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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784480038418
みんなの感想まとめ
物語の魅力は、主人公シャーザラッドが王に語る千夜の物語の中にあります。彼女は毎晩、興味深い話をすることで自らの命を繋ぎ、王の好奇心を掻き立てます。この作品は、エロティックな要素や複雑なストーリー展開が...
感想・レビュー・書評
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イスラム文学の代表作(バートン版)
アラビアンナイトは有名なので小さい頃から身近な冒険物語でしたが、原作はこの「千夜一夜物語」で、結構大人な話ばかりなのを最近になって知りました。(もったいない)
6・7世紀の中東、ササン朝ペルシア。
妻の不貞に怒ったシャーリアル王は、毎晩処女と一夜を共にしては翌朝殺す事を繰り返していました。
そこに、大臣の娘、シャーザラッドが王と一夜を過ごします。
シャーザラッドは、王が興味をそそる話をし、時間が来ると「明日も生かしておいてくだされば、もっと面白いお話をしてさし上げることができます。」と、毎晩物語を話していきます。
シャーリヤル王も、話の続きが気になってシャーザラッドを殺さないで話の続きを聞きたがります。
これが千夜続くのです。
シャーザラッドが話す話の中に、有名なアラビアンナイトのお話があります。
一巻には、【二十六夜】分の話がありました。
どれも読みやすく面白かったのですが、特に「バグダッドの軽子と三人の女」が、長かったということもあるのですが、印象に残りました。
美しい娘に惚れ込んだ軽子が、買い物の荷物を届けに3人の娘が住む家に行きます。
そこで楽しい夜を過ごすのですが、3人の托鉢僧と、3人の商人が訪ねてきて、色々な話が始まります。
他の話にも共通するのですが、ここで出会うまでのいきさつや冒険など、話の中の話の中の話、、、というようにどんどん話が広がっていくので、元ネタをうっかり忘れてしまいがちになります。
なので、間をあけずに読む方が良いかも。
とはいえ、面白いので、一気にオリエント世界に引き込まれて没頭できます。
イスラム教文学なので信仰的な表現が多いのと、なぜか妻が奴隷と浮気しがちなのと、美しさの表現が詩で表されている部分が多い感じです。
私は詩の部分はちょっと理解するのが苦手なので、入り込めそうな表現しか目に入ってきませんでしたが、分からなくても話は繋がります。
とても読みやすく面白かったので、ぜひ2巻も入手して読みたいです。(全11巻、、、いけるかな。)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
印象に残った言葉
「入れ知恵をするようなばかなまねをしたので、こんなことになったんだ。世間でもよく言うじゃないか、幸福にひたっていたのに、おせっかいをしたばっかりに、こんなひどいめにあってしまった、と。」p.72
「滅びてはかなき朝の露、よろずの人は言わんかな、「因果はめぐる火の車、運命をうらむことなかれ」」p.102
「あらゆる女にはひとりの男がある。その男のためならば<いつでも喜んで床さえ清めるくらい>のただひとりの男がいるのだ。運命の神はたいていそんな男に女を合わせないけれど、いちど会うと、亭主も子供も、名誉も宗教も、生命も魂もおさらばなのだ。それに自然(人性)は、美しいものと醜いもの、暗いものと明るいもの、背の高いものと低いもの、といった、好対照の取組みを命ずるわけで、さもなければ、人類は犬族のように、極端なものの種族に、すなわち愛玩用テリヤのように小さいもの、(略)になるだろう。」p.212
「なにか手に入るみこみがなけりゃ恋など毛ほどの値うちもないよ。」p.226
感想
シャーラザットが千夜物語を王様に語るというものは知っていましたが、結構エロティックな話が多かったです。王様は結構クズでした。夜ごとに処女と交わり翌朝に殺すというかなりの悪人。
たまに、誰の物語かわからなくなることがありました。理由は、話の中にさらに話が出てくる時があるからです。例えば、シャーラザットが物語を語る→物語の中の男がさらに物語を語る→また更に物語を語るなど途中で分からなくなることがありました。
第四夜の話の『漁師と魔神の話』で壺の中から出てきた魔神に対して、漁師が「そんなに大きけりゃ、もう壺に入ることはできないだろ」みたいなことを言って、魔神を壺に再び封じ込める話は日本の昔話でもあったような気がします。意外と似たような昔話が世界に多いので、元となる物語がどこかにあるはずなので気になります。
後、話が面白ければ殺されない世界だという事が分かりました。悪人でも「○○見たいになるぞ」と殺されそうなときに言うと、「なんだ、その話は聞かせよ」みたいな感じで話す機会が与えられる。面白ければ「なるほど」と言って殺されない。変な世界だ。
(三つの林檎の物語 p.444まで読みました) -
めちゃくちゃおもしろい。
実写版アラジンを見て原作読んでみたい!と思ったのがきっかけだけど、まさかこんなにも大作だとは思わなかった笑(読むのに何年かかるか…)
1巻でも600ページ強で分厚いが、話が面白いのでするすると読んでしまう。止まらない。
内容としてはシャーラザットが王に殺されないため毎晩少しずつ面白い話をしていく。
話の中で登場人物が語り、さらにその語りの中の登場人物が語り…という入れ子構造になってるので、苦手な人は苦手かも。でもそこが面白い。
語られる内容は魔神が出てきたり、魔法が当たり前にあったり、すぐ殺そうとしたり、ぶっ飛んでて面白い。大抵はやったらだめだよと言われてることをやってしまい殺されそうになるけど、面白い身の上話をして赦されるというパターン。ツッコミどころが多いが突っ込んではいけない笑
