高慢と偏見 上 (ちくま文庫 お 42-1)

  • 筑摩書房
4.24
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本棚登録 : 957
感想 : 90
  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480038630

作品紹介・あらすじ

元気はつらつとした知性をもつエリザベス・ベネットは、大地主で美男子で頭脳抜群のダーシーと知り合うが、その高慢な態度に反感を抱き、やがて美貌の将校ウィッカムに惹かれ、ダーシーへの中傷を信じてしまう。ところが…。ベネット夫人やコリンズ牧師など永遠の喜劇的人物も登場して読者を大いに笑わせ、スリリングな展開で深い感動をよぶ英国恋愛小説の名作。オースティン文学の魅力を満喫できる明快な新訳でおくる。

感想・レビュー・書評

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  • 『威風堂々悪女』シリーズにはまり過ぎ、読了後も悶々としている。しばらく冷却しないと次の本が読めそうにない…でも昔の男を忘れるには新しい男よね?(※小説ですよ)そうだ、今月はバレンタインだし、恋愛小説強化月間にしようかな!
    …ということで(前置き長いわ)、手元の借りてあったイギリス恋愛小説の名作、『高慢と偏見』を。辻村深月さんの『傲慢と善良』の題名の元ネタとして、気になっていたもの。
    海外の小説は、翻訳の不自然さや、文化背景の違いからくるとっつきにくさがあり、普段はあまり読まないのだけど、こちら素晴らしく面白い。わかりにくい言葉や習慣には適宜説明が加えられているあたり、普段海外小説を読まない者にもとても親切だ。約200年前のイギリスの恋愛、結婚事情なのだが、今に通じるものもあり、婉曲的な言い回しの中にある皮肉、嫌味、拒絶、ユーモアなど、翻訳だからこその面白さもあると思った。特に、ベネット氏の台詞がどれも好き(笑)

    あらすじはけっこう単純。ロンドン郊外の田舎町ロングボーンの地主であるベネット氏には5人の未婚の娘がいるが、『限定相続』制度のため、ベネット氏が亡くなれば財産は甥のコリンズに相続されてしまう。母親のベネット夫人は娘たちの結婚相手を決めることに躍起になっていた。
    そんな折り、近所に引っ越してきたのは独身青年(資産家)のビングリー氏。長女で心優しいジェインはビングリー氏といい雰囲気になるが、次女で明朗快活なエリザベスは、ビングリーの友人ダーシー(大地主の資産家)の高慢さに反感を抱き、その後もダーシーの悪い噂を聞いて嫌悪感を募らせていく。他方、ダーシーは、エリザベスの瞳に宿る知性の魅力に惹かれ始めていた…。

    2人からのプロポーズに、完膚なきまで、一ミリのチャンスも残さない断りを入れるエリザベスには感嘆しきり。コリンズとのやり取りは、コントのようで笑ったし、ダーシーに対する怒り含みの返答は爽快すぎてこれまた笑ってしまう。
    "「こういう場合、たとえいいお返事ができなくても、ありがたい愛の告白に対してお礼を申し上げるのが、世間の常識だと思います。感謝するのが当然ですし、感謝の気持ちが湧いてくれば、私もすぐにお礼を申し上げたいのですが、残念ながら申し上げられません。私はあなたに好かれたいと思ったことはありませんし、あなたもいやいや私を好きになったんですもの。…」"

    しかし上巻で一番敬意を覚えたのは、エリザベスにプロポーズを断られた3日後、全く節操のないプロポーズをしてきたコリンズに対し、その場で承諾しさっさと結婚を決めたエリザベスの親友シャーロットである。
    確かにコリンズは頭も悪いし感じのいい男でもないし一緒にいても退屈だ、とこき下ろす一方で、少なくともコリンズとの結婚で飢えない安心は手にできるというシャーロットの現実的な結婚観と冷静な分析と決断力(当時、教養はあるが財産のない若い女性にとって、結婚が人並みに生きるための唯一の生活手段であった)。
    婚活がうまくいく人は、自分の欲しいものがわかっている人…、辻村さんの『傲慢と善良』で出てきた台詞だが、シャーロットに完全に当てはまる。シャーロットは、コリンズ夫人におさまった後、きちんと居心地のよい家を整え、コリンズと適度に距離を置いた生活リズムを作り上げるのである。みんながみんな、ドタバタしている上巻の中、どっしり肝の座ったところを見せてくれる。あっぱれ。
    他方、シャーロットと同じく、娘を金のある相手と結婚させたいというベネット夫人もある意味揺らぎがないのだが、その下品で思慮のない言動が、かえって娘の結婚を遠ざけてしまっていることに気付かない。

