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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784480034069
みんなの感想まとめ
作家と編集者の関係性を描いたこの作品は、著者が担当した多くの魅力的な作家たちとのエピソードを通じて、彼らとの仕事の喜びや苦労を伝えています。特に、唐十郎や野坂昭如といった作家の独特な原稿の書き方や、彼...
感想・レビュー・書評
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初期に書かれた本だが、その後の幸田文のマッチ、淳之介流等作品の芽がしっかり芽吹いていました。また、斜に構えた、シャイな部分、粋な部分に相変わらずとても惹かれます。
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クセのない文章に一気に引き込まれる。
『婦人公論』や『海』の編集者時代に担当した作家、幸田文、武田泰淳・百合子、舟橋聖一、三島由紀夫、吉行淳之介、野坂昭如、唐十郎のことなどが語られる。魅力的な作家ばかりだ。ちょっとしたエピソードにも、彼らの村松への気遣いや心配りが感じられる。作家と担当編集者という関係の妙か。
おもしろかったのは、唐十郎の原稿の書き方。使い古しの大きなカレンダーを小さく折った紙面に小さな字で書いてゆく。1枚を広げると、原稿用紙7、8枚分が仕上がっている。そして野坂昭如。その遅筆はつとに有名だが、原稿とりの編集者から逃れる方法の意外・周到・巧妙さ。担当編集者としては唖然としたあと苦笑するしかない。
『夢の始末書』の「夢」とは、これらの作家たちと一緒に仕事ができた時間を指す。村松が40歳で作家デビューする以前の話だ。
村松はこの原稿を1日50枚のペースで10日で書き上げた。なのに、文章も筋も論理も、まったく乱れていない。驚くしかない。
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