他人の中のわたし: 精神科医のノートから (ちくま文庫 な 18-1)

著者 :
  • 筑摩書房
4.00
  • (2)
  • (0)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 13
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062570053

作品紹介・あらすじ

女の子が人形やぬいぐるみを好み、男の子が飛行機や車のおもちゃを好むのは、実は親や社会がそうしむけるからだけではなく、生まれながらに男女で脳が色分けされているからなのです。また、女性が精神的パニックに陥りがちなのは、左脳と右脳を結ぶ回線がショートしやすいためらしいということもわかったきました。さらに同性愛についても、脳の随所で構造的な違いが発見され、単なる心の問題ではなくなってきました。本書では、MRIなど最新機器の導入により、かつてのマウスではなく実際の人間の脳でわかってきた脳の性差の最新知見を紹介します。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 期待した内容とは違ったけど読み物として面白かった。日本が本格的に病んでくる前の時代の本。

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

'1937年群馬県に生まれる。「心の病」治療の権威として、また地域・家族ぐるみの精神衛生活動の先駆者として知られる精神科医である。その活動で出会った人々を描いた本書は、「自分の人生の前半そのもの」と自ら言う。人生の後半は東京のど真ん中の病院で都会人の心の守り人となり、現在も臨床医として第一線にいる。私たちを取り巻く今の時代、この”治す職人”の慈愛に満ちた目と指針はますます貴重になった。

「2007年 『こころの医者のフィールド・ノート』 で使われていた紹介文から引用しています。」

中沢正夫の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×