    下巻気になるのはやはりジェインとエリザベスの恋の行方。結婚ジェインの恋は本当に終わってしまったのだろうか。そして、周囲の噂でエリザベスが作り上げていたダーシー像は、これから変わっていくのだろうか。
    「すっごい嫌な奴!大嫌い!」からのー、「あれ、思っていたような奴じゃない…?わたし、彼の何を見ていたんだろう?」的な展開は、200年前から続く王道だったのかと、ちょっと感動を覚える。

    • マリモさん
      地球っこさんこんばんは。
      コメントありがとうございます。ちくま文庫の高慢と偏見、ご紹介ありがとうございました♪コミカルでとっても楽しい本でし...
      地球っこさんこんばんは。
      コメントありがとうございます。ちくま文庫の高慢と偏見、ご紹介ありがとうございました♪コミカルでとっても楽しい本でした!

      舞台は200年前のイギリスとはいえ、現実的な目線で色々と考えてしまいました。ちょっと母目線になっていたのかもしれません(笑)。恋愛に重きを置くと結婚はゴールになりがちですが、結婚とは生活であるというシャーロットの割り切った潔さが印象に残りました。
      まっすぐな気性とはっきりとした物言いがエリザベスの魅力ですが、今よりずっと寿命が短く、女性が自由に働くこともできない時代、父が死んだ後の保障が何もないのに、こんなに簡単に経済的安定のある二人を袖にしちゃっていいのー?せめてキープしとけばいいのに…と思ってしまった自分の腹黒さ(笑)。
      でもすったもんだして最後は幸せになってほしいです。下巻も楽しみです。

      沼から抜け出せていない、ご明察です〜( ;∀;) 時々思い出してはニヤッとしたりしょぼーんとしたり、振り回されています。
      沼はすなわちトキメキでてきているので、同等以上の熱量でのトキメキがないと沼から脱出できないのですね…!(そして別の沼に嵌るだけという)
      6巻の出る7月まで、そして読み終わったらまた次の巻が出るまで…と延々と嵌まっていそうです^^;
      2021/02/12
    • 地球っこさん
      マリモさん。
      恋愛に重きを置くと結婚はゴールになりがち。でも結婚ってそうじゃないのよーと、若い頃の自分にも伝えてやりたいです 笑
      わたし...
      マリモさん。
      恋愛に重きを置くと結婚はゴールになりがち。でも結婚ってそうじゃないのよーと、若い頃の自分にも伝えてやりたいです 笑
      わたしだったら、シャーロットとエリザベス、どっちの道を選んだろう。。。

      やっぱり、マリモさんも沼からまだ抜け出せていないのですね。
      わたしもいろいろ思い出してはギューとなるし気もそぞろ。
      かなりの重症ですヽ(*´∀`)ノ

      これ以上のトキメキに出会うことが出来るのか、今は全く可能性ないような気がします 笑
      もし出会ったとしたら、そのときはマリモさんのおっしゃるとおり、「別の沼に嵌まるだけ」ってことなんでしょうね(^o^;
      2021/02/12
    • マリモさん
      若いときにコリンズ選べたか?と我が身振り返ると無理だっただろうなぁ…!お金がなくても、やはり話が面白くて紳士な人に魅力感じますし、軍服にキャ...
      若いときにコリンズ選べたか?と我が身振り返ると無理だっただろうなぁ…!お金がなくても、やはり話が面白くて紳士な人に魅力感じますし、軍服にキャーキャー言ってるエリザベスの妹みたいな感じだと思います。(って、今でも同じですけど。笑)

      ウフフ、別の沼でも症状は全く同じですねぇ…。
      普段は図書館で借りることが多いのですが、続きが読みたくて電子書籍で購入してしまったため、いつでもすぐに開いてしまえるのも、症状の悪化の原因な気がします^^; ドラマも、何度も見れますものね(笑)
      2021/02/13
  • イギリス古典であり『高慢と偏見』なんてお堅いタイトルなので長い間敬遠してたけど、読み始めたら止まりませんでした。ひと昔前に毎月楽しみにしていた長期連載・恋愛少女マンガのような、拗れに拗れていく展開が待ち受けています。

