武田百合子全作品(6) 遊覧日記(ちくま文庫)

著者 :
  • 筑摩書房
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本棚登録 : 295
レビュー : 31
  • Amazon.co.jp ・本 (185ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480026842

作品紹介・あらすじ

出かけて行った先々での出来事を飾らない素直な言葉で綴ったエッセイ集。

感想・レビュー・書評

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  • お気に入りのお菓子を見つけて、2つ目を食べたら1つ目よりも美味しくなかった。という気分。

    東京、上野と京都の散策の日記。牡丹園、代々木公園の14烈士の碑、蛇センター。マニアックながらユーモラス。

  • 木村伊兵衛さんが
    撮られた写真の中の
    人物やモノが
    しゃべり出したら

    きっと
    こんなふうになるのだろなぁ

  • 2017.9月。
    遊覧。いい言葉だ。ぶらっと気ままに訪れた先でのことを、近過ぎず遠過ぎず愛情を持って淡々と鋭く綴る。粋。娘さんを相方にってのがまたいい。

  • 2015/11/3

  • 眼に見えて対岸から風が吹きわたってくる。土手の桜の花びらが先ず震え、枝の先が左右に揺れ上下に揺れ、一泊遅れてわっと花吹雪が起る。そのあとは風がなくても滑るように花が散って止まない。この花は、そういう具合になるように花びらがくっついているのだ。

    『隅田川』

  • 「夫が他界し、娘は成人し、独りものに戻った」武田百合子のお出かけ日記。
    自由気ままな猫のようだけど、ほんのり寂しげな雰囲気が漂う。
    花を「性器丸出し」、痴ほう症の老人を「四六時中、夢の中の人」と表現するセンス!
    最高です。

    するすると見知らぬおばあさんの家に上がってしまう話と
    京都の話が特に好きだが、一番印象的なのは
    冒頭の女中のヤエちゃんのエピソードだったりする。

  • 武田百合子は優れた観察者で、表現にモレがない。

  • 自分がおもしろいと思う、好きな場所へ出かけたくなる。

    吹っ飛ばされそうな、おもちゃの人形になったような気分になる、あの花屋敷のジェットコースターに乗りたい。

  • 新着図書コーナー展示は、2週間です。通常の配架場所は、2階開架 請求記号:914.6//Ta59

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著者プロフィール

武田百合子

大正14(1925)年、神奈川県横浜市生まれ。旧制高女卒業。昭和25年、作家の武田泰淳と結婚。口述筆記をしたり、取材旅行に同行し、夫の手となり、足となっていたが、夫の没後、『富士日記』により、昭和52年、田村俊子賞を受賞。竹内好と武田夫妻、三人での旅行記『犬が星見た――ロシア旅行』で、昭和54年、読売文学賞を受賞。『武田百合子全作品』全7巻がある。平成5年死去。

「2019年 『武田百合子対談集(仮)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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