- Amazon.co.jp ・本 (438ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480022998
作品紹介・あらすじ
エスタは重い病気にかかり、長い間寝ついてしまう。回復したときには、美しさはすっかりそこなわれていた。そんなエスタに、ジャーンディス氏は「この家の主婦になってくれ」と言う。エスタはみちたりた心持ちになる。しかし一方、エスタとデッドロック夫人との間の秘密を知った人人が様々に動き始めて…。物語は次第にテンポを早めてその核心に近づく。
感想・レビュー・書評
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やはりデッドロック夫人の過去が物語の大きなカギと感じた。しかもエスタとの繋がりに謎が。荒れ狂う天然痘・・そして少年を訪れた女性、看病したエスタ・・罹患する。癒えた彼女・・大きな変貌。その場面で告げたジャーンディス氏の言葉が温かい。背後で暗躍を続けるタルキングホーンから目を離せないが、ガッピ―も何やら。最後の事件は想定内とはいえ、衝撃だった。
ガッピ―が目を奪われた壁画・・美しい容貌の夫人であろうそれと面影が似ているエスタも、美しかったろうと思われる・・だけに。
2人の相続人~特にリチャードの軽さに、エスタに変わってハラハラする。彼がジャーンディス氏を煙たがる理由も然り。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
4へ
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エスタは重い病気にかかり、長い間寝ついてしまいます。
回復した時には美しさはすっかり損なわれてしまいます。
そんなエスタにジャーンディス氏はこの家の主婦になってくれと言います。
そして、エスタとデッドロック夫人との間の秘密を知った人々が様々に動き始めもします。
物語は次第にテンポを早めてその核心に近づいていきます。 -
ジョーーーーーー!!!!
ジョーのボロボロの姿は風刺画などで時々見るボロ着の子供たちの姿を思い浮かべます。
3巻の後半に入ると急に物語りがスピードアップします。
サスペンス的要素も色濃くなります。火サツというか土曜ワイド劇場というか、、、もちろん2時間では終われませんが(笑)
そして、巻を進めるごとにエスタの心の声が、綺麗な言葉使いでの毒づきのようで思わず笑ってしまいました。ちょっとブラック・エスタ。
少しずつ謎解きも始まり、また、あれ?なんで?そうか!とか色々想像が膨らみます。
最終巻への謎解きの期待と、読み終わる寂しさが募ってきましたわ。
(H21.10 図)
著者プロフィール
チャールズ・ディケンズの作品





