落語百選 (夏) (ちくま文庫 こ 5-12)

制作 : 麻生 芳伸 
  • 筑摩書房
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本棚登録 : 272
感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (382ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480034526

作品紹介・あらすじ

「刀が一本」「長剣か短剣か」「じゃんけん」「じゃんけんなんてえものはない。長いか短いか」「いいかげん」(出来心)。軽くすばやいやりとりも江戸の落語の痛快なところ。愛すべき人々やお化けたちが続々登場するこの巻は「一眼国」「二十四孝」「お化け長屋」「あくび指南」など25話を収める。

感想・レビュー・書評

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  • 落語は、読物としても面白い。らくだのくだり、主体性が見事に入れ替わる。まさに妙技の連続。

  • 「麻のれん」の解説に、落語の真髄を見た気がする。

  • あ、漫才って完全に落語の方式なんだなと思った
    いまも昔も基本笑いは変わらないのが面白い

  • 夏の噺

  • 落語、といえばオチ話と思っていたが、落ちの可笑しみもさることながら、語り途中から笑い所がたくさんあった。
    また当時の人たちが話の中から教養を得られる一面もあったと知り、マスメディアがあまり無かった時代には、やはりライブが盛んだったのも頷けた。
    今や様々なメディアがあるものの、落語に触れる機会は少なく、読めばますます寄席に行ってみたくなった。

  • 暑さを感じさせる描写がさらっと含まれていて夏の風情があるお話から、暑気払いにするのかお化けが登場する怪談話もあってどれもおもしろい。文章だけでも十分楽しめるけれど、人によっては違う解釈がありそうなお話は口演を聴いてみたくなる。

    収録作品:出来心/道灌/狸賽/笠碁/金明竹/鹿政談/しわい屋/百川/青菜/一眼国/素人鰻/二十四孝/売り声/船徳/お化け長屋/たが屋/夏の医者/佃祭/あくび指南/水屋の富/紙入れ/千両みかん/麻のれん/三年目/唐茄子屋

  • 収録されているのは、出来心、道灌、狸賽、笠碁、金明竹、鹿政談、しわい屋、百川、青菜、一眼国、素人鰻、二十四孝、売り声、船徳、お化け長屋、たが屋、夏の医者、佃祭、あくび指南、水屋の富、紙入れ、千両みかん、麻のれん、三年目、唐茄子屋。

    好きなのは、出来心、狸賽、金明竹。金明竹は後半の言い立てもさることながら、前半も楽しい。

  • 出来心、道灌、狸賽、笠碁、金明竹、鹿政談、しわい屋、百川、青菜、一眼国、素人鰻、二十四孝、売り声、船徳、お化け長屋、たが屋、夏の医者、佃祭、あくび指南
    水屋の富、紙入れ、千両みかん、麻のれん、三年目、唐茄子屋

    あくび指南、この本で読んだ時はたいして面白いと思わなかったが、柳家喜多八さんが演じているのを見たら、とても面白かった。

  • 夏の終わりに読むとちょっと寂しくなる。夏の落語ってなんだかたくさんありそうだけど案外季節が読めない作品もあるもんで…。百選と言わず特選も含めて千選くらいしてほしいくらい読みやすく探しやすいシリーズ。これを一番最後に読んだのでしめくくりも何もなかったですが(笑)素敵でした。

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