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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784480031341
みんなの感想まとめ
現代社会のさまざまな側面を鋭く分析した一冊で、特に「オタク」「ダイエット」「BL」といったテーマを通じて、91年当時の世相を巧みに切り取っています。著者の独自の視点は、時に主観的ながらも、読者に多くの...
感想・レビュー・書評
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やや著者の主観とフロイト的解釈のフィルターが入りすぎている気もするが、オタク、ダイエット、BLを切り口に91年当時の世相を鋭い視点で切り取った読み応えのある一冊。
たしかに一理あるなと納得できる部分も沢山あり、また今なお続く社会問題に感じる部分も多かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
いま本屋にあふれるハウツー本。「できる人の○○」…
「できる人」ってつまり「好印象を持たれる人」?
そんな事を思ったら本書191ページへ。
書かれてから20年近く経っているが、内容は古いどころか現代をするどく看破している。
”この社会、現代という時代は基本的に病気なのだ。” -
栗本薫の別名だとは知らなかった。著者が今の「オタク」「ダイエット」「やおい(今のBLとはまたちょっと違うと思う)」を言語化し、社会を掴み、彼ら(でもあり向かい合ってもいる私たち)はどのように生きていくべきか。
JUNE系やダイエット症候群の生き方精神の置き場や理論が断定と普遍化されすぎてどこまで正しいかはともかく、納得できるところもある。また、彼らは現代社会の負け組なのではなく、現代の暮らし考え方に適合した結果であり、それも一つの形なのだと思えた。語句の選び方、伝え方がドンピシャで流れるようで、文章が上手い人だった。
現代の若者像(オタク層)を考える上で、一度は読んでおきたい。何回も読み返したい。 -
オタク、拒食症・過食症、ボーイズラブ...。これらが引き起こす凄惨な事件や悲劇。社会全体の歪みの原因であるコミュニケーション不全症候群と、その立ち向かい方、心構えについて書かれた評論。もう24年前の作品です。
著者の中島梓は、SFやミステリー等を中心に書く作家の栗本薫氏が、評論を書くときのペンネーム。要は同一人物ですね。
愛されたい、という現代の病。嫌われたくない、とも言い換えられそうですが、昨年の大ベストセラー『嫌われる勇気』を想像しました。
やはり20年以上前も今も、自分を周りを比較して、ダメな自分を勝手に膨らまして病的に陥ってしまう、と。これが現代病なのだと思います。
決して他人事ではなく、自分にも思い当たる節がありますし(だから『嫌われる勇気』を読んだわけですし)、それを「自覚」して行動するのが大事なんですね。
中島氏もいうように、自分を直視する勇気、自分を認識する勇気、これを忘れずにしたいと思います。
いつか自分の子供がこういうことに悩むときが来たら、是非伝えていきたい。 社会全体の問題も、こういうことの啓蒙が少しずつ世の中を変えていくのだと思います。 -
「コミュニケーション不全症候群」とは、「(1) 他人のことが考えられない、つまり想像力の欠如。(2) 知合いになるとそれがまったく変わってしまう。つまり自分の視野に入ってくる人間しか「人間」と認められない。(3) さまざまな不適応の形があるが、基本的にそれはすべて人間関係に対する適応過剰ないし適応不能、と特徴づけられる、現代にきわめて特徴的な精神状況」のことを意味します。ただし本書は、こうした精神状況からの「治癒」をめざすのではなく、むしろこうした精神状況の中で人びとが生きなければならない現状をはっきりと認識し、その問題の射程を冷静に見積もることがめざされています。
まずはこうした精神状況の中で、限られた趣味の世界に閉じこもるオタクや、世間から値踏みされる視線によって摂食障害に陥っている少女たちの生態が論じられます。さらに、そうした少女たちが世間のまなざしにさらされることから逃れるために構築した、同性愛的な耽美の世界に触れられています。
BLの元祖ともいうべき中島梓(栗本薫)らしく、その世界に耽溺する少女たちへの共感を表明しているのが目を引きます。本書を読んでいると、男のオタクも、現代になって女性たちから値踏みされる状況が生まれたために、あたかも恋愛市場から「降りた」ように振舞っているのではないか、という連想に誘われます。 -
かなり昔に書かれた本ではありますが…そして、著者はもう亡くなっているのではありますが…非常に説得力のある本だと思いました!
ヽ(・ω・)/ズコー
まさか91年の段階でこんなことが言われていようとは…この本に書かれているような人間は今、さらに増えているんじゃないかと思いますねぇ…もちろん僕も含めてですけれども…
ヽ(・ω・)/ズコー
スマホやらパソコンやらが普及してさらに僕らは赤の他人を、それこそ障害物か何かと勘違いして道とかを歩くのでしょう…そして、ぶつかったりしても謝らない…障害物は人間ではないのだから謝らなくてもOK、みたいなノリで…ああ、嫌だ…
ヽ(・ω・)/ズコー
今後の日本はどのような事態になるのか、本書が予言しているようで何だか読後、暗澹たる気分になりました…おしまい。
ヽ(・ω・)/ズコー -
すごく濃い感じがします。
人の狂気が生々しく伝わってくるようで、なんか怖い。 -
過密状態で、居場所がどんどんなくなっている現代で、それでも生きる場所を捜し求めて、おかしくなっていく私達の社会を、あざとく、つきはなして、オーバー気味に書いていた。
と思ったけど、今ではオーバーでもなんでもないかもしれない。
作者の決めつけ気味が気にかかっていたけどそれもあまり気にかからない。
残念だけど、この本に書かれている説明を受け入れた方が理解し難い事件の数々が全てではないけど、説明がつく事のほうが多くなってきたかも
というかあまりにも不可解だから、そして誰ももっともらしいいい訳を出せないからなんだけど。 -
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本当のことしか書いてない
就職できるだろうか -
ポゼッション
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1995年発行、筑摩書房のちくま文庫。現象はするどく看破している、しかし原因になると「選別される」側の適応というが、現在のネットの発達による「選別される」側にも「選別する」側にもなり、また選別圧力も一部では弱まった現在でも現象は変わっていないのはどう評価するのか。どうも原因の解説する時に自分の経験などに寄せて考えすぎているのではないのか。結局この人は全てを自分に寄せていたのではないか。活動の後半で一部のシリーズものを覗いて、根強いファイン入るが一般受けしない作者になってしまったのは、それが原因ではないか。
あとがき:「あとがき‐遠くにいる友へ」(1991年7月17日)中島梓、解説:『解説「母の崩壊」の後で』犬塚英志、備考:1991年8月、筑摩書房より刊行、 -
素晴らしい
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積読にしようか迷ったんだけど、自分の中で、最初と最後の章、加えて一つの例として最初のオタクの章、それだけ読んだら、結構内容は網羅出来てるんじゃないか、と思えた次第。オタクのところで、繰り返し感が垣間見えてしまい、読み続けるのが辛くなった。本作での不全感は、『ケーキの切れない~』を合わせ読むと、少し見え方が違ってくるのかも、と思ってみたり。
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社会
思索 -
なるほどなるほどと何回も思った。警鐘を鳴らされた。
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キーワードは《時間》を受け入れること。
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懐かしくて読み返してみましたが、時代は超えられないなぁ。
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