お伽草子 (ちくま文庫)

  • 筑摩書房 (1991年1月1日発売)
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本棚登録 : 101
感想 : 7
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  • 本 ・本
  • / ISBN・EAN: 9784480025616

感想・レビュー・書評

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  • 図書館で。今も昔も男性の夢は出世と綺麗な嫁さんで、女性はやんごとなきご身分の貴公子に見初められて嫁入りするなんだなぁとぼんやり思いました。今は違うという人は多いかもしれないけれども、なろうとかの投稿を見るとまだまだイケメンでスパダリ(しかも身分が高くカネモ)と結婚モノが大流行りなところを見ると潜在的に女性の願望なんだろうなと思ったり。

    でも昔よりは女性の扱いはよくなったのかな。男って大体どうしようもないよね、妻子を捨てても出家したらそっちの方が世間的にたっとばれるとか昔は女子供に厳しいよな…とか読みながら思いました。

  • 難解過ぎた。

  • 登場する書籍・作家
    業平
    伊勢物語
    万葉集
    古今和歌集
    国史叢書

  • 面白かった…。群像と被っているのは、『鉢かづき』『蛤の草紙』『浦島太郎』。話の筋が矛盾していたり、出てくる大人が結構自分勝手だったりで、1人でツッコミながら楽しく読んだ。中でも『さいき』には、笑っていいのか迷いつつも爆笑!こういう話を読むと、昔の人のものの考え方や感じ方を詳しく知りたくなる。

  • 「鉢かづき」「ものくさ太郎」「酒呑童子」その他、13編の日本の古典を収録。上記3編の内容は既に幼い頃、童話で馴染んだ人が多いと思うが、若し記憶に無ければ、日本の心根を学ぶ意味も兼ねて、日本人としては知っておきたい説話である。その他については手厳しい表現も多いが大人の感覚で理解されたし。文章は現代文だが、雅かつ繊細でやや難解。ただこれをすんなりと読める程度の日本語力は身につけたいもの。ついでに説話の趣旨、清い心根についても身体で理解し生きるうえで糧としたい。

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著者プロフィール

1886年(明治19年)〜1965年(昭和40年)。東京・日本橋生まれ。明治末期から昭和中期まで、戦中・戦後の一時期を除き執筆活動を続け、国内外でその作品の芸術性が高い評価を得た。主な作品に「刺青」「痴人の愛」「春琴抄」「細雪」など、傑作を多く残している。

「2024年 『谷崎潤一郎 大活字本シリーズ 全巻セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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