不思議の国のアリス

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  • 筑摩書房 (1987年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784480021861

みんなの感想まとめ

言葉遊びと論理の不条理が織りなす独特の世界観が魅力的な作品で、特に柳瀬尚紀の翻訳はその魅力を引き出す見事な仕上がりです。翻訳の中で用いられる「だ、である」調の文体や、ラフスケッチ調の挿絵は大人の読者に...

感想・レビュー・書評

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  • アリス翻訳読み比べその2。翻訳はジョイス『フェネガンズ・ウェイク』で日本語の言葉遊びを限界まで駆使した翻訳で有名な柳瀬尚紀、イラストは佐藤泰生。訳者あとがきにもあるが「だ、である」調の文体、ラフスケッチ調の挿絵と大人の読者向けを想定した内容。とはいえ柳瀬氏特有の、漢字の当て字を使った翻訳は絶好調で、「海亀フーさん」もまさしく英語のニュアンスを日本語に置き換えている。そもそも作者のキャロル自身が数学者/論理学者であり、こうした言葉のロジックに対して当然自覚的であった訳だ。こうした大人向けのアリスも悪くない。

  • ダブルミーニングな英語を日本語に訳させたら右に出る者のいない柳瀬尚紀氏の翻訳による『不思議の国のアリス』
    アリスの翻訳本はほんの数冊しか読んでいないので、大げさになってしまうかもしれないが、私に取っては柳瀬訳が最良である。
    とにかくルイス・キャロルのジョークを注釈なしで楽しめるのが素晴らしい。
    アリスの冒険譚は好きだが、ジョークでにやりとした事がない人というには柳瀬訳のこの本を是非読んでもらいたい。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      私は生野幸吉(福音館書店)で初体験し、その後矢川澄子(ドゥシャン・カーライの絵本)、柳瀬尚紀を読んで、最近では山形浩生(文春文庫)がお気に入...
      私は生野幸吉(福音館書店)で初体験し、その後矢川澄子(ドゥシャン・カーライの絵本)、柳瀬尚紀を読んで、最近では山形浩生(文春文庫)がお気に入り。
      それから久美里美(シュヴァンクマイエルの絵本)は、絵だけ見て読んでません。。。
      あっジョークの訳を比べるために高山宏が読みたくなってきた!
      2012/09/05
    • 和音さん
      コメントありがとうございました。
      版権のきれた作品は、自分の好きな翻訳を選べる楽しみがありますね。
      コメントありがとうございました。
      版権のきれた作品は、自分の好きな翻訳を選べる楽しみがありますね。
      2012/09/05
  • おすすめの訳書を聞かれたらこの柳瀬訳一択。アリスのひとつのテーマである「非論理の論理」≒「無意味の意味」を的確に訳出しています。その表現のために並外れた意訳を施している印象はありますが、その外れ方が不思議と自然なもので、まったく別の方向に(ルイス・キャロルの意図から外れて)進むわけではないところが見事。別の訳書は、直訳気味で意味をとれていないか、子ども向けを意識しすぎるなどして意訳がうまくいっていないものが多い…気もします。

    とはいえ訳書関係なく、どれを手にとっても面白く読めるのがアリスの魅力。そのなかで柳瀬訳は、翻訳を感じさせるのに「翻訳書」を感じさせない、なんとも不思議な一冊になっています。

  • 映画「アリス・イン・ワンダーランド」の原作本

    https://library.shobi-u.ac.jp/mylimedio/search/search.do?target=local&mode=comp&materialid=00046227

  • 不思議の国のアリス (ちくま文庫) 作者のルイス・キャロルの作品です。

  • おそらくこの本は元の言語では
    韻を踏んでいる箇所があるはず。
    でもこれは日本語では消えてしまうから
    原書で比較して読むのがまた面白いんだろうなぁ。

    いわゆるそういう世界の独特な
    みょうちくりん感が何とも言えない作品。
    そりゃあ大きくなったり小さくなったりしたら
    何とも言えない感覚になるよね。

