いっぱしの女

  • 筑摩書房 (1995年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784480030818

みんなの感想まとめ

自分の意見をしっかり持ち、男性に依存せず生きる女性の姿を描いたエッセイ集です。著者の氷室冴子は、少し前の時代における女性の実態を鋭く捉えつつも、現代にも通じるテーマを扱っています。彼女の洞察力や思慮深...

感想・レビュー・書評

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  • 氷室冴子のエッセイ集。小学生の頃はコバルト文庫で楽しませてもらったものだが、このエッセイには氷室冴子の本質とも言える部分が現れているように思う。自分の意見を持って、自分の足で、しっかり生きていく女性として、憧れる部分、共感できる部分が多々ある。

  • 解説:清野徹

  • 少し前の言葉で"飛んでいる女"の実態を事細かに描写したエッセイ集だが、男に阿ることなく生きる女性の姿がよく現れていると感じた.初版は1992年だが、今の時代にも当てはまる事象が多かった.ただ今はスマホに取り込まれている女性が多いので、そのあたりを踏まえたエッセイが読んでみたい.

  • 氷室冴子さんの小説は海が聞こえるしか読んだことがないのですが…
    エッセイがとっても面白くて大好きです。
    この本での氷室さんとそんなに変わらない年齢ですが、私なんて軽く生きてるなーって思っちゃうほど、色んな事への洞察力というか、思慮深い方です。
    それと同時にシュールな笑いというか、たまに声出して笑っちゃうところもあって、本当に楽しい本でした。

  • 1995年(底本1992年)刊行。初めて著者作品読了。個人的には、逆境や問題に対して、柳に風の如く受け流しつつ、自らの立ち位置を自然に確立していく女性が好み。自分が絶対できないから、というのがその理由だが、著者は本書を読む限り、どちらかと言えば、好みとは真逆の、自らの意見を声高に主張する不器用なタイプ。それ故か、途中辟易する箇所は多かった。ただ、日本書紀と古事記の差として、女すら大義・正義に生きることをあえて描こうとした前者と神々の力や人間を素直に描いた後者という風に言及した箇所は、おぉっ、と思わされた。
    あるいは、小説や文学作品を「判った」といとも簡単に述べる心性(著者は女性を挙げる)と、友人・知人の性格や感情を「判った」と簡単に評する心性に共通項を見出し、その蒙昧さを鋭く突いた「いちばんとおい他人について」はなかなか興味をそそられた。

  • はじめて読んだ氷室冴子さんのエッセイ。中学生時代に楽しませてもらったコバルト文庫の小説とは全然違う雰囲気。この頃氷室さんは30代。30女の本音がずばずばと。うんうんわかるわかるなんて軽々しく言っちゃうと氷室さんに怒られそうだけど「詠嘆なんか大嫌い」とか、かつて共同生活を送っていた友人のとめどないグチから、たまらない気持ちになっていくところとか、全くその通り、よくわかるのだ。おんなじ経験してるしね。
    ここでわたしは(ほとんどの方?)悶々と自分の中に溜めちゃうんだけど、氷室さんは黙っちゃいない。例え切ない最後になるとしてもちゃんと自分の思いを伝えるからかっこいい。「とてもすばらしかった旅行」なんてスカッとしたぁ。
    あ、あと「羅生門」のおんなは恐ろしい。。。

  • 学生時代、氷室冴子が好きだったことを思い出して、図書館で借りてきた本。
    「古事記」と「日本書記」について書かれていて、面白く読んだ。特に取り上げている部分(倭建命と沙本毘売の部分)が私も古事記で興味深くて印象に残っている部分だったので、同じようなことを考えていることが同じで嬉しかったな。
    あこがれの人と同じようなことを考えていたことが嬉しいという、中学生並みのときめきを感じてしまった。
    そして、現在よりもだいぶ独身30代女性に対する風当たりが強いことがエッセイの所々で感じられて、時代を感じずにはいられなかった。
    久々に「さろならアルルカン」が読みたくなった。

  • 2007年1月27日購入。
    2007年5月21日読了。

  • 2006/02/06

  • お友達にずーーーっとお借りしていたので、今日返すのです。
    この方、中高生相手のファンタジー書いてらっしゃる方と認識してたのですが、
    なんちうか、気が強い強い!ほえぇぇーー!とな、びっくりしたです。読み易し。

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著者プロフィール

氷室冴子(ひむろ・さえこ)
1957年、北海道岩見沢市生まれ。 1977年、「さようならアルルカン」で第10回小説ジュニア青春小説新人賞佳作を受賞し、デビュー。集英社コバルト文庫で人気を博した『クララ白書』『ざ・ちぇんじ!』『なんて素敵にジャパネスク』『銀の海 金の大地』シリーズや、『レディ・アンをさがして』『いもうと物語』、1993年にスタジオジブリによってアニメ化された『海がきこえる』など多数の小説作品がある。ほか、エッセイに『冴子の東京物語』『冴子の母娘草』『ホンの幸せ』など。 2008年、逝去。

「2021年 『新版 いっぱしの女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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