王朝文学とつき合う (ちくま文庫)

  • 筑摩書房 (1994年4月21日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784480028518

感想・レビュー・書評

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  • 日本の古典文学に造詣の深い著者が、『伊勢物語』や『土佐日記』、『枕草子』『源氏物語』といった王朝文学の魅力を解説している本です。

    『蜻蛉日記』や『更級日記』、『枕草子』については、著者自身の受け止め方が変わってきたことを振り返りながら説明がなされており、著者がそれらの作品の深い魅力に沈潜していったプロセスを追体験しているような気分になりました。

    『源氏物語』については、あらすじの解説のほか、「もののあはれ」に込められた意味や六条御息所に代表される「心の鬼」について、著者自身の考察が展開されています。ただ、「もののあはれ」の項は、同じ「ちくま文庫」から刊行されている『古語に聞く』に収められた文章の再録で、少しがっかりしたのも事実ですが。

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著者プロフィール

昭和4年4月11日、広島県に生まれる。昭和27年早稲田大学第一文学部文学科(国文学専修)卒。小説家。評論家。日本芸術院会員。河出書房、筑摩書房勤務、昭和37年退社。38年「往還の記--日本の古典に想う」で田村俊子賞。56年「兵隊宿」で川端康成文学賞。平成6年日本芸術院賞。著書に『竹西寛子著作集』全5巻別冊1(平8 新潮社)『自選竹西寛子随想集』全3巻(平14〜15 岩波書店)『日本の文学論』(平7)『贈答のうた』(平14 いずれも講談社)など。

「2004年 『久保田淳座談集 心あひの風 いま、古典を読む』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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