猫語の教科書 (ちくま文庫)

制作 : Paul Gallico  灰島 かり 
  • 筑摩書房
3.88
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本棚登録 : 1941
レビュー : 279
  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480034403

感想・レビュー・書評

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  • 久しぶりの再読にして、2014年猫の日の読書本。
    ……のつもりだったのに、直前の風邪の皺寄せで微妙に遅れて読了。
    いやー、楽しかったー!!猫好きさんのバイブルですね。

    知っているかたには当たり前ですが、知らないかたのためにまずは最初に一言。
    「猫語」を学ぶ教科書じゃないですよー。

    猫による猫のための教科書なのです。
    頭もいいし顔だって悪くない、気力にあふれ自信もある、そんな可愛い猫ちゃんが、人間をしつけるため猫としてどうふるまうのがよいのかを、後進の猫たちに教えるため「猫語」で書いた教科書なのです。

    SFで宇宙生物が猫型で……というのをいくつか読んだことがあるけれど、本書も第一章からして「人間の家をのっとる方法」ですからね。
    またこの章の終わりの写真が、まるで悪魔の微笑みのようなのですよ。もちろん「可愛い悪魔」ですが。

    本書の奥付を見ると、1998年発行(単行本は1995年)。
    モノクロの写真と猫の飼い方(ここは、あえて「猫の飼い方」と書きます)についての内容はさすがに古さも感じますが、古い翻訳本の読みにくさはまったくありません。

    大島弓子さんのオマケ漫画でサバにも会えてじーん。
    きっとまたいつか再読すると思います。というか、猫の日読書は毎年これでもいいかも♪


    再読のきっかけをくださったブク友さんがた、ありがとうございました。

    • nejidonさん
      九月猫さん、こんにちは♪
      読了おめでとうございます!
      とってもとっても楽しいレビューに、読んでてつい微笑んでしまいます。

      【「猫語...
      九月猫さん、こんにちは♪
      読了おめでとうございます!
      とってもとっても楽しいレビューに、読んでてつい微笑んでしまいます。

      【「猫語」を学ぶ教科書じゃないですよー。】
      ここがおおいにツボでした(笑)
      大島弓子さんも、私にとってはバイブル的存在の作品を描かれる作家さん。
      お名前を観ただけで、数々の作品群が頭をかすめます。
      ああ、また再読したいものが出てきてしまいました(笑)

      九月猫さん、最近怒涛のごとくレビューを載せていらっしゃいますね。
      私も頑張らねば!遅ればせながら、ついてまいりますね!!
      2014/03/01
    • 九月猫さん

      nejidonさん♪

      コメントありがとうございますー!
      とても楽しい再読になったので、大感謝でお礼に伺ったのに、
      かえってお気...

      nejidonさん♪

      コメントありがとうございますー!
      とても楽しい再読になったので、大感謝でお礼に伺ったのに、
      かえってお気遣いいただいてしまって(;^_^A

      積読山がちっとも低くならない(というか、日々高くなっているような)のに、
      再読したい本もたくさん出てきて・・・でもつい後回しになってしまうんですよね。
      なので、こういうきっかけはありがたかったです♪

      漫画のレビューとお休みしていた間の読了本もレビューしてるので、
      たくさん書いてるようにみえるのかも、ですね。
      今、長文(1000字オーバー)を少しでも短くする(800字前後)練習をしているのですが、
      短い文章で必要なことを書くのって難しいですね・・・。
      どこを削るか迷った挙句、削りすぎて文脈めちゃめちゃの荒いレビューが続いています。
      もう少し慣れるまで、お目汚しご勘弁くださいね(;^_^A
      2014/03/03
  • 猫好きの、猫好きによる、猫好きのための本。
    今まで知りませんでしたが、他のレビューワーさんに感謝です。

    うーん、そうなのか。かつて一緒に暮らしていた猫はそんな風に考えていたのか。改めて愛らしい猫の姿に感服です。

    猫の視点で書かれた、人間との共同生活の指南書。彼女の後に続く猫たちが如何にして人間の生活を乗っ取るか、ノウハウを教えています。猫たちは実は飼われているのではなく、人間の家と生活を我がものにしようと、日夜企んでいるのだそうです。驚愕の事実。

    随所に猫たちの愛らしい仕草が溢れています。猫とともに生活した(生活を乗っ取られた)ことのある方なら、あるあると頷きながら読んでしまうでしょう。電車の中で読んでいた私もニヤニヤしてたかもしれません。

    小さい頃遊んでくれた猫も、大人になると知らんぷり。
    ちょっと安めの猫缶に変えたら、匂いを嗅いで食べてくれない。
    おなかすいたら、にゃ、にゃ、にゃ、にゃあ、にゃあ
    機嫌悪けりゃ、シャ、シャ、シャ、シャア、シャア

    でも、猫の策略も人間の女性には通じにくいそうです。なぜなら基本的に女性と猫の策略は同じだから。恐ろしや。

    本の最後に大島弓子さんのページあり。「綿の国星」が懐かしい。

    本棚の中の猫本
     ・旅猫レポート  有川浩
     ・誰かのまなざし  新海誠
     ・彼女と彼女の猫   新海誠
     ・陽だまりの彼女   越谷オサム
     ・チマチマ記  長野まゆみ
     *夏への扉   ハインライン (未登録でした)

    • 8minaさん
      nejidonさん、こんばんは。
      花丸コメントありがとうございます。

      実はポールギャリコの本は初めてなんです。今まで知らなかったなん...
      nejidonさん、こんばんは。
      花丸コメントありがとうございます。

