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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784480021649
みんなの感想まとめ
多様な人間関係や倫理観の葛藤を描いた作品で、特に三角関係や親子関係における言葉の応酬が魅力的です。登場人物たちの間に生じる緊張感や、時代背景に根ざした軽薄さの描写が印象的で、漱石の深い人間観が垣間見え...
感想・レビュー・書評
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ちくま文庫 夏目漱石 全集 「虞美人草」
解説者曰く 勧善懲悪小説の失敗作 とのことだが、「すべての会話は戦争である」の言葉通り、三角関係や親子関係における言葉の応酬は面白かった
「時計」は、お金や人間の軽薄さを象徴する存在?人間の軽薄さを「悪」と捉えているのは、時代背景か?漱石の倫理観か?
藤尾の死の大義は「藤尾は〜人のためにする愛の存在し得るかを考えた事もない〜道義はない」に表現されている。時代の違いや倫理観の違いを感じる
小野は、文学や詩の象徴なのだと思う。この作品では、漱石は 文学や詩を批判的に捉えている
「過去を棄てたのに、過去が近づいてくる」は名言
藤尾、小夜子、糸子の順で序列がついた
糸子は古い女として書かれている〜男性に運命を左右される女性像
小夜子は新しい女になりたいという葛藤がある
藤尾は自分から死を選ぶ主体性は一貫している〜良妻賢母を越えた新しい女性
ちくま文庫 夏目漱石 全集 「坑夫」
一人称形式の小説。「虞美人草」のように登場人物が多くなくて読みやすい
解説者の評価は低いが、階級意識が残った明治時代の社会 や 鉱山作業における 過酷な生 を描く写生力は 凄いと思う
「堕落の底に死んで活きている〜堕落したと自覚しながら、生きて働いている〜生きて、自分を救おうとしている〜自分も死んではならない。死ぬのは弱い」というセリフは名言
「人形」というキーワードは気になる。「虞美人草」にも出てきた。「自分もただの人間である」という漱石の人間観か?
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918.68||N58
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坑夫、だけ読みたくて借りる。
(きっかけは、「海辺のカフカ」)
いろいろ言われている作品であるようだが、出会えてよかった。 -
虞美人草は、昼ドラのような展開で内容は比較的シンプルなのですが、華美な表現が読みすすめるのに、支障だった印象です。幕切れはあっけなく納得できず。
坑夫は、主人公の心境に同調できなかった。そのため他人の旅行記を読んでいるような引いた感覚になってしまう。鉱山体験記のような印象。 -
「虞美人草」「坑夫」収録。ソープドラマの好きな人ならきっと「虞美人草」を面白く読めるはずです。
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