山田風太郎明治小説全集 明治断頭台 (七) (ちくま文庫)

  • 筑摩書房 (1997年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784480033475

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

明治初期を舞台にしたミステリ小説で、役人の不正を糾す「弾正台」という実在の機関を中心に、奇怪な事件が次々と展開されます。各エピソードはトリッキーな本格推理ミステリとして楽しめるだけでなく、登場人物たち...

感想・レビュー・書評

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  • さすが風太郎。
    最後はもしや、と思っていてもビックリ。

  • スケールが違う、文章が違う!
    今の作家も上手ですが、一味ありますな。

  • 終わり方が切なくてどこか爽快。愛すべき邏卒たち。怪談築地ホテル館のハウダニットが素晴らしい。

  • いわゆる山風の明治小説の一編。しかしながら『本格ミステリフラッシュバック』(東京創元社)に採録されていることからもわかるようにこれはかなり練られた本格ミステリだ。山風の文章、構成力で綴られる推理小説はとてつもなく贅沢だ。余計なレビューは見ずに読むと最高だ。

  • 2014年9月29日読了。明治時代を舞台にした山田風太郎の「明治小説シリーズ」の最高傑作とうたわれる作品。明治初期に誕生した、役人の不正を糾す部署「弾正台」の巡察、香月と川路の二人。混乱した世相を背景に次々に起こる奇怪な事件に立ち向かうが。「明治初期」の香りを感じさせる時代小説で、史実にも現れる多数の有名人物の登場とストーリーへの関わりを楽しむことが出来、一つ一つのエピソードはトリッキーな本格推理ミステリであり、また最終話でそれまでの話をまとめてドーンとひっくり返される楽しみを味わえるとは、なんとも贅沢な小説だ。本作の主人公、川路は他の明治シリーズでは主役として活躍(?)しているようで、他の作品を読むのも楽しみだ。

  • これぞ山田風太郎という、バカミスぎりぎりの連作ミステリだった。書こうと思えば、もっと重々しくもかけるはずだが、どこかユーモアをもってサラッと書くのが山田風太郎っぽい。

  • 再読4/29

  • 山田風太郎の中でも傑作ミステリーと名高い本作。明治シリーズでおなじみ川路利良が登場。
    巫女エスメラルダのトリック解説が全てカタカナで読めない漢字の読みがそこで分かったりした^^;

  • 短編集なれど最後に仕掛けが...。まさか◯◯が◯◯とは...。反則すれすれのところ、動機に説得力あってセーフ。

  • 終章のどんでん返しがすごい

  • 人物描写、ストーリー展開、すべてが小さくはまとまらない過剰な演出。
    読者の想定をはみでてくるモヤモヤがたまらない。

  • 上手く史実を盛り込んだ時代小説。歴史の勉強になります。
    明治に輸入されたギロチンにまつわるお話。
    最後のどんでんある程度予想できたものの、
    その予想の上をいく感じだった。

  • 明治物のミステリ。

    もちろん良いけど、他の超高レベルな明治物に比べると少し物足りない。

  • 文春文庫
    20090412-20090420
    great!!!!!!!!!!!!!!
    香月経四郎、川路、エスメラルダ、羅卒、明治開化期、ギロチン、斬罪etd

  • めちゃ山風でした。明治時代の人物にもっと詳しければさらに面白かっただろうと勉強不足を悔やんだ。

    一最後は見事です。話完結かと思いきや最後のあのどんでん返し。やられたー、と思う反面実に山風らしいと思いました。しかし推理面に関しては珍しく物理トリック満載。心理トリックじゃないミステリは珍しいなぁ。山風の日常の狂気というか、「ごく普通の人が静かに狂っていく」恐ろしさの描写がすごい。宮部みゆきもそうだけれどね。しかし理由以降は妙に生々しくて(以下略)。
    巫女コス・エスメラルダよりもやはり川路がいい。明治ものは川路です。それから四人の邏卒たちもいい。

  • 明治の初期、まだ人々が江戸を馴染みとしていた頃の、新しい政府のお話
    ホームズのような探偵モノのノリで楽しんでいたら
    どんでん返しが素敵で、だけど絞られるように哀しい話

  • 同じく、山田風太郎の明治全集の中で二番目に好きなのがこちら。明治初頭、警察の前身として一時期復活した律令制度の「太政官弾正台」を取り上げた小説なのですが、冒頭からゾゾゾッと来ます。明治という時代には、この作品のようなどうしようもない<非情さ><冷酷さ>があったのでしょう。

  • 7andY livedoor 他

  • 連作短編集です。
    明治初期を舞台とするミステリです。
    第1、2話は登場人物や舞台の説明になっています。
    その他の話は奇怪な事件とその解決があって、最終話では驚愕の真相が待ち受けています。
    歴史の隙間にこれほどの物語を作り上げた作者の手腕に驚かされます。
    そして、弾正台という役所に焦点が当てられているのも見所です。
    この弾正台は少しの間ですが実在した役所らしいです。
    最終話の怒涛の展開はとてもスピード感溢れるものです。

  • 混乱の続く明治初期の江戸を舞台にした小説。江戸時代から明治への移行には当然多くの混乱があったのだが、その中の警察組織に関する話である。不可解な事件を西洋人女性の祈祷師が解いていく。

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著者プロフィール

山田 風太郎(やまだ・ふうたろう):一九二二年兵庫県生まれ。『甲賀忍法帖』『くノ一忍法帖』などで忍法帖ブームを巻き起こす。『眼中の悪魔』及び『虚像淫楽』で探偵作家クラブ賞(現日本推理作家協会賞)短編賞受賞。九七年菊池寛賞を受賞。『警視庁草紙』『戦中派不戦日記』『戦中派虫けら日記』などの日記文学、『人間臨終図巻』ほか著書多数。二〇〇一年没。


「2025年 『東海道綺譚 時代小説傑作選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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