芥川龍之介全集 2

  • 筑摩書房 (1986年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784480020826

みんなの感想まとめ

多様なテーマと深い人間描写が魅力の作品群で、特に「地獄変」や「蜘蛛の糸」はその独特の狂気や緊迫感で読者を圧倒します。高校生の頃に「地獄変」を読んだ際の衝撃が今も忘れられないという感想からは、作品が持つ...

感想・レビュー・書評

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  • <面白かったもの>
    西郷隆盛
    首が落ちた話
    開化の殺人
    奉教人の死
    邪宗門

    <もう面白いとかで括れないもの>
    蜘蛛の糸
    地獄変

    地獄変が高校生のときに読んでガツンとやられたレジェンド的な作品なので読むのに時間がかかった。
    通学電車の中で読んでいた。牛車が燃える場面でほうと息をついて顔を上げた、そのときに窓から見た駅名まで覚えている。
    ドグラマグラでも死んだ女性が朽ちていく様を絵巻に写し取っていく場面があったと記憶しているが、それも好き。わしは変態か?

    邪宗門、初めて読んだが、特に面白かった。
    未完なのが残念だが、未完だからこそ忘れないかもしれない。
    それにしてもあんなところで終わっちゃだめよ。ハンターハンターじゃないんだから

  • 傑作「地獄変」「袈裟と盛遠」、未完「邪宗門」が入っている巻である。
    「或日の大石内蔵助」「戯作三昧」は他人に理解されない話である。「戯作三昧」は滝沢馬琴が銭湯でいろいろと批評される話で、「Mensura Zoili」と同じく作家が評論される話である。同じ趣向としては「枯野抄」も芭蕉の臨終のときの弟子たちのさまざな感情を描いている。「西郷隆盛」「開化の殺人」「開化の良人」はすこしミステリーのような感じがする作品だった。「奉教人の死」も長崎が舞台で謎が明らかになる話だが、方言により語りが心に迫る。「毛利先生」「あの頃の自分の事」は学生小説で、前者は英語臨時教員と中学生(授業中に内職で押川春浪を〝勉強〟していたりする)の話、後者は大学生の文芸サークル『新思潮』の話で、田山花袋や谷崎潤一郎がいろいろと批評されている。講義・創作・当時の暮らし(カフェ・ライオン、弁当20銭)などが書かれている。すこしジブリの『コクリコ坂から』を思い出した。「首が落ちた話」は日清戦争前後の中国の話だった。

  • 有名な「蜘蛛の糸」も「地獄変」もいままでちゃんと読んだことがなかったので、今回読むことができてよかったと思う。とくに「地獄変」はすばらしく、全体に漂う独特の狂気、世界は唯一無二といってよい。ものすごい小説だと思う。とにかく圧倒されてしまった。この小説をどんなに的確に表現しようと思っても、それを言葉に表すことはできない。とにかくすごいの一言に尽きる。やはり芥川龍之介は文豪であると再確認させられた。

  • 読了

  • 或日の大石内蔵助、片恋、女体、黄梁夢、英雄の器、戯作三昧、西郷隆盛、首が落ちた話、袈裟と盛遠、蜘蛛の糸、地獄変、開花の殺人、奉教人の死、るしへる、枯野抄、邪宗門、毛利先生、犬と笛、あの頃の自分の事、開花の良人

  • 西郷隆盛だけKindleで。深夜に読んだがサクサク読めて気持ちがいい。アナログでないと気が散るタイプだが、これはKindleでも集中して読める内容だった。メリハリがきいた文体で読み進めやすい。

  • 【収録作品】
    ・或日の大石内蔵助
    ・片恋
    ・女体
    ・黄梁夢
    ・英雄の器
    ・戯作三昧
    ・西郷隆盛
    ・首が落ちた話
    ・袈裟と盛遠
    ・蜘蛛の糸
    ・地獄変
    ・開化の殺人
    ・奉教人の死
    ・るしへる
    ・枯野抄
    ・邪宗門
    ・毛利先生
    ・犬と笛
    ・あの頃の自分の事
    ・開化の良人

  • 『或日の大石内蔵助』

    『片恋』

    『女体』

    『黄梁夢』

    『英雄の器』

    『戯作三昧』

    『西郷隆盛』

    『首が落ちた話』

    『袈裟と盛遠』

    『蜘蛛の糸』

    『地獄変』

    『開化の殺人』

    『奉教人の死』

    『るしへる』

    『枯野抄』

    『邪宗門』

    『毛利先生』

    『あの頃の自分の事』

    『開化の良人』

  •  昨夜『南総里見八犬伝』(岩波文庫全10巻中1~7巻)をネットで注文した勢いで、この本を再読中。ところが三字熟語が目に飛び込んでくるたびに脳のどこかが変なことになって読めなくなる。こうなったら、一度全部引用してしまうしかない。

