- Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480035646
感想・レビュー・書評
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『第11章 本を閉じてからの大切なこと』に書かれてる,読んだ本の後処理が気になって読んでみた。
趣味が読書の人にとって一番の問題となるのが,本を置くスペース。
著者の主張は,ほとんどの本は一度読んだらもう読まないので処分しろ,積読状態の本は読む可能性が低いので処分しろ,だ(たぶん)。
自分でも解ってはいるが,なかなかそれができない。
名作だからきっとまた読みたくなる,この分野の本はきっと読む必要がでてくる時がある,と考え処分できず,ついつい本がたまってしまう。
で,私が心がけているのは,本棚のキャパをオーバーしたら,本を処分すること。
これなら,本棚を増やさない限り,手元にある本の冊数は制限される。
注意点としては,本はきちんと並べるということ。
2段にしたり,横にして本と棚板の隙間に本を差し込むんだりといことはしない。
本棚に整然とならんでない本は手に取り辛く,それでは死蔵と同じ。
ちなみに,これ,見事にこの本にも同じことが書かれていた。
私の方法も意外と良いではないか,とちょっと自信を持った。
ただ,まだ,完璧に実践できていないけど。。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「ゴダール式読書法」とは何か
「マジメなよい子にならない方法、つまり不マジメでいいかげんな不良になるためには、本をたくさん読むことだ」。
だが、「ネコババを引かないためには、本を見る目、選ぶ目を養わなければならない」。
そのためには、手に取った本を20~30ページ読んで面白くなければ読むのを止めて次の本に行くべきなのだ。
著者はこれを「ゴダール式読書法」と名付けた。
このようなことを試みるには「図書館がいちばんだ」(46ページ)。 -
いま読むと、なんともノスタルジック。
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「大事なのは本に書かれていないことを、どう読み取り、何を考えるかである」という視点からゴダール式読書法を推奨する読書、書籍流通論。話題は古本屋にま及び楽しいエッセイとなっている。本屋ミッシェランも楽しい。ネット販売が主流になった現在では、本の探索術など時代遅れになった感があるが、本好きにはお奨め。
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不良とはこうやって本を読むものだ~という指南書ながら中身はかなりまじめです。本の流通のこととか、あまり知らない人にはわかりやすい。
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読書術というより、本に関する(裏)事情の部分の方が多い。
それでも「ふむふむ」「へぇ」「なるほど」と楽しめたので、よし。
Amazonの登場ってホンマにすごいことなんやなぁ。 -
第二章ゴダール式読書法のススメでは、
本は適当なところを20〜30ページ読めばそれでよい、小説なら50〜100ページくらいでよい、といったことが書かれている。
またその方法として、(1)「」だけを読む(2)キーワード読み(3)行の上10文字を読む、といったテクニックが紹介されている。本を始めから最後まで全部読まなくてもよい(=不良)ということらしい。
本を全部読むことを目標にしてたらいくら時間があっても足りないという著者の意見だが、僕もそう思う。その方がたくさんの本に出会えるし、内容の暗記をするために読書してるわけじゃないし(視野を広くするため)、エッセンスをいかに読むかが重要だ。 -
ト、2010.4.14-4.15
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《内容(「BOOK」データベースより)
洪水のように本が溢れる時代。「マジメなよいこ」ではなかなか面白い本にめぐり合えない。不良による不良のための読書術を、本の成り立ち、流通にまでさかのぼり伝授する快著。プロが読んでも面白い。》1997出版・2000年文庫化 -
読書術入門。年間何万点という本が出版されている中、一生のうちに読める本はかなり多く見積もってもせいぜい1〜2万冊。良書をいかに掘り出し、効率よく読むか書かれている。効率よく読むためには飛ばし読みは日常茶飯事、つまらなかったら最後まで読んでも時間のムダだから読むのを途中でやめてしまう。こういう読み方を「不良の読み方」と表現しているのがおもしろい。