殺人マニア宣言 (ちくま文庫 や 27-1)

著者 :
  • 筑摩書房
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480038692

感想・レビュー・書評

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  • 殺人事件の現場や犯罪博物館等の現場をレポートした第1章、映画や実録本から犯罪を読む第2章、アメリカ社会の異常さを笑う第3章から成る。後になるにつれ面白さが薄れていった感あり。よかったのはエド・ゲインとリジー・ボーデンの事件現場を訪問する最初の2篇、ベルリンの犯罪博物館と蝋人形館のレポート、スナッフフィルムについての文章。

  • 《エドは『サイコ』、『悪魔のいけにえ』、『羊たちの沈黙』のモデルになった人間である。過去四十年間のサイコ・ホラーとスプラッタすべてのルーツだ。すべての根源である恐怖は、やはり、このどこまでもアメリカ的な風景から生まれなければならなかった。そんな気がする。どごでいっても続く、のどかなトウモロコシ畑と牧草地の中から生まれなければならなかったのだ。》(p.17)

  • 本書は事件の原因に迫ろうとするのではなく、事件がその社会においてどのように扱われているのかを描いている。どれも有名な事件であるが、犯人の狂気性ゆえに罪に問われなかったケースがかなりあることに違和感を覚える。

  • ん、そんなに・・・・・・

  • 犯罪博物館にいきたくなる1冊…

  • 文章はイマイチの、正にネタ本。シリアル・キラーの紹介なので、この本を読んでいると、犯罪者をモデルにした映画を見たくなります。意外にも犯罪者名って基礎教養の部類なんですね。

  • 実際に筆者が現地に行って書いてるのです。わかりやすい。

  • 殺人マニアの柳下毅一郎が、エド・ゲインの墓や、リジー・ボーデンの家などに訪れる。たくさん殺人鬼などが詳しく掲載。

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著者プロフィール

映画評論家、英米文学評論家。1963年生まれ。訳書にアラン・ムーア『フロム・ヘル』(みすず書房)、ジョン・ウォーターズ『ジョン・ウォーターズの地獄のアメリカ横断ヒッチハイク』(国書刊行会)、キャサリン・ダン『異形の愛』(河出書房新社)、『J・G・バラード短編全集』(共訳 東京創元社)、ニール・ゲイマン『サンドマン ドールズハウス』『ネバーウェア』(インターブックス)など多数。著書に『新世紀書評大全 書評1990-2010』(洋泉社)、『皆殺し映画通信』シリーズ(カンゼン)など。

「2023年 『サンドマン 序曲』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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