      実はポールギャリコの本は初めてなんです。今まで知らなかったなんて損した気分。ギャリコは多くの猫本を書いているようなので、これから読んでみます。
      2014/01/28
    • 九月猫さん
      8minaさん、こんばんは♪

      この本、いいですよね!大好きです。
      8minaさんはこれがギャリコさんお初なのですね。
      わたしは一番...
      8minaさん、こんばんは♪

      この本、いいですよね!大好きです。
      8minaさんはこれがギャリコさんお初なのですね。
      わたしは一番最初に読んだのが「ジェニィ」なので、一番好きなのも「ジェニィ」です。
      とはいえ、猫のお話もその他のお話も、読んだ本はどれも大好きな作品になっています。
      8minaさんのおかげで、ギャリコ作品を再読したくなりました。
      楽しいレビュー、ありがとうございます♪
      2014/01/29
    • 8minaさん
      九月猫さん

      沢山の花丸とコメントありがとうございます。
      「ジェニイ」探して読んでみたいと思います。私にとっての印象強い猫本は「夏への...
      九月猫さん

      沢山の花丸とコメントありがとうございます。
      「ジェニイ」探して読んでみたいと思います。私にとっての印象強い猫本は「夏への扉」でした。古いハヤカワSF文庫のピート君の後ろ姿が懐かしい。でも、猫の生き生きとした姿はギャリコさんですね。
      2014/01/29
  • 我が家に迷い込み17年を共にした猫が息を引き取り、約1年、心に穴が空いたような感覚が無くならなかった。
    と思ったら今度は野良猫が居つき。しかも妊婦で、4匹の子猫を出産。
    そんな話を日記に書いたところ、ある方から、
    「あなたの家は、NNN(ねこねこネットワーク)に既に良派遣先として登録されているに違いない…!」
    と言われて、NNNについて調べてみると、何やらこの組織に読まれているという本があるとか。

    早速読んで見ると、猫視点での愚かな人間の扱い方の指南書!
    でも読んでいて腹は立たないし、ああ、そうだろうね、と腑に落ちてしまう。微笑ましくすらある。
    猫と暮らしたことがある方なら、心当たりが沢山あり、思い返しながら読むことができ、大変楽しめると思う。

    とっくの昔に、私はもう猫の手に落ちていたようだ。

  • 猫派には最高!
    座右の書にしたいくらい(笑)
    さて、アンチ猫派にはどうでしょう。というか、女性の本心を知りたくない男性諸氏には?
    女性が男性にこの本を勧めてみたら、その反応で、相手の男性の器の大小がわかってしまうかも。
    人間を鋭く洞察し、それを『猫がタイピングしたものを解読した』という設定で書くことにより、オブラートに包んだ効果を
    出している。どの本もそうだが、特にこの本の捉え方使い方は、読んだ人次第、人の数だけあると思う。

  • 人間の家で快適な生活を送るべく猫の為のマニュアル本。
    なんと猫が書いているという。
    面白い。
    読んでいくにつれ本当にそう思えてきた。
    なんとなんと、人間が猫を飼っているのではなく、家ごと乗っ取られているうえに操縦されている…らしい。
    男性と女性の差とかもね。
    よくわかってらっしゃると感服。
    声に出さないニャーオ。
    覚えとこ。

    本の著者紹介のとこも猫の紹介になってて可笑しい。
    姉妹編も出ているようなので見てみよっと。

  • あなたはお家で、猫、飼ってますか?
    本当は、あなたが猫を飼ってるのではなくて、あなたの家が猫に乗っ取られているのかもしれません。

    ある猫の視点から、人間の家を乗っ取る方法のいろはが語られます。でも、面白おかしいだけじゃない。愛とは何なのか?子猫を産むことの是非は?…なぜか、猫が読者の猫に教えているのではなく、人間が読むことを想定して書いたような…そんな気がしてくる本。

    写真とそのキャプションがめちゃくちゃ可愛いです。オススメ!

  • 猫のための教科書。散りばめられた写真がいい。

  • なんてキュートな本!
    猫好きの猫飼いさんがたぶんうすうす感じているであろう、猫を飼っているはずなのにいつのまにか奉仕させられている、を見事に表現しきっています。
    ギャリコ先生はきっと前世は猫で、猫の魂を持ったまま人間に生まれ変わったのかも。
    ツィツァの写真が載っているけれど、可愛くてとてもお利口そうで、いかにもこんな本を書きそうな雰囲気。
    きっと彼女の子孫や仲間たちは、教えのとおり今も巧みに人間を操り、猫族に奉仕させているのでしょう。
    うちも元野良猫に家を乗っ取られました。今私の膝の上で眠っているこの子が、いい家を選んだと思ってくれていますように。

  • 人間はほんの少しのいいところを除くと、愚かだし、虚栄心は強いし、強情な上に忘れっぽく、ときにはずるくて不誠実でさえあります。
    平気で嘘をついたり、表と裏があったり、破るとわかっている約束をしたりもします。わがままで、欲張りで、考えが浅く、所有欲が強いくせに気まぐれで、おくびょうで、嫉妬深く、無責任で、ひとりよがりで、狭量で、忍耐心に欠け、偽善的で、だらしない。
    でもこういう悪いこと全部にもかかわらず、人間には愛と呼ばれる強くてすばらしいものがある。
    彼らがあなたを愛し、あなたも彼らを愛する時、他のことはいっさいどうでもよくなります。

  • きゃわわ。


    著者紹介からすでに秀逸。

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