    とにかく一癖もふた癖もあるような人物たちが、あちらこちらから登場しては場を引っ掻き回していきます。彼らのおかけでまとまりそうなお話もまとまらない……そんな、てんやわんやな印象をこの上巻では持ちました。
    とは言うものの、主な登場人物の男女4人だけでは、それこそ抑揚のない堅~い暗~いお話になりそう。だからこそ、そこに花を添えていると思えば、長所よりも短所が目立ってしまうそれらの人々には愛着が湧くもの。
    心優しいジェイン、聡明なエリザベス。彼女たちにはハッピーエンドになってほしい。身分違いの恋、大嫌いな相手からのプロポーズ……幸せへの道は紆余曲折。辿り着く先に待つものは?下巻が楽しみ。

  • 19世紀を代表する女性作家の一人。それどころか、イギリスを代表する作家の一人かも。現代のロマンスものの元祖でもあるジェイン・オースティン。
    近年出たパロディを紹介する前に再アップ。

    ジェイン・オースティンの中でももっとも有名で、愛された作品がこれです。
    5人姉妹の次女で利発なエリザベスは、名家の主で印象的な男性ダーシーに出会うが、とっつきにくいダーシーの言動に反発、さらに噂を吹き込まれて、すっかり誤解してしまいます。
    一方、最初は気づかなかったエリザベスの生き生きした魅力に目を離せなくなっていくダーシー。
    誤解も含めたエリザベスの強烈な拒絶に遭い、生まれて初めて自分の傲慢さを改めようとし始めます。

    18世紀末から19世紀初頭にかけてのイギリスの現実を踏まえて、紳士階級だが貧しくなりかけている一家の娘たちと友人それぞれの恋模様を面白おかしく描いています。
    女性が家を継ぐことが出来なかった時代。しかも細かい身分制度が厳然とあり、地代収入があることがステイタスな身分の女性が体面を保てる職業もほぼ存在しなかった。
    日本で言えば~江戸時代に下級武士が暮らしに困る、みたいなものかな。
    オースティン自身は恋愛経験はあるが破れて独身のまま、作家という異例な成功を成し遂げていくわけです。

    作者がよく知っている世界の中で起きる出来事を丁寧に描いてあり、引き込まれていきます。
    当時の風習は知らないことばかりでも、細かく観察して辛辣に描き出される困った人や嫌なヤツは抱腹絶倒。あるあるな感じを覚えますよ。
    人情の機微も心の動きも、いつの時代も変わらないものがあるようですね。
    出会った途端に誤解からけんか腰の男女がしだいに恋に落ち、時間をかけてついに障害をも乗り越えるという恋愛物の王道を極めた作品。

  • 今さら初めてのジェイン・オースティン。文庫で読めるものだけでも各出版社さまざまな翻訳者で4~5種類出ているので、まずどれをチョイスするかで迷ったのだけど、やっぱりちくまが一番無難かなということでこちらを。正直、今までタイトルの印象だけで「昔の上流社会の気取った恋愛のお話なんでしょ」と思っていたら、とんでもなく面白くてビックリ。語弊を承知であえて言うけど、これほぼ少女マンガだよ!200年前の英国版「花より男子」だよ!(笑)

    主人公はベネット家の五人姉妹の次女、快活でしっかり者のエリザベス(リジー)。長女のジェインだけは美貌の上に天使のように優しいけれど、三女メアリーは姉妹の中では唯一不器量でガリ勉キャラ、四女キティと五女リディアはそこそこ可愛いけど頭からっぽで男のことしか考えていないコギャルでトラブルメーカー。

    姉妹の母親は現代文学ならとんだ毒母なくらいこれまた頭からっぽ(失敬)の俗物なのだけど、彼女を筆頭にジェイン・オースティンの描き出すダメなキャラクターというのは、あまりにもダメすぎて腹を立てるのもバカらしく、いっそギャグなの?と思うくらい極端にデフォルメされているので1周まわって笑うしかなくなってしまうのが凄い。姉妹たちの従弟にあたるコリンズ氏なども、あまりの空気の読めなさに、イラっとするのも時間の無駄、作者はこの妙ちきりんな男を大変楽しんで書いているのだろうなというのが伝わってきてつい笑ってしまう。

    そんなわけで、庶民の娘つくしちゃんならぬリジーが、大金持ちのイケメン道明寺ダーシー氏と出逢うも「なんて高慢ちきで嫌なやつ!」と嫌っているのに、典型的なツンデレキャラである道明寺ダーシー氏のほうは、そんな飾らない庶民の娘リジーつくしにいつのまにか夢中になり、思い切って一方的にプロポーズするも、「はあ!?あんたみたいな高慢男を好きになるわけないでしょ!」と撥ねつけられるところで上巻終了。

    • マヤさん
      こんばんは。談話室でコメントいただきありがとうございます!
      「200年前の英国版花より男子」に笑ってしまいました。まさしくその通り(笑)
      ...
      こんばんは。談話室でコメントいただきありがとうございます!
      「200年前の英国版花より男子」に笑ってしまいました。まさしくその通り(笑)
      yamaitsuさんの本棚は文学が充実していてすごいですね!私もこれからいろんな作品を読んでいきたいので、レビューなど参考にさせていただきたいと思います。
      2017/10/13
    • 淳水堂さん
      こんにちは!

