荒涼館〈2〉 (ちくま文庫)

  • 筑摩書房
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本棚登録 : 111
感想 : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (465ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480022981

作品紹介・あらすじ

物語りの展開とともに、人々のうえにさまざまな変化がおきてくる。愛し合うエイダとリチャードは、その婚約をとりやめる。いっぽう、エスタとデッドロック夫人のつながりが暗示され、出生の謎に一歩近づく…。さらに煙と煤のたちこめる中での老人の死。愛憎と事件がからまり合ってモザイクが次第にその全体像を明らかにしはじめる。

感想・レビュー・書評

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  • 引き続き、軍隊から迄人々が入ってくる。臭っていたニーモがアヘン中毒で急死。秀麗な筆跡を使うだけにただ者ではないと思うが、探りを入れる家主のクルック。ニーモが可愛がっている浮浪児のジョンや同じ住まいにいたオバサンも後で伏線になって行きそうな気配。一方、リチャードは女への手も早いながら、医学に行き、直ぐダメ出しが出たあと法学の途へ。恐らく、なんかで躓く気配が有る。

    エスターが暮らす館へウッドコートDrが訪れ(関係が良く掴めないが)何やら、双方、魅かれるものを持った様子。

    ジャーンダイス氏の友人繋がりで,デッドロック卿と美しい妻の話が絡んでくる。野心むき出しの男と鬱っぽい妻・・・いまいち、裏が見えないので、全体がベールに包まれたまま。

    思った通りニーモの死に絡む怪しげな動きをする人ら・・これも全体が見えないので、ひたすら、筋を追っていくだけ。

  • 1巻を読み始めて4年目、2巻を読み始めて2年目でやっと読了。読み終わらない醍醐味を堪能中。

  • 4へ

  • デッドロック家を調査するタルキングホーン弁護士。ジョーをめぐる秘密。デッドロック婦人とエスタの容姿の類似に気がついたガッピー弁護士。キャンディーの結婚。チャーリーと彼女の家を訪れたエスタに感染した天然痘。クルックの自然発火にによる死。

  • 物語の展開と共に人々に様々な変化が起きてきます。
    愛し合うエイダとリチャードはその婚約をとりやめます。
    一方、エスタとデッドロック夫人のつながりが暗示され、エスタの出生の謎に一歩近づくきます。
    さらに煙と煤の中での老人の死、殺人が起きます。
    いろんな事が起こりますが、モザイクが次第にその全体像を明らかにしだしてきます。

  • 物語が展開し、今まで平行して進んでいた筋が絡み始めた。語り手の出生のなぞが浮かび上がり焦点を結び始めた。チャーリーがかわいい。マーキュリー(ヘルメス)という名の召使いも出てくるが、ナイアルラトテップのように厄災をもたらす浮浪児ジョーが語り手に病を運んできた!

  • 読者に先に謎を明かしておいて、
    エスタがそれを知るのはまだ先、という展開?

  • 荒涼館に引き取られた、出自不明の少女エスタ。彼女をめぐる物語、そしていつまでも決着がつかないジャーンディス対ジャーンディス訴訟事件の結末は・・・?

    おお、2巻面白い!!
    1巻で山ほど出てきた登場人物たちの関係性がそれぞれ明るみに出てきたり、また新しく絡んできたり・・・。この上で更にか、と言いたくなるくらいまた新たな登場人物が出てくるのだが(笑)、それでも物語の面白さは損なわれず、むしろぐんぐん勢いを増していくようだ。
    キャラクターや話の展開が大げさだなと感じるところは多いけれど、それが物語をくっきりとした大胆なものに見せていて、むしろ好印象。たまには力でねじ伏せられ、引っ張られるのもいいものである。
    一度勢いがつくとぐんぐん読めて、1巻ではかなりの時間がかかった『荒涼館』だが、この2巻は2週間ちょいで読めた(もともと私は読むのが遅く、海外文学では特に遅くなるので、これでもかなり早いのです・・・^^;)。

    1巻ではあまりにいい子過ぎたエスタも、2巻になってから、怒りを感じたときにはきっちり怒りを表すようになって、それまで感じていた違和感も弱まり、ますます好調である。
    それだけに、このラストは・・・!! 2巻になってこれまで以上に彼女が好きになった私としては、まさに生殺し状態(!)である。どうか一声ここで叫ばせてほしい。
    ああ、エスタ、どうか==ネタバレなので割愛==でいて!!

  • う〜ん、複雑...
    面白くなってきたと思い気や、まだ2巻目なので謎解きはゆっくり。

    「ほほ〜〜〜」
    と思えるところがちらほらは見えますが、複雑です...

    で、やはり登場人物が多くて、「この人誰だっけ?」で悩んでしまう。
    1巻はすでに図書館に返却してしまったので、ちょっと大変でした。
    最後に何とか思い出した、苦心の登場人物を説明しておきましょう。

    グリドリー氏=弟さんと長期間遺産相続問題争いで疲弊している農場経営者。
    チャーリー、トム、エマの兄妹=スキムポールさんのところに来た借金取立人の可愛そうな子供たち。

    2巻の終わりは実に巧妙です。良くぞあそこで巻を終える!
    ショッキングです。

    そして、最後の第32章の注釈(6)に驚きました。
    えぇ〜〜〜って感じです。


    (H21.10 図)

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著者プロフィール

Charles Dickens 1812-70
イギリスの国民的作家。24歳のときに書いた最初の長編小説『ピクウィック・クラブ』が大成功を収め、一躍流行作家になる。月刊分冊または月刊誌・週刊誌への連載で15編の長編小説を執筆する傍ら、雑誌の経営・編集、慈善事業への参加、アマチュア演劇の上演、自作の公開朗読など多面的・精力的に活動した。代表作に『オリヴァー・トゥイスト』、『クリスマス・キャロル』、『デイヴィッド・コパフィールド』、『荒涼館』、『二都物語』、『大いなる遺産』など。

「2019年 『ドクター・マリゴールド 朗読小説傑作選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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