失われた時を求めて〈1 第1篇〉スワン家のほうへ (ちくま文庫)

制作 : Marcel Proust  井上 究一郎 
  • 筑摩書房
3.65
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本棚登録 : 326
レビュー : 22
  • Amazon.co.jp ・本 (759ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480027214

感想・レビュー・書評

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  • あるきっかけがあって、これは死ぬまでに読んでおかねばと思って慌てて読み始めた。ら、面白いのなんの。

    記憶を思い出すがままに綴られた小説だと思いきや違った。読み手を引っ張っていこうという企みに満ちた、サスペンス満載の構成だった。本作の紙数の大半はスワン氏とオデットとの恋愛に割かれているが、それが「私」の、スワン氏の娘ジルベルトへの愛に、時を隔てて繋がっていく……
    本作の大きなテーマと感じたのは、「時が永遠に流れてさえいれば、私たちはいつか何かを成就することができるのか」ということ。しかし残酷なことに、本作が一方で克明に描き出すのは、時は不可逆であるがゆえに変更がきかず、幸福な記憶は幸福として、後悔は後悔として定着するしかなく、そのどちらを思い出すのか、その引き金を引くのは、現在の私たちの心の状態でしかないという、生きているということの現実。

  • とりあえず、第一章コンブレーは読んだ。第二章のスワンの恋、第三章土地の名、ーー名、 はまた機会を改めて。

    描写が、細かくてすごい。知識が足りなくて、うまく想像できないのがもどかしい。

    有名なマドレーヌのシーンって、第一章で出てくるのね。結構あっさり見つけられて驚いた。

    第一章の後編で、いきなりレズビアンのカップルが出てきたのにはたまげたわ。同性愛の要素がある小説と小耳に挟んだことはあるけれど、せいぜいほんの少し匂わす程度だと思ってた。

    それにしても、どんなに美しい土地だろうと、知り合いとしか顔を合わせる機会がない田舎は恐怖だわ。

    また読もう。

  • 東大京大教授が薦めるリスト100選抜

    No.25

  • 6巻あたりで挫折。

  • 井上訳のニョロニョロ文は、ひっじょうに読みにくい。意識を集中させ、ほかのことを排除し、没頭しないと、意味がわからずおなじところを何度も読む羽目になる。

    そんなで、読み終わるのに2か月もかかってしまった。
    じゃあつまらないかというとそんなことはなくて、スワンの嫉妬のところなんて、恐るべき観察眼で圧倒的、超面白い(でも400ページもやらなくても…)。


    計算上だと、全巻読破には20か月かかることになるが、いつ終わるだろう。

  • 紅茶に浸したマドレーヌを食べた瞬間に感じた幸福感から始まる長い物語の第一巻。年内に最後まで読みたいと思っています。

    第一部「コンブレー」は読むのにとても時間がかかったが、さすがに文章の比喩表現がとても素晴らしく読み応えは凄くあります。これと言ったストーリーがあるわけではなく主人公の思考の流れが描かれている。
    第二部「スワンの恋」では、主人公は登場せずにスワン氏とその奥様との恋愛が描かれていて、ここからストーリーらしきものが始まる。
    第三部「土地の名、-----名」では、土地の名に関する主人公の妄想が凄い。そして、いよいよ主人公とスワンの娘であるジルベルトの恋愛模様が描かれる。

    時間をかけてゆっくり読破したいと思います。

  • どうして綺麗なものしか追い求めてないこの主人公は、誰にでも好かれるのか。彼が主人公たる所以は何だろう。

  • 言わずとしれたプルーストの名作

  • ずっと積読かも。

  • まだ半分も読んでいませんが比喩表現がすばらしく好みです。

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