一葉の口紅曙のリボン (ちくま文庫 む 5-4)

著者 :
  • 筑摩書房
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480035196

感想・レビュー・書評

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  • 2013 7/20

  • 栄養不良でいつも顔色がすぐれなかった夏子(一葉)は、ある日、口紅をさそうと…ドレスやリボンがよく似合い、近代的な栄子(曙)には、フランス留学への強い希みが…。お金のために小説を夢のために小説を!書くことに命をかけた早世の作家、二つの軌跡。
    美人で、聡明で、完璧な人に見える“一葉”には頭の痛い大問題があった。ドレスの似合うお嬢様育ちの“曙”にも大きな悩みが…。明治生まれの二人の女性は、なぜ“書く”ことに命をかけたのか。「いつも頭のどこかで、一葉がきになっていた」という著者が二人をモデルに小説を書いた。

  • 樋口一葉の一生を色々な見聞を作者が参考にしながら書き綴じたもの。学校では習わなかったような一葉のパーソナリティーが覗けて、違った勉強になる。

著者プロフィール

1954年、東京都生まれ。日本大学芸術学部卒。数回の転職を経て、78年、本の雑誌社に入社。デビュー作『午前零時の玄米パン』が評判となって、作家専業に。「無印物語」で人気を博す。『かもめ食堂』『れんげ荘』『三人暮らし』など著書多数。

「2023年 『老いとお金』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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