大菩薩峠 4 (ちくま文庫 な 21-4)

著者 :
  • 筑摩書房
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (461ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480032249

感想・レビュー・書評

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  • 単純でもあり複雑でもある同構造の組み合わせが確かに堪らんという気が。昨今よくわる二つの話の並行展開ではなく、複数の人物の(作家の頭の中ではおそらく整然として秩序だった)交錯は並大抵の業ではないですなぁ。でも繰り返しだけれどもまだ4巻でござる、、、

  • 青梅から江戸、伊勢から東海道と舞台を変えてきた物語の登場人物が、はからずも同時に甲府に集まり、新たな交流は意外なところでその登場人物をつなげていく。メンツ争いに執心するダメ支配ってのはこういう平和な時代だから出てきたのかなとか、資産家ってのはいつの時代も悪巧みに巻き込まれるもんかなとか、今に通じるというか、僕はこの物語を通して今を読んでるようにも思えてきました。

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著者プロフィール

明治18(1885)年‐昭和19(1944)年。神奈川県西多摩郡羽村(現、東京都羽村市)生まれ。12歳で上京、電話交換手・小学校教員を経て社会主義運動に加わる。明治39(1906)年、都新聞社に入社。大正2(1913)年、28歳で『大菩薩峠』連載を開始。都新聞連載終了後は、毎日新聞・国民新聞・読売新聞などに昭和16 (1941) 年まで書き継がれた。

「2016年 『日本武術神妙記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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