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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784480032461
みんなの感想まとめ
多様な登場人物と美しい自然描写が織りなす、緊張感と不気味さが共存する短編集です。作品の中では、音や香りが情景を豊かに彩り、読者はまるでその場にいるかのような感覚を味わいます。特に、独特な台詞や短いオチ...
感想・レビュー・書評
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一つひとつの言葉のもつ意味が、そっと開花していった 。
たとえば、音や香り。
タンバリンを打つような風。落ち葉の中に落ちたぶどうの香りで、あたりの空気までが甘い。美しい春の予感。たそがれ、そして夜、静寂という名の音の繊維がきらめく青い仮面を織る。
...風変わりな登場人物たちからは目が離せず、うつくしい自然の描写には心癒され、カポーティの描く世界にのめり込んでいった。
脆さと美しさを湛えた危険な短編集だった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
”それでアニーに言われましたの、私が夫をーまともで、収入も慈雨分ある人をー見つけられる場所は、新聞の死亡告示欄だって”(p.32,「楽園への小道」)
本短篇集の冒頭の物語で、いきなり薄気味悪さを感じざるを得ない台詞と出遭った。墓で婚活て。
収められた作品にはどれも短いオチがついていて、各話の読み終わり感は割とさっぱりした印象。
カポーティ―研究の第一人者が選んだ短篇とのことだったが、いくつかはちょっと筋が追いきれない話もあった。このあたりは好き嫌いの問題かもしれない。 -
ヨーロッパのとこ好き。行きたくなる。
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鳥とずっと暮らしているからか、序盤で鳥のその後の不幸を匂わせられると胸が痛み、読み進めるのがつらくなる、つまり、鳥が不幸になる話は地雷だ。ローラは読んでいてつらかった。カラスの愛らしさが見事に表現されているだけに。
しかしカポーティの人物や街の描写は好きだ。無頭の鷹は特に夢の中の不思議と見覚えのある街を彷徨うような読み心地でよかった。頭のない鷹はかわいそうだが…… -
カポーティを読むのはもしかしたら10年以上ぶりかもしれない。デビュー時から晩年に至る作品12編を収録。カポーティはほぼ既読のはずなのに、敢えて私の記憶からすり抜けた作品ばかり選ばれたみたい、なにしろ新鮮に潤っている。ウィットに引き込まれ、シニックな笑いを浮かべ、物見高に構え油断してたらとんでもない奥底に落とされる。いきなりナイフで切り裂かれるような瞬間が訪れる、ぞくっとする快感を伴う。冒頭の雨模様の描写になにかが起こりそうな壊れそうな予感を秘められて、透明で冷やりとした狂気ただよう「無頭の鷹」がいちばん好き。
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かつて、アンファンテリブルと呼ばれたカポーティさんの素敵すぎる短編集。
1つ1つの物語が美しすぎる。どのように世界をみたらこのような物語をこのような美しい描写で描けるのだろう。久しぶりに読んだけど、カポーティはやはり素敵すぎます。 -
カポーティの短編集から、訳者の思い入れの強い作品を集めた短編集。原文を読んでいないので分からないが、翻訳からも理性的で端正な文章なのだろうと思えた。
(2016.5) -
「もてなし」や「くららキララ」(最もカポーティの内面が投影されている話と思います)はカポーティらしくて、この2つはいつかまた読み返したい。
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なかなか面白い。村上春樹みたいに感じる読後感。でも、逆なのかな?
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ブックオフ池袋、¥350.
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トルーマン・カポーティの短編集。村上春樹が影響受けているのがひしひしと伝わる。カポーティは何冊か読んできたけれど、この作品は訳も良く読みやすい。そして面白い。思わず口があんぐりとあいてしまうようなオチのある作品も。カポーティの魅力がたっぷり詰まった豪華な短編集。2013/291
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ヒッチコック
プルースト -
短篇の中で特に良かったのは最初の「楽園への小道」と最後の「無頭の鷹」。
前者は妻を亡くした壮年男の生々しい感情の動きに、妙に入り込めた。音楽感覚で何度か読み返してみたい。
後者はちょっと長めの短編。不思議というようりは少し妙な女と色々な平凡から半歩だけずれたような中年男の話。いろいろと解釈できそうな謎めいた結末だが、訳者解説でネタばらしっぽいことが書いてある。 -
インテリで、軽快で、そしてなによりも、都会的。舞台が田舎であれなんであれ、都会目線だ。土着的な要素は一切感じられない。モーパッサン短編集1と間逆な感じ。ラジオでたとえるなら、FMだ。J-WAVEだ。
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訳者の意図を感じさせない、読みやすい翻訳小説。原文でのニュアンスを窺い知ることができる。原書と比較したわけではないが、私の解釈とそう大きな隔たりはないだろうと思う。
淡々とした描写が美しい。乾いた風景にも、埃っぽい華やかさにも、何かしらの味がある。
「無頭の鷹」だけはなんとなく私とは相容れないものだったが、他の短編は今後読み返す事があると思う。 -
10/05/11 「アイスティーのグラスがたてる澄んだ音にも似て、心 持ち甘く、透き通って冷ややか」な文体は感じられなか った。
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「ローラ」と「もてなし」が良かったです。メアリ・アイダ叔母の生命力と愛。
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日本で言うところの井伏鱒二っぽい、そんな1冊。
他の作品も読んでみたいです。 -
2009/
2009/9/19読まずに返却
楽園への小道 ヨーロッパへ イスキア スペイン縦断の旅 フォンターナ・ヴェッキア ローラ ジョーンズ氏 もてなし 窓辺の灯 くららキララ 銀の酒瓶 無頭の鷹 -
ヨーロッパのスケッチがよい
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