妖精詩集 (ちくま文庫)

  • 筑摩書房 (1988年5月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784480022318

みんなの感想まとめ

幻想的な世界観が広がる詩集で、妖精や魔女、夢の中の冒険が描かれています。美麗な情景描写が特徴で、特にドロシー・P・ラスロップの挿絵が作品に神秘的な魅力を加えています。太陽が沈み、夜が訪れる中で、妖精た...

感想・レビュー・書評

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  • 再読。ランスロップの可憐な画が添えられた詩集。太陽が一日の旅を終え、夜が漆黒の翼を広げて空を覆う。月が瞼を開く刻限に目覚める者たちがいるのを知っている。妖精はかろやかに舞いおどり、ここにいるよと戸口を叩く。一陣の風が吹き抜けたのは、箒にまたがった魔女が笑い声をあげて飛んでいったから。かすかに響く人魚の哀しい歌声に耳をそばだててみて。眠りの舟があなたを迎えにくる。海底に鎮座する廃墟となった宮殿へ運んでゆく。
    夜明けが彼らを夢にかえしていくのなら、花の蕾に結ばれた朝露は待ち人を想って流した涙の名残かもしれない。

  • さすがの美麗な情景描写。
    超現代風に訳したらどうなるかな。

  • 2014年の神保町ブックフェスティバルで購入。
    デ・ラ・メアといえばまず作家というイメージが、ご多分に漏れず私にもあるので、詩集を読むのはこれが初めて……というか、詩集が刊行されていたことも知らなかった。
    小説とはかなり印象が違っていて、何かキラキラとしたものを描き出そうとしている気がする。

  • “幼な心の詩人”なるW・デ・ラ・メアの詩集“Down-Adown-Derry”を、ドロシー・P・ラスロップの愛らしい挿絵と共に、荒俣宏氏の訳で堪能出来る。
    裏表紙に、名文で語られた昔話を読むような味わい・・とあるが、まさにそんな感じ。
    滋味ある言葉で綴られた、密やかで不思議な妖精たちの世界が、これまたぴったりの繊細で美しく、 時に妖しい挿絵によって広がっていく。夢か現か幻か…

  • ほんとに妖精がいるような気がしてくるかもね。

  • 詩もイラストも美しいです

  • イギリスの小説家にして詩人のウォルター・デ・ラ・メア。

    この本は幻想世界溢れる妖精の詩に
    ドロシー・P・ラスロップの愛らしい絵が描かれた文庫本になってます。
    文庫に絵が付いてるのは、詩集と雖も珍しいです。

    愛らしい妖精の世界の中に
    時折混じる残酷さが何とも言えない味を出してます。

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著者プロフィール

1873-1956年。イギリスの小説家・詩人・児童文学作家。ケント州チャールトンに生まれる。セント・ポール大聖堂の聖歌隊学校を中退後、アメリカの石油会社のロンドン支社で働きながら創作に励んだ。第一詩集『幼年の歌』(1902)、長篇小説『ヘンリー・ブロッケン』(04)で注目を集め、1908年、職を辞して作家生活に入る。長篇『ムルガーのはるかな旅』(10)、『死者の誘い』(10)、『侏儒の回想録』(21。ジェイムズ・テイト・ブラック文学賞)、短篇集『謎』(23)、『魔女の箒』(25)、『子供のための物語集』(47。カーネギー賞)、詩集『耳をすます者たち』(12)、『孔雀のパイ』(13)など多くの著作がある。

「2022年 『アーモンドの木』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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