サバンナの博物誌 (ちくま文庫 か 14-1)

著者 :
  • 筑摩書房
3.29
  • (0)
  • (2)
  • (5)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 22
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (273ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480025326

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 西アフリカのサバンナに暮らす「モシ族」の生活に密着してフィールド・ワークをおこなった著者が、彼らを取り巻く自然と生活について語った本です。

    「「自然」という、そもそもモシ語にもない概念によって、たとえば「モシ族における自然の利用」といった形でこのサバンナの文化を論じることが、一方的な枠組みに由る対象の切りとりになりやすいことはあきらかだ」と語る著者は、「博物誌」という手法によって、著者が見聞したモシ族の人びとと彼らの生活実態をミクロな項目ごとに分けて生き生きと描き出しています。

  • オクラはエジプトでは紀元前から栽培されてたらしい

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

(かわだ・じゅんぞう)
1934年生。東京大学教養学部教養学科卒業。現在 東京外国語大学名誉教授・日本常民文化研究所所員。著書『無文字社会の歴史』(岩波現代文庫、2001)『口頭伝承論』I、II(平凡社ライブラリー、2001)ほか。訳書 レヴィ=ストロース『悲しき熱帯』I、II(中公クラシックス、2003)『ブラジルへの郷愁』(中央公論新社、2010)ほか。
*ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

「2023年 『構造人類学 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

川田順造の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×