある程度の知的材料は必要だが)頭を倉庫のようにして喜んでいてはいけない!


    p204
    ・拡散と収斂(しゅうれん)
    我々には二つの相反する能力が備わっている。
    ひとつは、与えられた情報などを改変し、そこから脱出しようという拡散的作用。
    もうひとつは、バラバラになっているものを関係づけ、まとまりに整理しようとする収斂的作用である。


    p212
    産業革命によって工場の主役は人間から機械に移り、機械に仕事を奪われた人間は、機械には手の出ない事務所の中に主要な働き場所を見つけ、サラリーマンが生まれた。
    だが、コンピューターの登場で、この聖域もまたあえなく潰れようとしている。
    「機械的」人間は早晩コンピューターに席を明け渡すという社会的な自然淘汰の法則を受けないではいられない。

    これまでの学校教育は、記憶と再生を中心とした知的訓練を行なってきた。コンピューターがなかったから、コンピューター的人間が社会でも有用だった。
    しかしコンピューターの普及が始まるこの現代において、この教育観は根本から検討し直す必要がある。

    「知って蓄積すること」よりも「考えること」に重点を置くこと。
    人間が、真に人間らしくあるためには、機械の手の出ない、あるいは出しにくいことができるようでなくてはならない。
    創造性こそ、その最たるものである。

  • 面白かった!
    ベストセラー!という肩書きだけで手に取ったけど、つらつらと体験や考えが書いてあり、個人的にはエッセイを読む感覚で読めました。「わかるわ〜」って思いながら。
    自分の言いたいことが上手くまとまらず、伝わらず、どうしたらいいのかと思っていた時だったので、何かヒントを得た感じがしました。

  • ものすごく面白かった。1986年の本なのに、内容的には全く古くない。むしろ今の時代にぴったり。情報を捨てていくことが大事、というのは、まさに今、必要な思考整理法だと思う。自分の仕事にもとても必要なこと。外山先生、ありがとうございました。

  • 『flier版』
    スキルを持て、とか、起業か独立しろ、など短絡的な内容ではなく、学び・表現・記憶などの各テーマでどのような思考が望ましいかが書いてある。

    方法だけでなく、その背景にも解説されてるので納得感もある。

  • 1986年発売。今なお色褪せないのはすごい。もっと早く読みたかった。。

    特に印象に残った言葉
    「テーマはひとつでは多すぎる」
    「声は考える力を持つ」

  • アイデアを寝かせて、後で見返してみること

  • 「東大・京大で1番読まれた本」という煽りに『思考の整理学』なんて難しそうなタイトル。
    しかし、読んでみるとページをめくる手が止まらない。

    特に印象に残ったのが、"見つめるナベは煮えない"
    アイデアを一生懸命に膨らまそうとするのではなく、少しの間寝かせておく、月日が流れて思い出してアイデアを見つめ直す。当時とは違う自分がアイデアを新しい方向へ膨らませていく。これをビールで例えて行くから読んでいて面白いし分かりやすい。

    個性の発揮には何も新たに作り出す必要はない。何かと何かをくっつけるだけでも個性が現れる。この話が個人的には1番衝撃だった。なぜ気づかなかったのか分からないくらい当たり前の話なのに。

    1986年に出た本書がこれまでに売れ、盛大な煽りがされたのもうなづけるものだった。

  • 難しかったけれど、勉強になる内容だった。

  • 受動的に知識を得る姿勢。(グラインダーではなく飛行機)
    頭の中は倉庫ではなく工場。整理整頓が第一。不要な事は忘れる。
    とにかく書いてみて推敲。(不要な事を忘れる作用もあると思う)
    思考の基本を教えてもらったと思います。

  • そう。考えるって企むって、ぜいたくな楽しみ。
    ありがとう。寝させる、音読。

  • 朝飯前の項目は何度読んでも面白い。
    一生手元に置いておきたい本

  • 為になった

  • とても35年近く前の本とは思えません。
    めっちゃ面白い!!
    なんせ、あとがきまで面白い!

    グライダー人間に始まり、日英での考えに対する姿勢の違いまで、面白かった!

    思考の整理学なのに、思考の整理とは忘却だ、とか
    この時はまだコンピュータと書いてますが明らかにAIの登場を予想していたかのような持論に驚きさえしました。

    美味しいカクテルが出来るように、推敲とメタ思考、意識しよう

  • 頭良くなりそう。文がきれい。

  • SNSで、ときたま「物事はこれこれこういう風に考えよう」というライフハック的な発言が、おおいに拡散されバズることがある。そういう類の発想は、発言者が思い至るより前に、おおよそ全て本書に記されていると言ってよかろう。初出が1983年なのだから驚きだ。ネットで阿呆なことを書いて炎上した経験のある人は、本書を読んで参考にした方がよい。

  • 書かれたのは1983年。コンピューターが現れたことで、人の脳の使い方を変えなければいけないという問題提起。
    これまでの知識詰め込み型=脳を倉庫のように使う方法から、自ら自由に思考・創造する=脳を工場として使う方法へ。創造できる土壌のつくり方として考えを寝かせることやエディターシップ、セレンディピティを、そのための脳の整理の仕方として忘却を解説する。終盤の"思考の種類"の話では、これまで自分が使い切れていなかった思考のあり方を知って唸るばかりだった。
    今流行中の『メモの魔力』の根幹・土壌となる考え方。

