あしたのジョーは死んだのか (ちくま文庫)

  • 筑波書房 (1988年1月26日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784480021960

感想・レビュー・書評

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  • 短編が ふたつ。
    表題から 買ってしまった本だ。
    エッセイ集かな と思ったが 全然違った。
    小説 なんだけどね。自伝的と言うのだろうか。
    国境を越えた 私小説 とでも言ったらいいのか。

    少女微笑

    バックパッカーの青年の物語
    金具細工をつくり 路上で店を開いて 生活する。
    舞台は スペインのようだ。

    独特の文章で 薄いカーテンが かかったような
    情景描写を する。

    少女の微笑に 人間的な交流を見るのだが、
    どうも、少女とは言えない 幼女のようだ。
    ロリコン系 なんでしょうね。
    オトナの女に対して 余うまくつきあえないような
    ちょっと屈折した 雰囲気を持つ。

    デラシネ。漂うように生きていく。
    楽しみさえも あまりなく ただ 青春を消費していく。

    ふーむ。ちょっと、気だるいのだ。
    それで、なにか おかしいなぁ。
    と思っていたが 無臭 なんです。
    ニオイの表現が 全くない。
    光だけが 漂っている。

    あしたのジョーは死んだのか

    日雇い労務に明け暮れる 司郎。
    非常に不安定な状態で
    何らかのチカラが加われば すぐさま壊れそうな
    バランスの中で いきている 表現力が
    実にうまいと言える。

    身体が まるごと 表現される。
    少なくとも肉体派なのだろう。
    身体のたしかさ。
    食事の 慎ましげであるが 豪快なたべかたが
    想像できる。

    矢吹丈 のシーンが うまくはめ込まれている。
    ここでの会話は 生きていますね。

    あいかわらず 娼婦が 彼を 誘う。
    そのために 一生懸命働く。
    大人のオンナとコミュニケーションが できないままだ。
    電車に乗ってきた 4人家族 姉妹の妹だけが
    躍動する。やはり、ロリコンなんだね。

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