不思議の国のアリス (ちくま文庫)

制作 : Lewis Carroll  柳瀬 尚紀 
  • 筑摩書房
3.56
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本棚登録 : 165
レビュー : 22
  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480021861

作品紹介・あらすじ

世界中の子どもと大人を魅了したキャロルの傑作『不思議の国のアリス』-兎に導かれてアリスがたどる不思議の国のファンタジー。この数多くの言葉遊びがちりばめられた透明感のある物語を、原作の香気そのままに日本語に移しかえた訳の誕生である。

感想・レビュー・書評

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  • アリス翻訳読み比べその2。翻訳はジョイス『フェネガンズ・ウェイク』で日本語の言葉遊びを限界まで駆使した翻訳で有名な柳瀬尚紀、イラストは佐藤泰生。訳者あとがきにもあるが「だ、である」調の文体、ラフスケッチ調の挿絵と大人の読者向けを想定した内容。とはいえ柳瀬氏特有の、漢字の当て字を使った翻訳は絶好調で、「海亀フーさん」もまさしく英語のニュアンスを日本語に置き換えている。そもそも作者のキャロル自身が数学者/論理学者であり、こうした言葉のロジックに対して当然自覚的であった訳だ。こうした大人向けのアリスも悪くない。

  • ダブルミーニングな英語を日本語に訳させたら右に出る者のいない柳瀬尚紀氏の翻訳による『不思議の国のアリス』
    アリスの翻訳本はほんの数冊しか読んでいないので、大げさになってしまうかもしれないが、私に取っては柳瀬訳が最良である。
    とにかくルイス・キャロルのジョークを注釈なしで楽しめるのが素晴らしい。
    アリスの冒険譚は好きだが、ジョークでにやりとした事がない人というには柳瀬訳のこの本を是非読んでもらいたい。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      私は生野幸吉(福音館書店)で初体験し、その後矢川澄子(ドゥシャン・カーライの絵本)、柳瀬尚紀を読んで、最近では山形浩生(文春文庫)がお気に入...
      私は生野幸吉(福音館書店)で初体験し、その後矢川澄子(ドゥシャン・カーライの絵本)、柳瀬尚紀を読んで、最近では山形浩生(文春文庫)がお気に入り。
      それから久美里美(シュヴァンクマイエルの絵本)は、絵だけ見て読んでません。。。
      あっジョークの訳を比べるために高山宏が読みたくなってきた!
      2012/09/05
    • 和音さん
      コメントありがとうございました。
      版権のきれた作品は、自分の好きな翻訳を選べる楽しみがありますね。
      コメントありがとうございました。
      版権のきれた作品は、自分の好きな翻訳を選べる楽しみがありますね。
      2012/09/05
  • 何回目かの再読。ドゥルーズの意味の論理学を読んでいて読み直したくなった。ナンセンスの連続でまだまだ組み尽くしてはいないところもあり、いくつかのアリス論を読む必要があることを認識。

  • 訳が秀逸。
    言葉遊びを楽しめるようになっている。
    有名も有名、知らない人などいないと思えるほどの本。
    だけど、読んだことはなかった。
    意味を考えてる暇などなく、自分の持っている想像力を最大限駆使して、情景を思い浮かべることでいっぱいいっぱい。
    これこそ読書の醍醐味と言えるのかもしれないが、わたしはいささかこれが苦手である。
    なので、ファンタジーものはあまり読まない。
    これは有名すぎるのに映像でしか知らなかったため、本を読んでみた。
    テンポがよく、場面はパッパと切り替わるので、ついていけないところがありながらもなんとか楽しめる。

  • 思ってたより随分と不思議な物語でした…

  • 映画の不思議の国のアリスもなかなか意味不明な世界だったけど、原作はもっと意味不明な世界・・。

    海亀フーやグリフォンの言葉遊びがおもしろかった。
    でも話についていけない・・

  • 『アリス・オンパレード』第12弾。ちくま文庫版。訳は柳瀬尚紀。ジョイスやエリカ・ジョングなど多数の翻訳がある。ルイス・キャロルも当然守備範囲。本書の訳文からは、読者として子どもを想定してはいないようだ。漢語が幾分多い上に「遅れじと」など、文語がところどころに混じっていたりもする。それでいて、アリスの語りは「あたし」だったり、副詞は妙にくだけていたりと、全体としての統一感にも欠けるようだ。挿絵は佐藤泰紀だが、この人の絵はやはり色彩豊かな油絵でこそ発揮できそうなのに表紙以外はモノクロでひたすらに暗いアリスだ。

  • 世界中の子どもと大人を魅了したキャロルの傑作『不思議の国のアリス』―兎に導かれてアリスがたどる不思議の国のファンタジー。この数多くの言葉遊びがちりばめられた透明感のある物語を、原作の香気そのままに日本語に移しかえた訳の誕生である。


    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
    なんか昔読んだときより面白く感じたぞ
    言葉遊びのとことか、頑張って訳してしてあるなぁ…とか上から目線で書いてますがww
    原書で読めたらこんな雰囲気なのかなぁという感じが受け取れて楽しかったです。

  •  つい、この間英語版を読んでみたがあの本は完全版ではなかったので、残りの部分の話がどんな風になっているのか疑問に思い完訳版を読むことにした。日本語で読み直した感想としては、英語で読んだときにだいたい読み取れていたなと確認できたことがある。それ以外には、完訳版なのでもっと細かな話の内容が分かったので面白かったと言うことがある。それで気付いたことにはこの話は全体の展開が面白いと言うよりは、部分部分の動物達の会話や行動が面白いんだと言うことだった。電車の中で読んでいて思わず吹き出しそうになった部分もあった。はちゃめちゃな話だなと言うのが、やっぱりこの物語の感想になるのだろう。

  • 10/15

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プロフィール

1832年、イギリスのチェシャ州に生まれる。オックスフォード大学を卒業、同大学の数学および論理学の教授に。独特のユーモア感覚と幻想的イメージに溢れた童話『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』は、イギリスはもちろん、世界中で支持されている。

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