  • 知識を身につけるだけでなく、物事を発明、発見する力が必要。 人間らしく生きること。

    ただ、学び方のhowtoだけを取り上げるのではなく、コンピューターの台頭する中で、人間はどのようにあるべきか、どのよう学んでいくべきかまで取り上げており、始終ふむふむと納得できる本だった。
    最近、卒論を書き始めたので、本の前半部分のエディターシップや知識を寝かせること、カクテルのように複数のテーマを持つことなどのhowto部分も非常に参考になった。

    1.グライダー
      知識だけでなく、物事を発明、発見する力が必要

    2.不幸な逆説
      現代人はなぜ?を問うことができない

    3.朝飯前
      朝食事をする前に、勉強するのが良い

    4.発酵
      熟したテーマは向こうからやってくる
      様々な作品を読むこと

    5.寝させる
      夜寝る前に深刻な考えをするのは、良くない
      寝ることが考えを熟成させる

    6.カクテル
      テーマは複数持っておく
      他人の意見をちゃんぽんにするのではなく、様々な意見の上に自分の意見を置く

    7.エディターシップ
      知識をどのように並べるかで、面白さが変わる

    8.触媒
      没個性

    9.アナロジー
      文章の残像効果
      読みにくくても、流してみれば理解できるやも
      慣性の法則

    10.セレンディピティ
      中心関心よりも周辺的関心の方が活発に働く
      一度考えたテーマも少しおいてみる

    11.情報のメタ化
      思考・知識の過程化
      第一次→第二次 要約で情報を整理
     寝かせることでより高度になる

    12.スクラップ
      気になった記事は、テーマごとに袋に入れて保管

    13.カード・ノート
      調べる前に、何の目的で調べるのかを明らかにする
      カード・ノートには見出し・索引を

    14.積んどく法
      情報や本は一気に読み上げて、まとめる

    15. 手帳とノート
      手帳に日々のアイデアを

    16.メタ・ノート
      ノートのノートを取り、より情報の取捨選択を行う

    17.整理
     覚えたものは全て記憶に収めるのではなく、価値観のもと忘れて整理することも大切

    18.忘却の様々
      休息が大切。ぶらぶらしたり、本を読んだり、体を動かしたり

    19.時の試練
      時間がたてば、風化が起こる。 風化に耐えたものこそ、真の価値を発揮。
      一時の思い付きはメモに取り、しばらく時間が経ってから見返す。

    20.すてる
      知識を上手く運用するためには、知識の取捨選択・整理。

    21.とにかく書いてみる
       とにかく文章は書いてみて、人に話したり、音読したりして整理してみる。

    22.テーマと題名
      表現をぎりぎりまで純化させる。

    23.ホメテヤラネバ
      必ずできると思い込むこと。
      ほかの人のアイデアにも肯定的に。

    24.しゃべる
      書いた原稿を一度声に出して読む。
      何度も直して、音読で流ちょうになるまで。
      しかし、人に話すことでアイデアがつぶされることも

    25.談笑の間
      
    26.垣根を越えて
      ブレーンストーミングで、絞り出したものがおもしろい

    27.三上・三中
      朝の時間、散歩中、入浴中に良いアイデアが浮かびやすい

    28.知恵
      本や授業などでは身に付けられない知恵(健康など)はメモに残して、好奇心の枝を伸ばそう

    29.ことわざの世界
      ことわざのように、思考を純化させる方法を模索する

    30.第一次現実
      1次世界は現実。2次世界はテレビや本の世界。
      2次世界と1次世界を繋げる

    31.既知・未知
      未知の世界を学ぶ読み方をする

    32.拡散と収斂
       収斂型読書→筆者の意図に到達することを目指す
       拡散型読書→自分の解釈を広げていく 表現の不朽を目指すうえで不可欠

    33.コンピューター
       創造性の開発 人間らしく生きていくこと

  • グライダーは遠目からは飛行機よりも優雅に飛んでいるように見えるが、自力では飛べない。日本の教育はグライダー人間を作り続けている。

    という冒頭の問題提起が痛いほど響いた。

    本の主旨としては学生の論文執筆を念頭に書かれているが、日々の「考えること」に応用できることが多い。

    一番印象的だったのは、「思考の整理とは、いかにうまく忘れることである。」という言葉。

    たくさんインプットしても適切に忘却し、大切なことだけ、記憶するようにしないと知恵にはならない。

    深い。

  • 考える、ことについてヒントを与えてくれる一冊。学生時代に出会えていたら、と感じた。
    メモの魔力を直前に読んでいた自分としては、こちらの方が染み込んでくる。
    とはいえ、メモの魔力を読んだ後に、思考の整理学を読んだのがよかったのかもしれない。

    1983年に書かれた本であるが、最後に言及されている人間はどうすべきか、については秀逸であり、心をうたれるとともに、今後自分がどう歩むかの大きなヒントになる。
    (昨今AIの台頭にともない、よく言われていることがズバッと書かれている)

  • 再読すべき本。帯にも書いてあるが、現代にも通用する箇所が多くある。
    本書を読んでいると、その表現量と語彙、考えの深さを垣間見ることができ、著者の思考量に圧倒される。
    都度必要な箇所を読んで、自分なりにグライダー人間として振る舞うためにも、思考を深めていく必要がある。
    本書の内容を真似るのも一つであるが、内容をヒントとして、自分の行動に変換していく作業が必要な本。超良書。

著者プロフィール

お茶の水女子大学名誉教授

「2019年 『やわらかく、考える。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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