わが庭の寓話 (ちくま文庫)

制作 : Georges Duhamel 
  • 筑摩書房 (1998年12月発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480034380

作品紹介

庭には神も住み天使も住み悪魔もいる。なにより木々があり草花がある。そこで、ちょっと気を利かせれば、いろいろな寓話が出来上がる。「頭を下げることを知らない者には若い鈴蘭は目につかない」(五月のための格言)「もしも事態がこんなぐあいに続くようなら、私は、自分を起してくれと犬どもを呼びに行こう」(主人の耳)。そして美しい楽章が出来上がった。庭には神も住み天使も住み悪魔もいる。詩人の心で見たおりおりの庭。

わが庭の寓話 (ちくま文庫)の感想・レビュー・書評

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  •  これを読むまで、私は、寓話という言葉の意味をすっかり忘れ去っていた。その昔、イソップ物語などよく読んでいたはずなのに。寓話とは「教訓や処世術・風刺などを内容とし、動物や他の事柄に託して語られる物語」のこと。<br>
     本著は、特別な何かを見たり出会ったりしたことで生まれ得た物語ではなく、毎日の、ごくごく当たり前にある事柄が、著者デュアメルの独特な眼差しによって改めて光を与えられたといった具合のものたちで編まれている。私の生活のそこかしこに、こんな発見が煌きが隠れているのかと思うと、ちょっとどきどきする。正直に言って、私には読みやすい文調とはいえなかったけれど、彼のちょっと辛口な視線は、日本人ではなかなか持ち得ない広さと柔軟性を湛えていた。

  • 人間は心に燃え立つものがなければ生きていけない。

    何かに火をつけなければ、心は燃えることはない。

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