    そして、終盤に出てくる
    有名なトランプの国のくだり。
    ちゃんとアリスはそれが「虚像」
    というのを見抜いていましたね。
    まあそうだということは読者には
    すでに提示されていましたがね。

    また違った雰囲気になるものね。

  • 何回目かの再読。ドゥルーズの意味の論理学を読んでいて読み直したくなった。ナンセンスの連続でまだまだ組み尽くしてはいないところもあり、いくつかのアリス論を読む必要があることを認識。

  • 訳が秀逸。
    言葉遊びを楽しめるようになっている。
    有名も有名、知らない人などいないと思えるほどの本。
    だけど、読んだことはなかった。
    意味を考えてる暇などなく、自分の持っている想像力を最大限駆使して、情景を思い浮かべることでいっぱいいっぱい。
    これこそ読書の醍醐味と言えるのかもしれないが、わたしはいささかこれが苦手である。
    なので、ファンタジーものはあまり読まない。
    これは有名すぎるのに映像でしか知らなかったため、本を読んでみた。
    テンポがよく、場面はパッパと切り替わるので、ついていけないところがありながらもなんとか楽しめる。

  • 思ってたより随分と不思議な物語でした…

  • 映画の不思議の国のアリスもなかなか意味不明な世界だったけど、原作はもっと意味不明な世界・・。

    海亀フーやグリフォンの言葉遊びがおもしろかった。
    でも話についていけない・・

  • 『アリス・オンパレード』第12弾。ちくま文庫版。訳は柳瀬尚紀。ジョイスやエリカ・ジョングなど多数の翻訳がある。ルイス・キャロルも当然守備範囲。本書の訳文からは、読者として子どもを想定してはいないようだ。漢語が幾分多い上に「遅れじと」など、文語がところどころに混じっていたりもする。それでいて、アリスの語りは「あたし」だったり、副詞は妙にくだけていたりと、全体としての統一感にも欠けるようだ。挿絵は佐藤泰紀だが、この人の絵はやはり色彩豊かな油絵でこそ発揮できそうなのに表紙以外はモノクロでひたすらに暗いアリスだ。

  • 世界中の子どもと大人を魅了したキャロルの傑作『不思議の国のアリス』―兎に導かれてアリスがたどる不思議の国のファンタジー。この数多くの言葉遊びがちりばめられた透明感のある物語を、原作の香気そのままに日本語に移しかえた訳の誕生である。


    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
    なんか昔読んだときより面白く感じたぞ
    言葉遊びのとことか、頑張って訳してしてあるなぁ…とか上から目線で書いてますがww
    原書で読めたらこんな雰囲気なのかなぁという感じが受け取れて楽しかったです。

  • 10/15

  • あれだろ、ちぇしゃねこはこっちにでるんだろ?
    あれ?

  • 今まで原作をしっかり読んだことがなかったので読んでみたんだけど、アリスってこんな話・・だったっけ???って感じでした。
    言葉遊びはすごいけれど、文化が違う故なのか、よく分かんない部分がちょいちょい。
    2009.2.21〜2.22。

  • アリスにおしえてあげたい
    きみのおじいさん、へんたいだと(愛)(わたしがへんたい)

  • 柳瀬 尚紀 訳。である調。

  • 今から読むなら柳瀬訳も良いのでは?

  • 「小説」

  • 難しいですね、何度読んでも。
    雰囲気は凄く好きなんですけれど、やはり不思議の国だからですかね…(ぇ
    でも挿絵とか好きですし、言い回しっていうのかな、好きですので4ツ星ですー。

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著者プロフィール

ルイス・キャロル (Lewis Carroll, 1832-98)
イギリスの作家。本名Charles Lutwidge Dodgson(チャールズ・ラトウィッジ・ドッドソン)。チェシャー州の牧師の家に生まれ、オックスフォード大学クライスト チャーチ学寮に学び、卒業後、同大学の数学講師となる。『不思議の国のアリス』(1865)、『鏡の国のアリス』(1872)の作者として最もよく知られているが、本来の数学者・論理学者としての、また最初期のアマチュア写真家としての功績も高く評価されている。

「2021年 『鏡の国のアリス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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