夢野久作全集10

  • 筑摩書房 (1992年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784480026804

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

心理小説としての深い洞察と、独特の言い回しが魅力的な作品群が収められています。特に「ドグラマグラ」を経て、短編小説集に触れることで、夢野久作の文学の多様性を再発見することができます。作品には人間の狡さ...

感想・レビュー・書評

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  • 全体的に物足りない…。
    狂気に満ちているわけでもなし、ステキな推理劇場があるわけでもなし、あっと驚くどんでん返しもなし、心揺さぶられる物語があるわけでもなし…。

    冥土行進曲はオチが好きじゃなかったけど、復讐ものが好きな身としては途中まで楽しめた。

  • おどろおどろしい文章の中に見え隠れする人間の狡さと怖さと情けなさのようなもの。独特の言い回しが好きだ。

  • 解説にも書いてあるが、全体的に話の「荒さ」が目立つ短編集。でも文章はしっかり夢野久作。
    S岬西洋婦女絞殺事件
    人間レコード
    の二つが面白かった。
    やっぱり異国と絡んだ話が面白い。

  • 夢野久作といえば探偵小説の大家であり、最も有名なのが「ドグラマグラ」。
    今まで何度も読みかけては頓挫し、を繰り返していたが、昨年暮れにとうとう完読。
    読んでみれば、意外におもしろくてどんどん読み進んでしまった。
    今の時代に妙に当てはまるところがあるような気がした心理小説。
    そしてその勢いで読んだのが、この全集の10巻。
    短編小説ばかりを集めてあり、「ドグラマグラ」の後だったせいか、今一つ読みごたえがなかったように思う。
    学生時代、夢野久作は一種の「通過点」みたいなところがあった。
    いつだったか書店で高校生の女の子が「夢野久作はありますか?」と書店員に尋ねていた。
    「いえ、うちには置いておりません」という書店員の返事を聞いて愕然としたのを覚えているが、今も夢野久作に夢中になる若い人たちはいるんだろうか。

  • ちくま文庫から刊行されている夢野久作全集の第10巻。「ドグラ・マグラ」以降、晩年までの作品12篇を収録。「夢野久作」からイメージするような作品は収録されていませんが、こういう作品も残しているのかと、ちょっと驚きます。「ドグラ・マグラ」で全部出し切ってしまったんだろうか。裏を返せば、ある意味読みやすいというのだろうか。

  • 前巻の「ドグラ・マグラ」と比較すると断然読み易かった。
    テーマを付けない点も却って良かったのではないか。
    「刺青」という言葉が所々で散見されたが、これは外国風味を加える為であったのかも知れない。

    「継子」の真犯人はどうしても中林先生という気がしてならない。
    「オンチ」は又吉みたいに優しい人を怒らせると怖いと改めて感じた。
    「白くれない」で時代小説はやはり苦手だと気付いた。

    解説で言っている事は一部理解出来る。
    確かに粗削りで筋が逸れている作品が多い。
    しかし、夢野久作の魅力は不可思議で意味不明な無意味にあると思う。

  • 家の何処かにあるからまた読み返したい。この全集絶版だから、ちまちま集めるのも大変である。

  • 2009/
    2009/

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著者プロフィール

夢野 久作(ゆめの・きゅうさく):1889-1936。福岡県生まれ。本名杉山泰道。幼名直樹。政治結社玄洋社系の杉山茂丸を父にもつ。修猷館から近衛歩兵第一聯隊に入隊し満期除隊。慶應義塾中退。農園経営、僧侶、謡曲教授、新聞記者など様々な職業を経験。1926年、雑誌「新青年」に「あやかしの鼓」が入選し本格的な作家デビューとなる。日本探偵小説界の三大奇書『ドグラ・マグラ』他、「死後の恋」「瓶詰地獄」など、狂気で妖しい独自の世界観、1人称の独白体や書簡体形式の特徴的文体など、今もなお読者を魅了し続ける。筆名は「ぼんやりして夢ばかり追う間の抜けた人間」を指す博多地方の方言。

「2026年 『冗談に殺す』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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