昭和の企業 (ちくま文庫 お 33-1)

著者 :
制作 : 半藤 一利 
  • 筑摩書房
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感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480036070

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  • 昭和を代表するジャーナリストである大宅壮一による日本の大企業評論集。今も日本の誇る大企業であるトヨタ、松下、キヤノンから、平成の時代になり姿を消した専売公社、電電公社といった企業まで幅広い会社を鋭く批評している。一つ一つの企業について、たった10ページ程度で、現代にも十二分に通じる会社の本質を抉り取るその見識は、流石の一言に尽きる。冗長な会社パンフレットやHPをだらだらと眺めるよりも、電車の合間にこの本を読むだけでも、就活生にとっても良い企業研究のお供になるだろう。それにしても、多くの企業が昭和から平成への時代の流れで企業名が変わったのだなぁ〜と、読んでいてしみじみと感じた。

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著者プロフィール

1900年大阪府生まれ。旧制の専門学校入学者検定試験(専検)に合格し旧制第三高等学校に進学。東京帝国大学文学部社会学科入学、在学中より健筆をふるう。第二次大戦後、時代の風潮を裁断する社会評論や人物評論で活躍。自ら“無思想人”を宣言し、明快な是々非々論で広く支持され、「一億総白痴化」「駅弁大学」「恐妻」などの流行語も数多く生み出した。1970年逝去。主な著作に『文学的戦術論』『日本の遺書』『世界の裏街道を行く』『「無思想人」宣言』『昭和怪物伝』『炎は流れる』など。

「2019年 『実録・天皇記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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