      ジェーン・オースティン、ブロンテ姉妹ってどっちも「女には相続権がない。財産を守るには男と結婚するかない。自立するには家庭...
      こんにちは!

      ジェーン・オースティン、ブロンテ姉妹ってどっちも「女には相続権がない。財産を守るには男と結婚するかない。自立するには家庭教師になるしかない」みたいな時代背景のようですが、
      嵐が丘やジェーン・エアは不遇だったり悲壮な決意をしたり堅かったりドラマチックだったりしているのに、
      こちらの姉妹はなんかの~んびりしていますよね(笑)

      オースティンのほうが一世代前くらいのようですが、ブロンテ姉妹の時にはイギリスはもっと女性に生き辛くなったのか、単純に作者たちの性質の違いなのか(笑)
      オースティンもブロンテ姉妹も「牧師の娘」ということで、一般中流階級より結婚結婚財産財産ってしなくても生きられたから小説書けたのかなーー。
      2017/10/13
    • yamaitsuさん
      マヤさん>>
      こんにちは(^o^)こちらこそコメントありがとうございます!
      海外文学、読むと案外難しくないものも多いですよね。やっぱり長...
      マヤさん>>
      こんにちは(^o^)こちらこそコメントありがとうございます!
      海外文学、読むと案外難しくないものも多いですよね。やっぱり長年読み継がれているのは単純に面白いからなんだなって思います。
      こちらこそこれからよろしくお願いいたします(^^)/

      淳水堂さん>>
      こんにちは!
      確かにブロンテ姉妹作品の悲壮感・ゴシック感に比べたら、ベネット家の姉妹はわりとのほほんですね(笑)やはりキャラの差でしょうか。でも作者たちはそんな時代でも作家になったのだから凄いですよね。

      余談ですが海外ドラマの「ダウントン・アビー」に途中からはまって見ていたのですが、こちらは「高慢と偏見」よりは100年くらい後の英国貴族、やっぱり女性に相続権がなくて3人姉妹の長女が相続権のある遠縁の男性といがみあったり恋したり・・・という話でした。100年経ってもまだそんな感じなんだ、とビックリしました(@_@;)
      2017/10/16
  • 辻村深月さんの「傲慢と善良」は、ジェイン・オースティンの「高慢と偏見」のオマージュと聞き、「高慢と偏見」が気になってはいたものの、洋書ものだったので躊躇したままでした。(翻訳本にニガテ意識があるため)

    先日、図書館のオススメコーナーで、ちくま文庫の「高慢と偏見」上下巻が平置きされており、手にとってみたところ、活字も大きめで翻訳もとても読みやすく、「これなら読みきれそう」と、すぐ上下巻を借りました。

    読み始めてみたところ、なんというおもしろさでしょう!
    登場人物たちそれぞれの個性がとても際立っていて、人間の滑稽さ、愚かさがおもしろさへと昇華しています。
    そして人間の見方とは、こうも人によって違うものなのか、その人がもつ思惑や印象で、容易に「偏見」が生まれていくさまが鮮やかに書かれていて、驚きました。

    登場人物たちは中世のヨーロッパの方々なため、耳慣れない称号や愛称で呼ばれており、少々混乱はしますが、冒頭に登場人物を文字で紹介したページがあるので、そこと言ったりきたりしながら読み進めました。

    上巻の終わり方も「ええっ?!」というところで終わっていて、しかもその場面を想像するとだいぶ胸キュンしてしまいまして…

    高慢と言われているあのダーシーがですよ?
    あのダーシーが、エリザベスに?!
    ああ、これ以上は語れない…ごめんなさい…

    読みおえてすぐに下巻を手にとったことだけは、お知らせしております。

    手に取るときはぜひ上下巻セットを、強くオススメ致します。

    • 地球っこさん
      こゆきうさぎ@148センチの日常さん、はじめまして。


      このちくま文庫版、わたしもとても読みやすかったです。

      こゆきうさぎ@1...
      こゆきうさぎ@148センチの日常さん、はじめまして。


      このちくま文庫版、わたしもとても読みやすかったです。

      こゆきうさぎ@148センチの日常さんの胸キュン、すごくわかりますよ!
      わたしもそうでした。
      たしかに上下巻をセットでスタンバイしておかないと後悔しますね(*^^*)
      2021/01/21
    • こゆきうさぎ@148センチの日常さん
      地球っこさん
      コメントありがとうございます(o^^o)

