- Amazon.co.jp ・本 (523ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480020918
感想・レビュー・書評
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私が読書を始めたきっかけになった一冊。
想像力を掻き立てる描写が随所に活きていて、本当に面白い作品。
純粋にワクワクドキドキできた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読むのに時間がかかった。頭で「どういうこと?」と考えていると、全く先に進めない。理解を放棄しないとムリ。
宗教的、哲学的な内容を含んでいるようであり、ファンタジーと言ってもあまり気軽におつき合いできる内容ではない。読後感は、すっきりせず、消化不良。
でも、もう一度読む体力は無い....
幻想的な描写は美しいけど、ちょっと装飾過多な感じで、やっぱりサクサク読ませてくれない。 -
大学時代、友達に貸して貰いました。
一言いうならば、難しい…!!
ゆっくり読みな、と言われたけれど、寧ろゆっくりとしか読めません…!(笑)
キリスト教ドグマの寓意性、が含まれているそうです。
だけど、それを深く考えるのではなく、音楽を聞くように話を読むらしいです。(あとがきより
私的には難易度が高かった…!
確かにファンタジーで瞑想的で、面白い、と思うシーンもありましたが、話の全体を理解するには何度も読まないと…否、何度読んでもイマイチ理解できない。
不思議の国のアリスの作者ルイス・キャロルに影響を与えた作品ということにも驚きです。
世界を行ききする感じが、アリスとリンクするのかもしれません。 -
個人的にファンタジーの最高傑作だと思ってる。
他のファンタジーにもっと凄いのがある、と感じる方が多いのは納得できるけど、
でも私はこの作品が本当に大好きで、私の中でこれを超える作品には出会えないだろうと思う。
ストーリーは、ある青年が、たまたま入り込んでしまった「もう一つの世界」で出会った
美女を追い求めて旅をするというもの。
この小説は、例えば指輪物語のような(ある意味)明快な冒険譚ではなくて、
生とは?死とは?本当に生きるということはどういうことなのか?魂の行き着くべき場所はどこなのか?
といった、哲学的・宗教的な要素が多分に含まれた小説。
ものすごーく説教的なファンタジーとなっているので一般的にはとっつきにくいだろうなぁ。
でも、マクドナルドの創造力は本当にすごい。
彼の世界も彼の思想も、物語から溢れ出んばかりに伝わってくる。
こんなに色鮮やかに世界を描く人っているんだなあ、と感嘆させられた。
…なんだか気持ち悪いくらいべた褒めしてしまったけど、それくらい価値のある作品だと個人的に思う。 -
英国ファンタジー小説の原点のような作品。内容が細部まで理解できたどうかはさておき、チャプターが細かく区切られているので思いのほか読みやすい。ぶ厚いけどね。
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個人的には傑作。
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トールキンやルイス・キャロルへ大きな影響を与えたという英国の幻想作家のジョージ・マクドナルド。リリスとは誰か?読んでいくとアダムの最初の妻だという記述があった。ある時は美女。あるときは雌豹。あるときは老婆。主人公と一緒に不思議な世界を探検しよう。
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挫折