偽史冒険世界: カルト本の百年 (ちくま文庫 な 29-1)

著者 :
  • 筑摩書房
3.52
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本棚登録 : 72
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480036582

感想・レビュー・書評

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  • 義経伝説や竹内文書など、こうあって欲しいというものを「歴史」として造り上げてしまった人たちの話。単なる“陰謀論”の妖しい魅力ではなく、世界を変えたいという想いも感じられてしまう。

  • 義経=ジンギスカン説、日ユ同祖論、ムー大陸……、様々な偽史を紹介し、ツッコミを入れるだけでなく、その背景やそこに潜む願望を考察した一冊。いわゆる「偽史運動」と近代日本の精神史との関わりが興味深い。てか、こういう妄想って今も結構盛んだよね。

  • 110228/今年10冊目

  • 511夜

  • 面白いことは面白いが、如何せん固い。もっと軽い読み物を想像していたところに、思いがけずに学術書みたいな感じだった。ただ、「竹内文書」のこととか簡潔にまとめてあって、基本的な知識を得るには丁度良かったかも知れない。

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著者プロフィール

長山靖生(ながやま・やすお):1962年生まれ。評論家。鶴見大学歯学部卒業。歯学博士。開業医のかたわら、世相や風俗、サブカルチャーから歴史、思想に至るまで、幅広い著述活動を展開する。著書『日本SF精神史』(河出書房新社、日本SF大賞・星雲賞・日本推理作家協会賞)、『偽史冒険世界』(筑摩書房、大衆文学研究賞)、『帝国化する日本』(ちくま新書)、『日本回帰と文化人』(筑摩選書)、『萩尾望都がいる』(光文社新書)など多数。

「2024年 『SF少女マンガ全史 昭和黄金期を中心に』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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