      共感していただけてうれしいです!!
      下巻は冒頭から手紙の内容を読み解くくだりで、エ...
      地球っこさん
      コメントありがとうございます(o^^o)

      共感していただけてうれしいです!!
      下巻は冒頭から手紙の内容を読み解くくだりで、エリザベスと共に混乱しつつキュンキュンしてしまい、大変でした(笑)

      こんなにおもしろい翻訳本に会えたのはひさびさです!
      翻訳物は本当に翻訳の仕方で印象や読みやすさが全然ちがいますが、このちくま文庫の「高慢と偏見」は“名著”ですね。
      上下巻で借りておいてよかったーと思いました(^_^)ノ
      2021/01/21
  • 映画を物凄く気にいったので原作も!と買いまして今回海外ドラマ版を見た事で読みかえしました。
    まず読みやすく翻訳してくれているのでスラスラ読めるのがとてもいいです。昔の作品なので読みにくいかも?と思ってましたが全然大丈夫でした。
    内容はリジーとダーシー様の結婚までの道に色々な事が起きるって感じですが、この上巻はダーシー様がリジーにプロポーズして、こっぴどく振られ弁明する所までですが、非常に面白いので次!次!ってなります。
    また映画ではそんなに感じなかったリジーの母の出来の悪さを今作では嫌って程知らされることにもびっくりでした。
    あの母からリジーやジェインが生まれたのが不思議なぐらいです。
    ダーシー様も最悪なプロポーズをしたもんですが、彼がそう言いたくなる気持ちも凄くよく分かるぐらい(笑)
    また女性で身分が低かったりしたら本当に大変な時代だというのもよく分かる作品でもあります。

  • 前回読んだのが、2017年の大島一彦訳で中公文庫。
    今回読んだのが、2003年の中野康司訳でちくま文庫。

    「高慢と偏見」はいくつも翻訳が出ていて、どれを読めばいいか迷うのだが、そのガイダンスとして、こちら(http://www.squibbon.net/archives/10235279.html)を大いに参考にさせてもらった。

    それによれば、今回の中野訳は、非常に読みやすいけど「くだけすぎ」という評判のようだ。

    たしかにそういうところはあるが、気にはならなかった。

  • オースティン、これほどおもしろいとは、
    エリザベスの会話力(主にダーシーとの)がすごい
    日本語訳の秀逸さ
    スラスラ読める

  • 【ジェーンオースティン祭1冊目】
    ああ、なんて面白いのだろう!文学なのに。イギリス文学なのに。皮肉のききまくった、登場人物のキャラのたちまくった、ジェットコースターラブコメディ(キャラクター小説)。アホ・馬鹿者を徹底的に描写しこき下ろす手腕の何とも鮮やかなこと。文学なのに頁をめくる手が止まらない。今年読んだ中で一番面白いかも。オースティン。評価の高いのは知っていたが、全部読んでみようと思う(今、「エマ」取りかかり中)。

  • 面白い! イギリス人にしか書けない一流の皮肉な文章、だけど人間に対する温かい眼差しを感じます。
    高慢(ダーシー)と偏見(エリザベス)の恋愛小説なんですが、恋愛小説の枠に収まるほど陳腐なものじゃございません。
    登場人物の描写が一々精彩を放って魅力的。エリザベスのお父さんのベネット氏好きだな~自分の娘を町一番の馬鹿娘と言ったり、失恋した娘におめでとうと言ったり。こういうユーモアのある父親、うらやましいですね。
    あとビングリーとダーシーの友情、ジェインとエリサベス姉妹にちょこちょこ萌ゆる。
    小説を読む楽しさを味あわせてくれる作品。後半も楽しみです

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著者プロフィール

ジェイン・オースティン(Jane Austen)
1775年生まれ。イギリスの小説家。
作品に、『分別と多感』、『高慢と偏見』、『エマ』、『マンスフィールド・パーク』、『ノーサンガー・アビー』、『説得されて』など。
1817年没。

「2019年 『説得されて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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