明治不可思議堂 (ちくま文庫)

著者 :
  • 筑摩書房
3.22
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本棚登録 : 35
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (461ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480033741

感想・レビュー・書評

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  • あまり表に出てこない、いわばB級とも言うべき事柄が書かれた本です。
    B級というと取り上げられている人達に失礼ですが、「ちょっぴりマニアックすぎて一般受けしないよね」的なニュアンスでとっていただけると。他に適切な言葉があれば。

    一言で言えば、やっぱり明治時代って面白い!

    なかなか思いつかない発想が物凄く面白いし、一つ一つのエピソードに「やってやろうじゃないか!」という気概が伝わってくるようで、読んでいて元気になれます。明治の人たちは基本新しいもの好きなんだなあ。あと、知識がいっぱいの人ほど結構無茶苦茶な理由をつけて新しいものを反対したりね^^;本当に「無茶苦茶!」って叫ぶ宅なるほどの論理を掲げてきて、その人には悪いですが、ちょっと笑ってしまいました。
    西洋の文化を取り入れても、日本風にしてしまうところとか見て、「日本だって、負けてられん!」じゃなく「日本だって、負けておらん!」な気持ちだったんだろうなあ。

    ただし、それは冒険談だとか、野球や鉄道や新しいものの話とかそういうものであって、中には自らの失敗(というか事故といえるし、人も死んでなく、時間が遅れて明治天皇を待たせたという感じ)によって起こったことの責任に自ら命を絶って美談として取り上げられたりと、今の感覚からすれば、ちょっとどうなのこれ?と思うこともしばしば。やっぱり明治の人と今の人との感覚は違うのかなあと感じられることが多々ありました。(この件については当時から「美談としてまつりあげるのはどうか」という意見もあったりして面白いです)
    今の人ならどんな反応するだろう。
    美談にする?流す?引く?
    ちょっと知りたいところです。

    筆者が野球好きのせいか、野球の話が多く、野球をあまり知らない自分でも凄く興味が持てました。それに、明治への愛情と、愛情をこめつつも一歩引いた現代人の視点が入り混じった著者の語り口が凄く魅力的!

    あと、明治の人って、今なら訴えられそうなくらいにちょっとお節介だなあと感じたり。物凄く他人に対しても親身というべきか、それとも野次馬根性といいべきか…^^;

  • 明治時代の珍事件や有名な実話、秘話をとりあげる。

  • 新書文庫

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