- Amazon.co.jp (540ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480027016
作品紹介・あらすじ
あの"ひょうたん島"が帰ってきた。1964年4月から69年3月までNHK総合テレビで放映され、世代を越えた視聴者をひきつけた超人気番組の現存台本を初めて活字化する。第一巻では、ひょうたん島に遠足にきたサンデー先生と子どもたちが、折からの火山の爆発で切り離され、漂いだした島にとり残される。そこにダンディ、トラヒゲ、ガバチョなどが次々とあらわれて…。
感想・レビュー・書評
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人形劇ミュージカル『ひょっこりひょうたん島』の台本。
本当は映像を見たかったのだけど、読んでみるとこっちの方が面白いような気がしてきた。
ト書きに作者の茶目っ気がちょいちょい入っていて、これは台本じゃなきゃ分からない。
昔見たことがあるはずなのに、話は全く覚えていなかった。
ひょうたん島にハイキングに来たサンデー先生と子ども達は、突如動き出したひょうたん島から出られなくなってしまう。
そこに次から次へと怪しい大人が集まってきて‥。
サンデー先生、ダンディさん、トラヒゲさん、ドン・ガバチョ、ムマモメム…とお馴染みの大人達は全く頼りにならない。
でも改めて見るとそこがいいなと思う。
現実の大人も本当はそんなに凄くないし、むしろちょっと抜けた可愛らしさがある彼らは魅力的な人格と言えるかもしれない。
ドタバタとはしゃぎ回る(ようにしか見えない)彼らを見てるとこれでいいんだって思えてくる。
「
だけどぼくらはくじけない
泣くのはいやだ笑っちゃおう
」
ってことだ。 -
初版
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井上ひさしさんの訃報をきいて、思い出したので。人形劇「ひょっこりひょうたん島」の台本、にあたるんだろうか。全13巻。読んだのは小学校の頃。母か兄かが借りてきたものが転がっていたので手に取って、最終的には自分で借りて読んだもの。
ト書きがあるようなものを読んだのがはじめてだったので、正直いってなんだかよくわからないなぁと思いながら読んでいたのだけど。人形劇は再放送で観たことがあったのだけど、本で読むとだいぶ違う印象を受けた。ト書き部分まで読むと、どうもハカセが主人公のお話に読めてくる。あと、ライオンくんが意外と重要人物になっているような。
時間があったら、また読み直してみても面白いかもしれない。
著者プロフィール
井上ひさしの作品






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オリジナル版の放送期間には私はまだう...
オリジナル版の放送期間には私はまだうまれていないので、その後に作られたリメイク版を見ていたのかもしれません。映像が残っていないと知るまでは再放送を見ていたと思っていたのですが…。
日本ではアーカイブの発想が欠けていますからね、つくづく残念に思います。
「その後に作られたリメイク版」
...
日本ではアーカイブの発想が欠けていますからね、つくづく残念に思います。
「その後に作られたリメイク版」
それも20年前ですねぇ~(今、調べて1991年に放映されたと知りました)。
はい。20年前と考えると自分の記憶が断片的であいまいなのも納得です。さらにその再放送を見ていたとなると、自分の...
はい。20年前と考えると自分の記憶が断片的であいまいなのも納得です。さらにその再放送を見ていたとなると、自分の記憶力に失望するしかないです。