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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784480025999
作品紹介・あらすじ
大国による世界支配=覇権システムは終焉を迎えた。では新しい国際秩序はどのような構造になるのか?新世代の国際政治学者が、広い学識と柔軟な思考に基づいて、21世紀へのパラダイム・シフトと日本の行くべき道を世に問う力作論考。
感想・レビュー・書評
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1980年代に書かれた著者の文章を集めた本で、前半ではアメリカの覇権が終わり新たな時代が到来するという認識を示し、後半ではそうした来たるべき国際社会において日本および日本人がなすべき役割について、主としてエッセイ形式で語っています。
アメリカの覇権に依拠した国際秩序は、覇権国がそのコストを支えきれなくなることによって崩壊すると著者は論じています。そのうえで、覇権システムからポスト覇権システムへのソフト・ランディングを成功させるためには、新たな国際秩序のありかたについての認識が求められるといい、「パックス・アメリカーナ」に代わる「パックス・コンソルティス」(コンソーシアムによる国際秩序)あるいは「パックス・ディプロマティカ」(外交による国際秩序)という描像を提出しています。
また著者は、国際社会の関係は、19世紀においてはテリトリアル・ゲーム、20世紀においてはウェルス・ゲームとして解釈できるといい、21世紀においては「アメニティ」(快適さ)が重要な指標になってくると主張し、そうした社会に向けて日本人がなすべきことを考察しています。
本書刊行当時から現在にいたるまで、アメリカの威信が低下したといわれつづけていますが、旧来のパワー・バランスの理論を越えるような新しい国際秩序のヴィジョンはいまだ示されておらず、それどころかそうしたヴィジョンを示そうとする努力を冷笑で迎えるような風潮さえあるような気がしてなりません。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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