「バグダッドの軽子と三人の女」で、三人の美女が陰部を叫びまくるのがかなり面白かった笑
ちんぽこって笑
あとせむし男の扱いが酷すぎて悲しい。そこにいるだけなのに呪われろって言われたり貶されたり…。まあそういう時代だったから仕方ないよなとは思うものの。
当たり前だけど宗教的な価値観が強くて、日本人には理解しづらいところとかも多い。あとバートンの注釈が長い。逆にこれをきっかけにコーランに興味が湧いたりしている。
ちなみに詩人て誰なんだろう? -
基本的に登場人物は、
「やっちゃいかんよ、ダメだよ、やめとけよ」って言われてることをやっちゃうんだな。
んで大変なことになるんだな。
アホばっかりやん
そんな物語、昔話、御伽噺ってことは重々わかってるけども、なんかそういうのイラつくんだな(笑) -
とっても読みやすい、物語中の物語!しかも乱れた性風俗も開けっぴろげに書かれていて、オリエンタルな空気に放漫に包まれた物語~
妻の浮気に絶望し、毎夜抱く処女を翌朝殺していく王様が、一人の処女のお話が気になって話が終わるまで殺さない、という体で描かれていくが、話の中にも話が入れ子になり、メタがどこまでかわからなくなるめくりめくる物語の世界にずっぷり浸かってわけわかんなくなる~楽しさ~~
王様もきっと24を待ち望むみたいな楽しみだったに違いない。
私もその楽しみにずぶずぶ浸かっていきたい。
アラーのほかに主権なく、権力なし! かなしいときでも、うれしいときでも、アラーの名を唱える人々。嘘つくときにさえ、というより、そういう場面だからこそ唱える滑稽さ。神様がそれくらい近いのだ。そういう文化圏、好きだ。
ビスミラー! インシャラー! ほかにもいろいろ。声に出して使いたいアラビア語。
古沢岩美さんの挿絵がすばらしいです。棟方志功のような物語性に富んでいて温かい、それでいてエロチックで美しい挿絵。これ見ながら読めるって一興だな。絵本みたいな文庫です。 -
魔人が続々登場するのかと思いきや、ちょっと珍しい話レベルのものもある。
男性は妻を何人持ってもいいのに、女性は浮気すると激しく非難されるのが、現代日本人の視点からすると不公平に感じられる。
この世にまたとない美男・美女が多数登場。
いったいどれだけ「この世にまたとない」が登場するんだ、とツッコみたくなる。
しかも挿絵だとどうしても美男美女には見えないので、「これがアラブの美男美女!」という人の写真を見てみたいと思った。 -
ううう、面白いのに入れ子構造つらい。ひとつひとつの話は面白いのにこの構造のせいで読みづらかった。
マルドリュス版はどんな感じなのだろうか。 -
表紙や挿絵がやたらとエロティックで性的な描写や官能表現のイメージが強いが、イスラム文化、慣習に対する注釈の多さも凄い。
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といいつつ、筑摩のほうも1、4巻だけ持っていたりする。ただし、バートン版ではなく、佐藤訳のマドリュス版のほう。
筑摩書房の文庫は厚いものが多い。片手で支えきない(重さというより厚さ、手が小さいため)。お得なんだけど、個人的な文庫本規定からは、外れるかもしれない。 -
2025年6月25日購入。
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出張のおともに持って行く本
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また、あのめくるめく物語の世界に旅立とうと、千夜一夜物語を手に取る。前回2014年に読んだときははマドリュス版(ちくまの「千一夜物語」)だったので、今回はアラビア風俗に関する詳細な註に定評のあるバートン版を読む。
巻一は有名なシャーラザッド(と、この本では表記する)がシャーリヤル王のもとへ赴く「シャーリヤル王とその弟の物語」のほか、マドリュス版で読んだ記憶が確かに残っている「漁師と魔神の物語」、第一巻秀眉の傑作長編「バグダッドの軽子と三人の女」、いかにもアラビアンナイトらしい奇譚「ヌル・アル・ディン・アリとその息子バドル・アル・ディン・ハサンの物語」などを収める。最近、あまり読書時間が取れていないので、全11巻を何ヶ月で読めるかなぁ。 -
・シャーリヤル王とその弟の物語
・・牡牛と驢馬の話
・商人と魔神の物語
・・1番目の老人の話
・・2番目の老人の話
・・3番目の老人の話
・漁師と魔神の物語
・・大臣と賢人ズバンの話
・・・シンディバッド王と鷹の話
・・・亭主と鸚鵡の話
・・・王子と食人鬼の話
・・魔法にかかった王子の話
・バグダッドの軽子と3人の女
・・最初の托鉢僧の話
・・2番目の托鉢僧の話
・・・ねたみ深い男とねたまれた男の話
・・3番目の托鉢僧の話
・・姉娘の話
・・門番女の話
・3つの林檎の物語
・ヌル・アル・ディン・アリとその息子バドル・アル・ディン・ハサンの物語
・せむし男の物語
・・ナザレ人の仲買人の話 -
b550
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2018.01.22 朝活読書サロンで紹介するが、読まず。
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2018/10/10-10/27
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田村カフカが甲村図書館で読んでいた本。
バートン版。
この本が好きな人におすすめの本
リチャード・F.バートンの作品
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