シェイクスピア全集 (2) ロミオとジュリエット (ちくま文庫)

  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480033024

感想・レビュー・書評

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  • 実を言うと、あんまり理解出来ない猪突猛進っぷり。
    なんでそんなに若いのにって思ってしまう。

    まぁ、私には実感出来ない時代背景や二人を取り巻く環境がこうさせたのかな…と思わなくもない。

    話は、内容が世の中に出回ってても面白く読めた。
    面白く読み過ぎて、登場人物のテンポが若干喜劇に感じられたのを人に言うと、何故か怒られる。

  • スピード感が素晴らしい。
    あと、言葉遊びが本当に巧みです。
    キャラも一人ひとり個性的で、一番そこに感動したかな。

    ストーリーは正に「悲劇」って感じ。
    しかし、すんごい若い男女が出会ってすぐにこんなに熱烈に恋に落ちるっていうのも凄いなぁ…

  • あらすじにすると悲劇に分類されるだろうけれど、ちょくちょく言い回しなどにシェイクスピアの遊び心が現れていて、ロミオとジュリエット=べったべたの悲劇だという先入観が壊されました。

  • 再読。たぶん三回目である。基本的な好きな作品だ。ロミオもジュリエットもわがまま放題の中学生だ。親もバカだが、子供や取り巻きもバカぞろいで、血の気ばかり多くて、殺し合いが好きだ。要するに、きちんとコミュニケーションができないから、こういう悲劇になる。ロミオがきちんと結婚を申し込み、ジュリエットもパリスと結婚しないと、意志をはっきり示していたら、こうはならなかったであろう。ロレンス神父も薬剤師としてはなんか素人っぽい。情報の不伝達など起こりそうなことで、危なっかしい。乳母やマキューシオも脳天気なやつらだ。だが、こうした「ままならぬ」人々はよくいる。その点で普遍的なテーマであろう。悲恋だが、自らそれにはまりこんだともいえる。「名」についても恋愛の唯名論を展開する。名と実を分離して、実のみを愛せればいいというのは、厳しい現実からの逃避であろうが、結局、現実的な愛は相手の全てを受け容れねばならない。つまり、名をも愛さなければならない。ジュリエットがロミオの名を呼ぶ時点から、結ばれぬ愛の伏線がひそんでいるような気がする。

  • 喜劇の中を疾走する悲劇。退屈だと思っていたシェイクスピアを大好きにしてくれた訳者。感謝。

  • 清廉なお話かと思いきや卑猥・俗な表現満載でとっつきやすかった。
    ちょっと私にはどういうところが悲劇なんだかわからない…
    ロミオが軽薄すぎて腹が立ちました。ロザラインどこいったww

  • シェイクスピアだしとか思ってたけど、全く古くない感じの新鮮な訳で驚きます。やっぱり大げさなほど比喩を乱用して入るんですけど、やっぱりそこから出てくる美しさとか悲壮さってのは胸を撃つし、シェイクスピアすげえなと思うと同時に訳者もすごいなと思いました。

    2022年2月23日 再読
    人死にすぎ!!バタバタ!!

  • 正に悲恋の代名詞。マジメに恋愛をしている二人の周りで、道化がいい味を出している。
    最後で両家が和解はするものの、そこに残ったのは老人のみで、未来を作るべき若者が死んでいるという状況が何とも皮肉。

  • 「モンタギュー家の一人息子ロミオは、キャピュレット家の舞踏会に忍びこみ、その仇の家の一人娘ジュリエットと一目で激しい恋に落ちてしまった…。宿命的な出会いと、短かく悲しい破局をむかえる話はあまりにも有名であり、様々な悲恋物語のモチーフとなっている。その代表的傑作をさわやかな新訳で。」

  • マキューシオの「人の目は見るためにあるんだ、見させておけ。俺は人さまに気がねして引っ込むような男じゃない。」っていう台詞かっこよすぎて惚れた

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