インドへの道

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  • 筑摩書房 (1994年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784480028525

みんなの感想まとめ

多様な人間関係や文化の交差点で織り成される物語が描かれています。登場人物たちは完璧ではなく、欠陥や矛盾を抱えながらもリアルな人間らしさを持ち、彼らの友情や別れは、異なる価値観が交錯する中での運命を感じ...

感想・レビュー・書評

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  • 4.04/116
    『イギリス支配下のインドの小さな町を舞台に、インド人医師アジズと、フィールディングらイギリス人との交流と対立を描いて、東洋と西洋、支配民族と被支配民族がいかにして結びつくことができるかを問うフォースターの代表作。無実の罪に問われたアジズのその後は?デヴィッド・リーン監督により映画化され、いま異文化との摩擦、融和の問題に直面する現代日本で重要なテーマを提起する不朽の名作。』(「筑摩書房」サイトより▽)
    https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480028525/


    原書名:『A Passage to India』
    著者:エドワード・モーガン フォースター (Edward Morgan Forster)
    訳者:瀬尾 裕
    出版社 ‏: ‎筑摩書房
    文庫 ‏: ‎549ページ


    メモ:
    ・松岡正剛の千夜千冊 1268夜
    ・英語で書かれた小説ベスト100(The Guardian)「the 100 best novels written in english」
    ・20世紀の小説ベスト100(Modern Library )『100 Best Novels - Modern Library』
    ・死ぬまでに読むべき小説1000冊(The Guardian)「Guardian's 1000 novels everyone must read」
    ・オールタイムベスト100英語小説(Time Magazine)「Time Magazine's All-Time 100 Novels」

  • 第10回(古典ビブリオバトル)

  • イギリス支配下のインドを舞台にした、『眺めのいい部屋』や『モーリス』でも有名なフォースターの最後の長編小説。イギリス人統治官とインド人医師の友情と訣別、彼らをめぐる人々の物語を、オリエンタリズムの視点から見るか、同じアジア人の視点から見るかのどちらかで、物語の印象はかなり変わると思う。

  • 英国支配体制を肯定する立場から、インド社会では異端であった青年医師アジズは、無実の罪で法廷に立たされる。インドに理解の深いことで英国社会で異端であったフィールディングは、アジズを弁護する側にまわる。西洋と東洋とに相互理解はあり得るのか、宗主国と植民地の間に友情は成り立つのか。90年前の小説ながら、古くないテーマ。ただし東洋の神秘性は、90年たった現在、だいぶ割引の必要があろう。

  • ハワーズ・エンドは実務の世界が教養の世界の前に膝を折り傅くのがカタルシスだったが、インドへの道では、さすがに作者の老成を経た価値観が反映されており、やや複雑。読後の素直な感想は、この世に生を受けた異なる価値観が、完全な調和を得られるのは、ふたりの想像の世界においてのみであり、実際の世界の制約の中では難しいよでも夢に向かって生きていかなきゃね人間は、ってこと?ふーん。だった。それはそれで激しく同意。

  • NHKテレビ3か月トピック英会話 2010 11―聴く読むわかる!英文学の名作名場面
    で紹介がありました。

    重要表現は
    I'm afraid I have made a mistake.
    とのこと。

    名場面は
    Her vision was of several caves.
    She saw herself in one, and she was also outside it,
    watching its entrance, for Aziz to pass in.
    She failed to locate him.
    It was the doubt that had often visited her,
    but solid and attractive, like the hills.
    I am not - Speach was more difficult than vision.
    I am not quite sure.
    I beg your pardon? said the Superintendent of Police.
    I cannot be sure...
    とのこと。

    全体を掴む手がかりになりそうです。

  • 映画化されている
    河田学先生推薦本

  • これぞ、フォースター!と思わせてくれる一作。読み応えもありますが、何しろインドの描写が細かいので、いきなり読み進めるのに苦労しました。

    イギリスの文化やインドの文化がよくわからない、イメージできない方は、ディヴィッド・リーンの遺作でもある映画版を参考に見た方がわかりやすいかもしれません!

    正直、わたしは大英帝国下のインドに関する知識がまったくなかったので、読んでいてへーっ!と思うことばかりでした。

    イギリス対インドという構図の中に、在印イギリス対イギリス、回教徒対ヒンドゥー教徒、母対息子、女対男など様々な対立構造が描かれている。
    人はあらゆる違いを乗り越えて愛し合うことができるのか。この作品は、フォースターの長編作品におけるその最大の取り組みである。

  • 1268夜

  • ハワーズ・エンドが良かったのでもう1冊フォースターを読みました。
    人と人との間に国境が挟まるとき、そして支配者と被支配者として出会うとき、友情をはぐくむことができるのか。
    人の中の素朴な「良心」というものについて考えました。

  • 考えれば考えるほど。フィールディングは俺のようだ。

  • フォースターの作品は4作目くらいか?。
    これが一番読みたかったけど翻訳ならびに一言一言に
    伏線がある気がしてメモりながら読んだらとっても
    時間がかかってしまった。

    作品をどうのこうのというよりも、私は作家の方に
    興味があって好きで読んでる。

    本を読んでるとこの言葉がほしかったの!と思うことがある。
    人は自分を同調してくれる人や言葉を欲するものだと
    思うのだけど、
    そのために多くの本に手を出したりする自分もいたりするわけで
    まさしくこの作品はそれの宝庫なのです。

    人間関係の破綻は突然、思いもよらない時と場所で訪れる。
    異文化の違いとか、生きた環境・身分の違いとかそういうフェーズの話でも考えられるけど
    もっと大きな運命論みたいな枠としてもとれる感じ。

    この作品に出てくる人物で完璧な人はおらず、どこか
    欠陥を持っているし、
    常にキャラクターが一貫しておらず、変化して矛盾してたりもする。
    でもそれが人間ってもんだし、リアルでいい。

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