日本ぶらりぶらり (ちくま文庫)

著者 :
  • 筑摩書房
3.84
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本棚登録 : 196
レビュー : 22
  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480033963

作品紹介・あらすじ

半ズボンに坊主頭、リュックを背負って九州、山陰、東北とぶらりぶらりの珍道中。「わしも山下清に毛のはえたような男です」という言葉を耳にした清は、「ぼくのどこに毛がはえるとあなたになるのですか」-。笑いを誘い、かつ考えさせられる文章とスケッチで綴る放浪記。

感想・レビュー・書評

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  • 放浪画家山下清の感性というのはおもしろい。

    〜だな、で綴られる文章からも
    それはわかる。

    弟からの逃避として、
    ぶらりぶらりとした各地の様子も、
    温泉などの様子も、
    なんともまた愉快だ。

  • ヨーロッパ編に続き、おもしろい。
    山下清の作品をなんとかして見てみたいものだと思い、まずはネットで画像検索してみたものの、意外にあまり出てこないんですね。展覧会は今でも全国をまわっているよう(ちなみに今は北海道立釧路芸術館)だから、何かの折に必ず行ってみようと思います。
    私も貼り絵やってみたいな・・・放浪でもいいな・・・

  • 明日もお休みの日に
    のんびり座って
    昼間の明かりで
    読みたい一冊

    読んでいる間
    気持が 長閑になる
    心が やわらかになる
    そんな一冊です

  • 神も仏も頼らず、死後の世界も信じない山下清が好きになった!

  • 「楽しみあれば苦しみ有るといふのは本当だな いい時ばっかりは無いんだな 世の中はいい時も有れば悪い時もあるから 本当だな」

    山下清さんの「日本ぶらりぶらり」という本からです。

    山下清さんは、「裸の大将放浪記」でご存知の方も多いことと思いますが、貼り絵画家として多くの名作をこの世に送り出しました。

    本書は、その山下さんが書いた日記や語りを文章化したものです。

    文章自体は平易ですが、とてもピュアな山下さんの心が伝わり、清々しい気持ちになるとともに、とてもユーモアに溢れる内容が、気持ちを落ち着かせてくれます。

    冒頭の言葉は後書きに書かれた山下さんが実際に口にした言葉です。

    旅先でその土地の方々から親切にされることが多かったそうですが、子供のころだけでなく、大人になっても、不当な扱いを受けることもしばしばでした。

    そんな苦労を重ねた山下さんの言葉にがピュアであるとともに、重みも感じます。

    これ以外にも素晴らしい言葉が多く、また貼り絵も多く掲載され、とても楽しめる一冊です。

    ぜひ読んでみてください。

  • ときどき、はっとするほどの観察眼に驚き
    その感性に、どきりとする。

  • 心が洗われる。誰も傷つけない。

  • 彼の文章はとても単純な表現で、
    尚且その日に起こった出来事を淡々と述べている。
    なのにとても面白い!
    挿絵もとても素晴らしかった。
    生の作品を見たい衝動にかられた。

  • どんどんのめり込める文章と、そうだな、そういう事かもしれないなと思わされる山下清の言葉が面白かったです。

  • 鹿児島でのエピソード、石の腰かけと間違えて林芙美子記念碑碑に腰かけてしまったというところから始まる。放浪の絵描き山下清の世界に、はなからグッとと心をつかまれてしまった。
    本人以外のいろいろな手が加わっている文章だとしても、その一端に触れることができる書として評価できる。

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