- Amazon.co.jp ・本 (279ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480033239
作品紹介・あらすじ
トロイ戦争は終盤にさしかかり、トロイの王子トロイラスは、恋い焦がれていたクレシダと結ばれて永遠の愛を誓うが、クレシダはギリシャ軍に引き渡される。その後ギリシャ陣営でトロイラスが目撃したのは、ディオメデスの愛を受け入れるクレシダの姿だった-。引き裂かれた愛の行方と先行きの見えない戦局を取り上げた異色劇。
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
シェイクスピア全集23 トロイラスとクレシダ (ちくま文庫)
(和書)2014年01月21日 21:30
W. シェイクスピア 筑摩書房 2012年8月8日
久々に調べてみたら新刊が2冊も出ていた。この全集を読むようになって15年程経ってしまったな。最後まで付き合うつもりだ。
前提が解っていないのでよくわからんことが多かったがシェイクスピア調は充分に楽しめる。意外と面白く読めました。 -
訳:松岡和子、解説:中野春夫
-
読了日:2017年7月28日-8月1日.
Original title:Troilus and Cressida.
Author:William Shakespeare.
Cressida令嬢に納得が行きません。
彼女の言動が本当に理解に苦しみます。
彼女はTroyの末王子であるTroilusを慕い想っているのに、
Greeceへ行った途端にDiomedesに口説かれて彼の想いを受けるか否か葛藤します。
その姿を見て心底Troilusが哀れで、是が非でも復讐を遂げて欲しいと感じました。
それから腹が立った事はAchillesが騎士道精神に反して、
武装を解除しているTroyの第一王子Hectorを、
部下に襲わせて惨殺した場面です。
鎧を外しているから勝負は明日にしようと提案しているのに
有無を言わさずに彼を殺しました。
それを知った時のTroilusの哀愁が何とも遣り切れない気持ちにさせられます。
軍人達と母国へ帰って行く彼等の行く末を案じながら読了しました。 -
話が全体的に中途半端に思える。結局クレシダとトロイラスの関係はどうなったのか?
戦争模様が最後に描かれるが何の意味があるのか?? -
好きになった女性を巡って敵味方の攻防が いくつも絡まっているのだけど・・・ 女性二人とも 美女 というのが、なんだか浅はかだなぁ・・・。いや 男性のほうが・・・。勝手に手元に置いたり 奪ったりしているのに 貞節を期待するなんて。 ドタバタ喜劇だ・・
-
確かに納得感が薄い内容。ストーリーが分かりっらい。解説で分かった部分あり。
-
どっちがトロイでギリシャで誰が誰やら…。
味方同士で化かし合ってる。
トロイの戦場が舞台だからと言って、トロイ戦争について描かれた戯曲ではない。それもそうか。木馬は出ません。