シェイクスピア全集 (4) 夏の夜の夢・間違いの喜劇 (ちくま文庫)

  • 筑摩書房
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本棚登録 : 217
レビュー : 20
  • Amazon.co.jp ・本 (327ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480033048

作品紹介・あらすじ

妖精の王とその后のけんかに巻き込まれて、妖精パックがほれ薬を誤用したために、思いがけない食い違いの生じた恋人たち-妖精と人間が展開する幻想喜劇『夏の夜の夢』。ほかに、2組の双子の兄弟が取り違えられることから生じる混乱のおもしろさの中に、ロマンスや、離別した一族の再開という要素を加えて展開する『間違いの喜劇』を収める。

感想・レビュー・書評

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  • 『真夏の夜の夢』久々に新訳で読み返してみた。何だかヘレナがすごくいい。第二幕で、片思いの相手ディミートリアスに「お前なんか見ているだけでむかむかする」と言われれば「私はあなたを見てないとむかむかする」と返し、「お前なんか野獣に食われてしまえ」とののしられてメゲるけれど、もあきらめようとしない。恋敵で親友のハーミアと比べて自分は「熊みたいに醜い」と自虐する彼女には、現代のラブコメでも主役をはれる素質を感じる。オーベロンが、彼女にスポットライトを当ててみたくなった?気持ちがわかる。

  • メンデルスゾーンの劇音楽が極めて有名ですが原作は読んでなかったので…
    どちらの作品も相手を取り違えることから起こるてんやわんやの大騒ぎです。
    特に「間違いの喜劇」はエラーにエラーを重ねて、読んでいるこちらもこんがらがってきます。でも最後は1本の糸が解けて解決する手順は見事。

    原書名:A Midsummer Night's Dream / The Comedy of Errors

    夏の夜の夢
    間違いの喜劇

    著者:ウィリアム・シェイクスピア(Shakespeare, William, 1564-1616、イングランド、劇作家)
    訳者:松岡和子(1942-、中国長春市、翻訳家)
    解説:河合祥一郎(1960-、福井県、英文学)、前沢浩子(1961-、英文学)

  • 何か面白い古典文学はないかなーと探していた折、ふと思い立ってシェイクスピア全集に挑戦。表題の2作とも、コミカルな展開に引き込まれ、楽しくするっと読み通せた。本編の訳注や巻末の解説でシェイクスピアの奥深さを知る。道はまだまだ遠いけど、他の作品も読んでみたくなった。

  • 面白!人違い、取り違えはシェイクスピアの十八番なのですね。松岡訳のテンポが素晴らしく一気に読めました。『夏の夜の夢』は恋の激情、空騒ぎ感がコミカルに、でも真に迫って描かれておりましたし、『間違いの喜劇』では、現代にも通じる、思わず引用したくなる文句がたくさんでした(笑)不名誉は次々に子を生み墓の中まで居座る、というような趣旨のことなど。。見事です、シェイクスピア。。

  • 読書日:2017年1月2日-3日
    Original title:A Midsummer Night's Dream.
    The Comedy of Errors.
    Author:William Shakespeare.

    『A Midsummer Night's Dream』が先に、
    『The Comedy of Errors』が次に掲載されています。

    両作品共面白いです!
    A Midsummer Night's DreamではEnglandでの妖精という事で、
    彼等の雰囲気も性格も全く違うのに
    鈴木央著『七つの大罪』に登場する妖精族達が頭の中で振り替えられて、
    物語を紡いでいました。

    幾ら薬の所為と言われても、品のある女性でもあそこまで口汚くなるものなのか…と、衝撃でした。
    中でも面白いのが、
    妖精のTitania女王が驢馬の姿に変えられた醜男に薬の影響で惚れてしまった事と、
    一連の騒動が治まってから劇を演じている市民達の劇の感想を、
    Theseus公爵達4人が想い想いに述べ合っている所です。
    Hippolyta女王が意外と突っ込む姿にも驚きました…。

    The Comedy of Errorsではおかしいと思っているのに、
    確認もせずに何故流れゆくままにするのかが不思議です。
    いつ話が交わるのか、真相が解き明かされるのか…と思いながら読み進めました。

    難破してEphesusとSyracuseで育った双子と従者の青年と、双子の両親の話です。
    Ephesusで育った兄達は母親に、Syracuseで育った弟達は父親に育てられ、
    弟達と父親がEphesusに居る時が物語の舞台です。
    4人共同名だから余計に話がこんがらがって、その様が益々面白味を増しています。

    両作品共大団円となるので、読み終えた時に安堵しました。

  • 比較的面白く読める。

  • シェイクスピアは西洋(古い言葉!)文化のファンダメンタルを知るという意味合いで読み進めている。なかなか心から面白いと感じることがない。再読してもっと深読みをしないと本質が理解できないのかもしれない。

  • シェイクスピア初読。
    面白かった!ぜひこの劇観たい!!と思わせてくれる素晴らしい、全く遜色ないストーリーに台詞まわし。訳者さんも素晴らしいです。

  • 妖精王とその妃の喧嘩に巻き込まれたカップル2組のドタバタ喜劇。

  • おもしろかったー!
    シェイクスピアは悲劇よりも喜劇のほうが好きかもしれない。
    夏の夜の夢は、芝居のなかでやる芝居がシーシアスたちに、この劇そのものが私たち観客に見られていて、さらに私たちの人生は劇として神様や天使たちに見られているかもしれないっていうマトリョーシカみたいな三段構造の考え方がおもしろい

    間違いの喜劇・・・双子の取り換えっていうオーソドックスなトリックを軸に展開しますが、双子と双子の取り換えってことでややこしさが倍増です笑

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