- Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480033222
作品紹介・あらすじ
ブリテン王シンベリンの娘イノジェンは、イタリア人ヤーキモーの罠にはまり、不貞を疑われる。嫉妬に狂う夫ポステュマスの殺意を知らぬまま、イノジェンは男装してウェールズへ行くが、薬で仮死状態になった彼女の傍らにはいつしか夫の首のない死体が-。悲劇と喜劇が入り混じり、波瀾万丈のなか、最後は赦しと幸福な結末を迎える「ロマンス劇」の傑作。
感想・レビュー・書評
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いろんなこと詰め込みすぎじゃない?とツッコミたくなるストーリー。タイトルは『シンベリン』ですが…。最終場、シンベリン自身の「???」な状況に同情する。
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シェイクスピア全集22 シンベリン (ちくま文庫)
(和書)2012年07月26日 18:06
W. シェイクスピア 筑摩書房 2012年4月10日
このシリーズを読み続けている。知らない作品も読めるので非常にいい。全集の完訳はされるのかが心配ではある。
シンベリンは読みやすく分かり易い内容でかなり面白かった。こんな良い作品があるのだなと驚かされました。
次の翻訳は何になるのだろうか? -
Original title:Cymbeline.
Author:William Shakespeare.
王妃のやらしさとPrince Clotenの阿呆さ加減が際立ちます。
これが元で二人は亡くなり、
Princess Imogenの一途な愛と決死の行動力で大団円を迎える事が出来たのだと感じました。
途中でIachimoが嘘に嘘を重ねて、彼女の夫Posthumus Leonatusに彼が発破をかけなければ、
彼女の兄も嘗ての大臣も家族として迎えられる事はなかったでしょう。
読了後は、王族の人々達が終生仲睦まじく暮らしてる様を
思い描けられました。
…いつか、Princessの名前が"Imogen"か"Innogen"か
判明する日が訪れる様に願っております。 -
久々にシェイクスピアで楽しく読めた。
やや強引なストーリー展開もあったが、最後はハッピーエンド。 -
ひどく大雑把な 悲劇と喜劇ないまぜのお話。題名となってるシンベリンさん・・ 一番あなたが 元凶な気もする・・・王さまなのに それに値しない。その子供たちは王族たる素質を持っているのに その地位いない・・・。浅い話だけど 持っているものは重くて複雑かもしれない。
実際の舞台を見てみたい作品。 -
シェイクスピアの集大成のような作品。ロミオとジュリエット、十二夜、お気に召すまま、から騒ぎ、などなど。ジュリアス・シーザーやアントニーとクレオパトラなどの歴史劇の雰囲気もある。個人の独白、傍白も詩的。相変わらずのご都合主義だが、それなりに楽しく読めるのではないか。ある程度、シェイクスピアの作品を読み進めた後に読むことをお勧めする。
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確かにシェイクスピアの他の作品の要素がかき集められた作品。この部分とよく似た作品はなんだったかなぁ・・・と復習することができる。