奇妙な本棚 (ちくま文庫 は 25-1)

著者 :
  • 筑摩書房
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本棚登録 : 38
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480037381

感想・レビュー・書評

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  • 探し求めぇ

  • たぶん手に入れることはないであろう写真集への書評エッセイを読むことにどれだけ意義があるかとはじめは思っていたけど自分の拘泥するテーマがこれだけきれいに詰め込まれていては買わざるを得ない。
    人間の愚かであるがゆえに愛おしい猥雑でキッチュな文化がぐいぐい押しこまれていて溜め息。
    足。映画スターパパラッチ。お尻絵画。スパンキング。指絵本。水の踊り(人間とマネキンが交互)。性的に曖昧なマネキン。父が娘の写真にドローイング。スリーピングビューティ。マイプリティポニー。羊たち。蒸気機関車の夜間撮影。はじめての絵本。パックマン的赤ずきん。バンダナの中のアメリカ。ウォーホルとその母の猫。(優しい)ボンデージ。キャロルとバリの少女と少年。メイプルソープのペニスと下着。3Dエロ写真。乳房。双子。キス。女体。アフリカの象の骨。絶滅危惧種の最後の子の名前。浣腸。下着。エロポストカード。デティ・ペイジ。ハーレム。女性器。セックス。などなど。

  • 純粋に面白い。サクサク読めます。
    伴田さんなりの写真集(洋書)解釈があって。あぁ、なるほどね〜
    ってなります。
    19世紀のポートレート写真とか、指遊びの本とか。
    普段なら気にも止めないんだろうけど、知れば知るほど深い。
    伴田さん、また展示会いきます!

  • 確かに取り上げられている本たちは、決して私が手に取らないような写真集とか、絵本などが中心で、長らく積読状態でした。

    ふとしたことから、パラパラめくると、意外に読み易く寝る前にぼちぼち読んでいます。

    いろんな写真や芸術関係の雑誌に載せられた文章を取りまとめたものらしく、普段全く目にしないものばかりで新鮮でした。

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著者プロフィール

京都生まれ。1986年『独身者の科学』でデビュー。以後、評論活動を主軸としながら、美術家としても従来のジャンルにとらわれない幅広い領域を横断する表現活動を行う。 国内外で写真展多数。女性の身体に焦点をあてた写真集に『鏡の国のおっぱい』(2003)、『BREASTS 乳房抄/写真篇』(2009)、『mamma』(詩人谷川俊太郎と共著)、『HIPS 球体抄』(2012)などがある。

「2019年 『CURVES 柔らかな景色』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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