     滑稽本 歌祭文 髷本多 大銀杏 坊主頭 拍子木
     石榴口 下顎骨 動物的 下半身 甲斐絹 瓦屋根
     細銀杏 不相変 御機嫌 八犬伝 一調子 小文吾
     近江屋 愛読者 不思議 並大抵 羅貫中 小銀杏
     無器用 御冗談 自尊心 最上級 一風呂 好人物
     彼自身 湯加減 浪曼的 舟日覆 著作堂 水滸伝
     一手柄 二番煎 一点張 寺子屋 秋七草 口真似
     蓑笠軒 創作的 反動的 批評眼 没交渉 本黄楊
     掛行燈 無意味 勝負事 反抗心 大伝奇 和泉屋
     御居間 御仏参 破芭蕉 金瓶梅 市兵衛 本能的
     正反対 反比例 御差支 御多忙 鼠小僧 代名詞
     好奇心 芸術家 但馬守 御供押 越後縮 生返事
     御執筆 御承諾 御発奮 新版物 手間取 無能力
     芸術的 手水鉢 出来事 上新田 政兵衛 巡島記
     六冊物 御依頼 軽薄児 日本中 頭林冲 山神廟
     草秣場 戯曲的 道徳家 妥協的 調和説 予想外
     思想的 袴羽織 風呂敷 御返却 王摩詰 御老人
     未完成 改名主 五十年 御同様 政治上 弓張月
     南柯夢 文房具 根本的 同時代 作者輩 所有者
     真面目 御勉強 糸鬢奴 観音様 家内中 円行燈
     執筆中 経験上 戯作者

     よーし、これで大丈夫だ。もう一回最初から読み直そう。

  • 地獄変がなんといってもいい。
    芸術至上主義の極致なのか狂気に蝕まれているのか。
    続編の邪宗門が未完なのが残念。

    ☆或日の大石内蔵助
    片恋
    ☆女体
    ☆黄梁夢
    英雄の噐
    ☆戯作三昧
    西郷隆盛
    首が落ちた話
    袈裟と盛遠
    蜘蛛の糸
    ☆地獄変
    開化の殺人
    ☆奉教人の死
    ☆るしへる
    ☆枯野抄
    ☆邪宗門
    毛利先生
    ☆犬と笛
    あの頃の自分の事
    開化の良人

  • 或日の大石内蔵助、片恋、女体、黄梁夢、英雄の器、戯作三昧、西郷隆盛、首が落ちた話、袈裟と盛遠、蜘蛛の糸、地獄変、開化の殺人、奉教人の死、るしへる、枯野抄、邪宗門、毛利先生、犬と笛、あの頃の自分の事、開化の良人収録。
    蜘蛛の糸、地獄変、奉教人の死は読んだことありましたえ。
    全部面白い!
    英雄の器、枯野抄は鳥肌が立ちました。

  • 芥川といえば『蜘蛛の糸』『羅生門』などと思い浮かべるだろうか。少なくとも私はそうだ。『蜘蛛の糸』などいつ知ったのかとんと覚えていない。とにかく知っていて好きだった。何がどこが好きだったのか、6歳にも満たないチビが何を思ってそう愛着していたのかは全くの謎。

  • さまざまな趣向の短編が収められています。どんな想いを乗せてかかれているかということに思いをせると、また違った感想になるかと。

  • 蜘蛛の糸/地獄変/邪宗門を所収

  • きっと娘はわかっていたとおもうんだ

  • 『地獄変』『枯野抄』『奉教人の死』など<br>
    前期の名作盛りだくさん

  • 地獄変スキ。美意識とか。

  • 短編の方が好き。

  • 好きか嫌いかって言われると、実はあまり好きではない。
    でも時々「おっ」て思う面白い話がある。

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著者プロフィール

1892年(明治25)3月1日東京生れ。日本の小説家。東京帝大大学中から創作を始める。作品の多くは短編小説である。『芋粥』『藪の中』『地獄変』など古典から題材を取ったものが多い。また、『蜘蛛の糸』『杜子春』など児童向け作品も書いている。1927年(昭和2)7月24日没。

「2021年 『芥川龍之介大活字本シリーズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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