十六夜橋 (ちくま文庫)

著者 :
  • 筑摩書房
3.86
  • (1)
  • (4)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 15
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (396ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480034854

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 不知火に生きる人々の人間模様。
    旧家の女たちの因習、奉公勤めの少年の目に映る新しい世界、売られた少女の願掛け、主の娘達を見守り続ける重鎮の老人の想い。
    文章が美しく、人々の人間模様が織物のように重なり合います。
    神に供える姫人形と老人形師の物語や、想い人と心中した令嬢、神への踊りに励む青年など小さなエピソードがまた印象的です。

  • 辺見庸による解説「あらゆる評言を許す。けれども、いかなる評言も当てはまりはしない」という言及が、奇しくも私の感想でもある。
    同じ母国語をもつ作者と読者、という紐帯がはらむ濃厚な血の絡み合いを感じ取る、そんな読書。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

1927年熊本県天草生まれ。生後すぐに水俣に移る。詩人、作家。著書に『苦海浄土(三部作)』『あやとりの記』『十六夜橋』『石牟礼道子全集・不知火(全17巻、別巻1)』、共著に『なみだふるはな』ほか。

「2020年 『なみだふるはな』 で使われていた紹介文から引用しています。」

石牟礼道子の作品

ツイートする
×