リトル・チルドレン (ちくま文庫 さ 7-1)

ウイリアム・サローヤン 吉田ルイ子

• 筑摩書房 (1990年12月1日発売)

作品紹介・あらすじ

ギリシア人、イタリア人、メキシコ人、アルメニア人…。さまざまな国から海を越えてやってきた移民たちを受け入れる国、アメリカ。子どもたちは仕事場で、街で、学校で、人生という厳しくもどこかこっけいな現実を、手さぐりで確かめながら生きてゆく。アルメニア系二世であることを誇りとするサローヤンが、自らの少年時代の思い出をこめて描く17篇の少年物語。

感想・レビュー・書評

[tさんの感想 · 2017年1月9日]

貧しい少年、移民たち、当たり前の差別。
それでもアメリカが好きだと言える登場人物たちの強さ。

[zoologicさんの感想 · 2012年8月13日]

子供が主人公の短編集。アメリカで移民で貧しいけれど、なんとなく幸せな子供たち。全然合理的ではないかも知れないけれど、とっておきの譲れないもの。なんでもない話だけれど、なんかいい。